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自動的に夢を叶える方法

どうもカンガエルです。今日紹介する本は『成功を習慣化する3つの記憶』です。毎度おなじみ古本市場で80円で購入してきました。本書では習慣化するために3つの記憶装置の役割を理解していただいたうえで、どういったことをすれば成功できるのか具体的に書かれています。今日は「今日から何か変わりたい、もっと優雅な人生を歩みたい」という人にぜひご覧いただきたいです。それでは行きましょう!

早速ですが、記憶装置とは何ぞやって話をします。記憶装置は読んで字のごとく知識や情報が記憶されているモノですが、これには三つの種類があります。

まず、一つ目は短期記憶、別名ワーキングメモリー。この記憶装置の記憶は頻繁に使用され、すぐに取り出すことが可能な情報や知識を保存しています。例えば計算する時では11+13+21=?という問題では一般的に11+13=24と、24を導き出してさらに24+21を解くことで45になります。この一度目に解いた答えの24を頭に置いたまま21を足していますよね。この「頭においたまま」ができる記憶装置を短期記憶といいます。生年月日や名前を人に尋ねられた時に即答できるのは短期記憶に刻まれているからです。僕はこの短期記憶をスマホの中ではアプリに例えます。よく使うし、すぐその機能が使えるから。

次に、長期記憶。本書では「長い時間をかけて蓄積してきた図書館のようなもの」として書かれています。簡単にいうと探さないと引きずり出すことが出来ない情報や知識を記憶している場所になります。長年会っていないあまり会話しなかったようなクラスの子の名前が出てこない。じっくり考えてみると山之内ジョニエルだったみたいなことありますよね。そのように脳内で必死に検索をかけないと出てこない情報をしまっているモノです。スマホで例えるとGoogle検索エンジンやYahoo検索エンジンです。

最後に外部記憶です。これは脳の外にある情報すべてになります。あなたがとった振り返る事のないノート。カンニングペーパー、今読んでいただいている僕の記事。全部脳外にある外部記憶です。これらはいつ使うか。それは自分で考えてもわからないもの、山之内ジョニエルがどうしても思い出せないときに使います。それは友人に聞いてみたり、辞書を引いてみたり。他人の記憶の一部をもらうようなイメージです。スマホでまたまた例えるとLINEの履歴やメモ帳ですね。

おうおう、やっと3つの記憶装置を覚えたぜ!となったところでようやく本題に入ります。これらの機能を理解しうまく使いこなせるかが夢を叶えるためのカギになります。願えば夢は叶うとか、口に出せばその通りになるみたいなことをいろんな場所でいろんな言い方で聞いたことがあると思いますがその「引き寄せの法則」を利用して自分の夢の実現性をアップさせるということが本書の核になります。ではその「引き寄せの法則」を最大限に引き出せる方法をご紹介していきます。

もう結論先に言っちゃいます。それは外部記憶→長期記憶→短期記憶というように自分の達成したい目標や夢を段階ごとに移行していくことによって最終的に夢や目標を叶えるための習慣が完成する。それこそが本書のもっとも言いたい部分です。

ここでは「英語を使ってアメリカ人と会話できるようになる」という目標を立てるとします。ここでまず大事なのがもっと具体的な目標を立てるということです。このままだといつまでに、どのレベルまでなどということがわからないので付け加えます。「一年後にアメリカに語学留学に行き、英語の基礎や日常会話が聞き取れるようになる。帰国から二か月以内にTOEICで850点以上取る。来年には海外の会社の営業職になり、営業を一年間勉強する。そして英語を使ってビジネスの交渉ができるようにする。」具体的になりましたね。

ではまず、外部記憶にアプローチします。あなたがしたいこと、叶えたいこと、目標をひたすら何かに書き込んでください。ここでは「一年後にアメリカに語学留学に行き、英語の基礎や日常会話が聞き取れるようになる。帰国から二か月後にTOEICで850点以上取る。来年には海外の会社の営業職になり、営業を一年間勉強する。そして英語を使ってビジネスの交渉ができるようにする。」と書き込みます。

次に長期記憶に落とし込みます。ひたすら外部記憶にあるものを五感をフルに活用して、目標を暗記できるようになるぐらいひたすら繰り返し覚えます。検索エンジンのように検索すると自分の目標がスラスラ言えるというのが理想です。

最後に長期記憶にある目標の内容が短期記憶に定着するように「自問自答プロセス」を繰り返します。「俺の目標は、、、」「私は一年後、、、」「TOEIC850点、、、」みたいに自分は何がしたかったのかをひたすら自問自答します。そうすることで脳は「この情報がそんなに頻繁に使われるなら短期に入れてあげるよ」という風になり、ようやく短期記憶に定着します。実はこの短期記憶、前回の『いい明日が来る夜の習慣』で述べた潜在意識に働きかけます。※潜在意識については僕の書評マガジンをご覧ください。この最強の潜在意識を味方につけることであなたが普段生活をしているだけで友達が「TOEIC」の話をしているのが聞こえたり、格安語学留学についての広告を見かけたり、営業職の父に話を聞いてしまったりして、自分の目標に関することすべてに「アンテナ」が立った状態になります。このアンテナが自分の目標に必要な情報(外部記憶)を集めてくれます。

