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脳卒中後の坐骨神経痛

お疲れ様です。

セラピストの脳リハです。

脳卒中後は左右の非対称な姿勢、腹部や臀部の筋力低下による腰背部の代償など、

偏った姿勢をとることが臨床とても多いです。

もしかすると、腰やお尻、太ももにかけて痛みを伴う場合は、姿勢不良による坐骨神経痛が原因かもしれません…

本日は坐骨神経痛の原因、自主トレ/予防について投稿していきます。

坐骨神経痛とは?

腰痛の一種で、腰から足部まで痛みや痺れ、疼きが発生する状態を指します。
 
臀部から大腿を通り、足部まで伸びている坐骨神経という大きな神経が「何らかの原因で圧迫orストレスを受けて痛みが発生」すると言われています。

坐骨神経痛の原因

① 梨状筋性坐骨神経痛or 仙腸関節傷害

梨状筋が神経を圧迫することで起こる坐骨神経痛です。
 
脳卒中後、非麻痺側に偏る姿勢を取ることが多く、骨盤周囲の関節が固まりやすくなります。
 
その為、骨盤周囲の筋が不活動/血流循環の低下により筋が短縮します。

その結果、『筋の間を通るに坐骨神経が圧迫を受けて痛みが出現』という流れです。

② 根性坐骨神経痛or腰椎性坐骨神経痛

坐骨神経の付け根が圧迫されて、痛みがおこるタイプの神経痛です。

▶︎ 脊髄の近くで神経根を刺激されたことによる痛みが「根性坐骨神経痛」

▶︎ 腰の骨である腰椎の関節や靭帯、筋肉などに異常があるために、神経が圧迫されて痛むのが「腰痛性坐骨神経痛」

坐骨神経痛を引き起こす明確な原因として判断されることが多いです。
 
その疾患は腰椎椎間板ヘルニア/腰椎すべり症/腰椎分離症/脊柱管狭窄症が多いです。

椎間板ヘルニアは20〜30代が多く、すべり症は40〜50代、分離症や脊柱管狭窄症はさらに上の世代で起こりやすいです。

自主トレor予防

脳卒中後のこのような疾患を患う可能性は非常に高いです。

その為、適切な予防策(すでに痛みを伴う方も)を実施していきましょう。

▶︎ 梨状筋ストレッチ

1) 仰向けで両膝を曲げる
 
2) 伸ばしたい方の逆の足を組む
 
3) 伸ばしたい方と逆の方に足を倒す
 
4) 30秒〜50秒ほど、痛気持ち程度に伸ばす
▶︎  仙腸関節の可動性
 
1) 座位で伸ばしたい方の足を組む
 
2) 膝で組まずに、足首のところで組む
 
3)そのままゆっくり前屈する
 
4) 30秒〜50秒ほど、痛気持ち程度に伸ばす


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