今日はオンラインでの勉強会でした。
著名な先生方の、目標設定の考え方について話を聞くことができるとても貴重な時間でした。
1人当たり25分間という短い時間でしたが、内容はとても濃くて充実していました。
目標設定は非常に悩む問題で、いつも設定に困ることが多いです。
なかなか、want toが聞き出せない(受傷から日にちも浅く、目標なんて見いだせない、認知低下が顕著など理由はさまざまですが、、、。)
職場でも、数年前からようやく目標設定の重要性が叫ばれるようになったところで、まだまだ深い目標設定というところまで教育も進んでいない現状もあって今日の講義の中でもありましたが、「目標設定=話を聞き出す」ことに終始してしまうセラピストも多いです。
本日の講義の中でもあった、「作業の意味は階層性である(セラピストとの関係や、その時の状況で異なる)」などはまさに自分の職場でも感じられると思いました。
また、役割のところでは内的な要因と外的な要因があり、本人はやりたくても家族は控えてもらいたいなど、これも多くの患者様が退院後の生活で抱える問題なのかなと思いました。
コロナウイルスの影響で、家族との接点も持ちづらくなっている状況ですが、もう少し家族から情報を得られる方法を探して行く必要性があります。
家族には看護師からあるいはMSWから連絡をすることが主流となっていますが、セラピストから積極的に情報を集めに行く姿勢があっても良いのだと思います。
・セラピストと患者様の認識にはずれがある。
・shared decision making の重要性
・他部門とは作業遂行の文脈を共有する
・目標の達成度・満足度=人生の満足度ではない
・健康な大人の条件は、「愛することと働くこと」
など印象に残った言葉がたくさんありました。
作業療法の仕事は、「作業の可能化」であり、「対象者を再び作業的存在する」ことであると考えています。
そのためには、クライエントと確かな目標設定を行い、協働して行く必要があります。
今日学んだことを一つでも実戦の場で生かせるようにしていきたいと思います。
講義をしてくださった先生の皆さんありがどうございました。
明日からもがんばります!!
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