ではいくら多くの情報をアンテナから受信してもわからないことがありますよね?「語学留学ならアメリカのニューヨークがいいらしいよ」って聞いてもニューヨークがどんな町かわからなかったり、そもそもアメリカに行くためのビザ、飛行機の予約の取り方なんかもわからないという風にどんどん足りない情報量が明らかになっていきます。すると自ずとそういった足りない情報を自ら得ようと行動し始めます。このらへんまで来るとストレスを感じることがなくなってきます。いわゆる「好きだから苦じゃない状態」です。

これにより無意識に、知らぬ間に夢がかなっていたなんてことが起こるのです。よくアスリートやミュージシャンが「運が良かっただけ」なんて言って言っていますが、これは無意識に自分の目標を短期記憶刷り込むことが出来ていたからそう感じるのです。これが引き寄せの法則を最大化させるために行うことでした。

しかし、ここで気を付けなければならないことをいくつかあげたいと思います。それは、ノイズ、体調、他者の成功例、完璧主義にならないことです。

ノイズは目標を達成する過程で邪魔になるもののことを指します。具体例を挙げますと将来に対する不安、心配、恐れなどの負の感情やドリームキラーといわれる「あなたの夢や目標がかなうはずがない」とか「もっと現実見ろよ」とか言ってくるくそ野郎のことです笑 これらをうまく無視したり、取り除いたりしたりするには僕が以前紹介した、書評マガジンの『最高の休息法』をご覧ください。

続いては、体調です。睡眠、食事、運動の三つのことをしっかりと行い健康的でいること。空腹状態や睡眠不足では脳はうまく働きませんし、運動不足が原因でうまく気分がリフレッシュできていなかったり脳の活動領域が狭まったりします。あなたが身体や脳を使って生きている限り、健康的でいることは外せません。

次に、他者の成功例。え?ダメなの?なんて思った人もいるかもしれません。僕も最初は思いました。しかし他者の成功例っていうのはサンプル数1の統計をしているようなもので1万人中9000人が成功しました、6000人に効果が出ました、なんてことじゃないとあてにならないのです。あなたが生まれた環境、過ごしてきた環境、現在の環境、容姿が全く一緒などならば役に立つかもしれませんがね笑「こういう方法があるんだ、へえ」ぐらいのあくまで参考程度にするのが良いでしょう。

最後に完璧主義を目指さないこと。これは本当にやめた方がいいです。僕は前までかなり完璧主義者な方でした。「できてあたりまえ、できなければおかしい」なんて考えてましたが、できないことなんてあって当たり前なんですよ。そもそも「できる」前提に目標を立てようとするから目標のハードルを低くまるし、もしその目標が達成しなかった場合には「できる」と思い込んでいた分すごく落ち込むんです。「自分はなにをやってもできない、挑戦なんてするもんじゃなかった」って自己嫌悪に陥り殻にこもってしまうんです。完璧主義の人は目標を「点」で考えてしまいがちです。ノルマ100を決めてしまうと例え110できたとしても100で止まってしまうんです。

そのため本書では達成主義になりましょうと書かれています。達成主義のひとは「最低でも目標が達成できたらいい」という風に考えます。ですので100がノルマだと「1000やって100以上になればいいや」なんて目標にゆとりがあるんです。「点」ではなく「線」、あくまでも目標は通過地点の一つでしかないという考えなのです。なので1000のうち100失敗したときには「900失敗したけど100成功したし大丈夫か」とか「九時半集合で八時に来ちゃったけどぶらぶらしてその辺で時間つぶすか」なんてゆる~く考えることでストレスや自己嫌悪などの「ノイズ」の予防になったりします。

いかがだったでしょうか。最後にまとめますと夢を叶えるために3つの記憶装置を使って外部記憶→長期記憶→短期記憶に叶えたいことを落とし込みます。そして、その際気を付けることはノイズ、体調、他者の成功例、完璧主義にならないこと。最初の外部記憶の情報が多ければ多いほどアンテナからの受信率が多くなるので専門知識が豊富な友達、新しい考え方をくれるような質の良い人間関係を築くと良いでしょう。もしあなたがこれに今までお伝えしてきた内容ができるようになれば4つ目の記憶を手に入れることが出来ます。それは短期記憶に「空き」がでるということです。すなわち今まで短期記憶に入っていたものが習慣化され無意識に行動するため、また新たな短期記憶を保存することができあらたな夢を叶えることが出来ます。本田圭佑選手はサッカーで成功してもなお、プログラミング、企業家、投資家、コーチなどと様々なことにトライして成功しています。失敗を恐れない達成主義で、健康的、その上4つ目の記憶を手にしているからできることなのです。みなさんもぜひ四つ目の記憶装置を使えるような人になりますよう応援しております。

最後までご覧いただきありがとうございました。この記事が面白い、ためになったという方はぜひフォローとスキ!お願いします。それではまたお会いしましょう。

勝者と敗者の違いは大抵の場合やめないことである。-ウォルトディズニー-





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