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昨日から連休でしたので、今日も本の紹介です。

今日は、2019年に発売されて今もランキング上位に入っている
永松茂久さん著の「人は話し方が9割」です。

冒頭にこう書かれていました。

「もっと話し方がうまくければ人生うまくいくのに」

私もこれは感じています。
自分自身も人と話すことは得意な方ではありません(リハビリの仕事しているのに。笑)

本によれば、話し方がうまくなる方法は一つで、「苦手な人との会話を避けて大好きな人と話す時間を増やす」

これだけだと言っています。
しかし実際にはいろいろな方とのコミュニケーションが必要になります。

今日は、私の印象的だった部分を中心に紹介していきたいと思います。


✅ 話す力は「スキル」より「メンタル」

 誰でも、コミュニケーション上の間違いや失敗はあるかと思います。
また、どれだけ気をつけていても人と人とのやりとりなので、価値観もそれぞれあり、相手を傷つけてしまうこともあります。だからと言って、その一度や二度の失敗で、「自己否定感」いっぱいにならないようにする必要があります。
 つまり、相手の言葉を必要以上に重く受け止めないということです。
 同じ失敗を繰り返さなければいいのですから、次は気をつけよう程度で良いのです。

 そして、会話の基本は全肯定です。
人は、自分を肯定してくれる人を好みますし、肯定してくれる人と話そうとなります。
 自分も相手も、気持ちよく会話ができるように「全肯定」を心がけましょう。

✅ 話し方は聞き方が9割

 話し方で一番大切なのは、利き方であると述べています。
 まずは相手を理解することから始まると。
 顔・声・体全体の表情で相手への関心を示し、拡張話法を利用して以下の⑤点を意識して会話を広げていきます。 
① 感嘆(へえー!) 
② 反復(〇〇なんだー。そうなんですか、〇〇ですか) 
③ 共感(それは辛かったですね。。。) 
④ 賞賛(さすがですね!)
⑤ 質問(それからどうなったんですか?)
です。
まずは、これらを意識して、しっかりと聞くことを意識したいですね。 

✅ 説得より、勝手に楽しむ

 何かを人に伝えていくとき、ついつい自分の熱量をそのまま押し付けて「〇〇するべき!!」なんて言ってしまう人がいます。(私もその要素持ってる)
 でも人は楽しんでる人に巻き込まれたい心理が働くため、まずは自分が楽しんでやることが一番なのかもしれません。

✅ 肩書き・立場で話し方を変えない

意外と多いかもしれないですね。私も、無意識にそうなっているかもしれません。係長や院長など上の人となると言葉が見つからなかったり、急に低姿勢になったり、、。

誰に対してでも一貫性を持つことが大切です。
目上でも、目下でも、男性でも女性でも、高齢でも若年でも。
誰に対しても平等な対応を心がけたいですね。

✅ 余計な一言は言わない

これも私はやってしまっているかもしれないなーと思いました。
それをここで言わなくても良いだろ的な。

ここで意識したいのは、2点。
・相手の感情に合わせて返す。
・なんでも正直に話せば良いというものではない。
これを意識して関わりたいと反省しました。

✅ 言葉の意味より、その奥にある感情にフォーカス

最後です。
これはリハビリをしている私にとってかなり大切な部分だと感じました。
「私のことは良いから、、、」これを表面上だけで受け取ると、彼女や奥さんとバトルが始まります。
 言葉の裏にある感情が読めていないからです。
リハビリでも、患者さんがいろいろな訴えをされます。

 その言葉を言葉としてだけ捉えると、本人が本当は何を感じているのか、本当は何を伝えたいのかがわかりません。そして、その状態では協働していくことは困難になります。
 相手の言葉だけでなく、声のトーンや表情などにも注目して、言葉だけでなく感情面も気にしていく必要があると改めて感じました。


★コミュニケーションの達人が知っている三原則

1. 人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である。
2. 本来、誰もが自分のことを認めて欲しいし、自分のことをわかって欲しいと願望している。
3. 人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる。

です。

人ととの関わり方を考えさせられる本でした。
ぜひ明日からの関わりに生かしていきたいと思います。

それでは!!

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