鳥かごの中の鳥は外に大空があることを知らない#120
鳥かごの中の鳥の気持ちを考えたことはありますか?
先ほどまで、私もありませんでした。
なので、その鳥に気持ちを考えてみました。
鳥かごの中の鳥の気持ち
例えばインコたち。
生まれた時はおそらく飼育員に育てられ
用意されたケージの中で、餌や水を与えられ
ゆくゆくひなから親インコへと成長します
ほどなくして飼い主に引き取られ
何ら不自由することなく可愛がられ、ペットとして主人と楽しい時間を一緒に過ごしていくのでしょう。
これは、主人が〈良い飼い主〉の場合ですね✨
主人が多忙な人だったら?
どんなにインコが活発で
ペットとして頑張っても
主人が世話をしない人なら、インコが死んでしまう可能性があります。
興味本位でインコを飼ったものの、飼育に飽きたり、時間が取れず、構うことができない場面は、実際に見たことがあります。
その時のインコの気持ちは・・・
「ご主人さまが遊んでくれない。暇だな…」でしょうか?
何を考えているかはインコにしかわかりません。
ただ一つ言えるのは、このインコは、
〈実は外にはものすごく広い大空がある〉
ということを知らないのです。
なので
「あの大空を飛び回りたいな」
などと考えたことがないはずなのです。
もちろん良い主人なら
インコがかわいそうとは思いませんが、
面倒を見ないような主人の元にいる
そんな不憫なインコがいるなら
「実は外にはもっと広い大空があるんだよ?」
と教えてあげたいと私は思うのです。
しかし、インコは
〈その事実を信じようとはしない〉でしょう。
実に不憫で仕方がありません。
インコが逃げない理由
答えは簡単。
「逃げられない」+「知らない」からです。
より具体的にいうと、逃げたら〈どんな世界が待ち受けているのか〉知らず、不安定な世界に飛び出すくらいなら、ご飯と水が確保できる、今のケージの中の方が安心だと考えるのでしょう。
また、ケージから逃げるのも相当な労力が必要でしょう。
ケージの中にいるストレスを抱えている自覚があるにもかかわらず逃げよう、とは思わない。
それは〈逃げられるが逃げたらカッコ悪い〉ということではなく〈逃げたいのだが逃げ方がわからない〉〈逃げたとして生きていけるかわからない〉というだけなのです。
逃げるは恥だが役に立つ
急に題をパクってすみません(笑)
多くブラック企業に属する方は
〈逃げるのは簡単で男らしくない〉〈逃げるのは簡単だ〉〈ここで逃げたら一生逃げる人生を送ることになるぞ〉といいます。
私も言われたことがあります。
しかし、それは間違っていると私は思います。
まず男女差別はやめた方がいいです。
逆に女性なら逃げるのが正当化できるでしょうか?同じセリフを言うはずです。
また、
真面目で律儀な人間ほど〈逃げられません〉
ブラックに居座ることよりも
〈逃げる方が何十倍も難しい〉はずなのです。
人間には〈得意・不得意〉があります。
不得意な分野でわざわざ戦う必要はないです。
それは戦わされているだけであり
負け戦に投げ出されているのと同義です。
人間関係・お金の問題・情報弱者・怠惰な性格
バカ真面目な人間は全て乗り越えることができて、初めて〈逃げるという選択〉に現実味を覚えることができます。
逃げることを覚えれば
多くの人は幸せになるはずです。
鳥とブラック企業のサラリーマンは同じ
やっと本題ですね。
ですが、詳細は前述したインコの例の通りです。
ブラック企業の特徴は
個人の時間を徹底的に奪うことで
広い外の世界を隠し
自由な時間も体力も残さないこと
事実、私がブラック企業に勤めていた時も
こんな広い世界が広がっていることに
気付く余裕も暇もありませんでした。
おわりに
今だから言えることというのは
人間誰しも口にすることだと思います。
しかし、11月に退職し、半年の間にここまで
〈今だから言えること〉と
自分で言い聞かせることができるのは
メンターの存在が大きいのでしょう。
ブラック企業にいると自覚されていない方にお伝えしたいのは
時間を奪われ、好きなことができていない
本音ではやりたくない仕事をやり
逃げたいのに、逃げずに居続けるのは
自分をすり減らしてことに気付いてほしい。
「よい上司に恵まれているから大丈夫」
と答える
その考えは一度考え直して
もっと広い空を見上げてみていただきたい。
その上司よりももっと良い人はこの広い世界にたくさんいるはずですよ✨
その一心でこのnoteを書かせて頂きました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(1979文字/執筆時間67分)
■追伸
私の元部下に当てたメッセージ
読んでない可能性が高いですが・・・(笑)
半年前までのサラリーマンだった
私にも行ってあげたいことです
彼はまさに今
ブラックな主人がいる鳥かごにいるのですが
色んな要因が彼を逃がしません。
助けるというのは、
とてもおこがましい話ですね。
彼に対するありがた迷惑なメッセージは
これでおわりに致します。
ではまた明日🍀
いつもnoteを読んで頂きありがとうございます✨ サポートをして頂けましたら、創作活動の勉強費用に当てて、ゆくゆく必ず社会に還元させて頂きます🍀