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プログラマーになる①

私は、2年ほどシステムエンジニアとして働いている。
SIerの会社に1年いたあと、外資系金融で社内SEを1年弱。

特に理系の大学を出たわけでもないし、プログラミングスクールに通ったこともない。


これといった素晴らしい業績もなければ素晴らしいコードが書けるわけでもなく(迷惑をかけまくっているのだが)、全くの超未経験からこんな感じでPGになったよっていう思い出を書いてみる。


元々、頭を使ったり、こだわりを持って1つの物を作りあげたり、手に職をつける的なことが好きだった。

そして、NYから帰国後に、
「仕事 物作り 頭」
とか適当にググったら、「プログラミング」と言う選択肢もあるなーと思ったのだ。
(面接では立派な動機を語ったが、正直なところ、志望動機はこんなもんだ。)


そんなわけで次に
「未経験 プログラミング バイト」
でググったら、
未経験でも給料をもらいながらプログラミング研修を受けられると言う素晴らしいSIerの会社を見つけた。


あ、もうここしかないぞと思った私は、持ち前の行動力で3秒後に応募し、ゴリゴリに用意して面接に臨み、無事合格した。


3ヶ月の研修は、正直本当に大変だった。
まあまあパソコンは得意だと思っていたのだが(これは盛大な勘違いだったと判明。)、
ZIPの解凍と言うワードすら理解できなかった私はかなり苦戦した。

「エクスプローラーを開いてください!」と言われても、え?なにそれ?パソコンの話?といった具合だ。


HTMLからはじまり、
CSS
js
JAVA(オブジェクト指向とか)
SQL
最後に簡単なWeb Appを作成。
3ヶ月でみっちり研修を受けた。

3ヶ月の研修は一ヶ月ごとに試験があり、その試験に合格しないとクビという制度だった。

1ヶ月目の試験でHTMLとCSSとjsを使って簡単なECサイトを作るという課題があったのだが、落ちるに違いないと思って連日徹夜で作り込んだら楽しくなってしまい馬鹿みたいにリッチなものが出来上がった。
(求められていない機能を盛り込んだので受託としては0点だ)

しかし、2ヶ月目のDOMの操作で本格的につまづいた。
今考えると簡単な話なのだが、当時は何が起きているのか、というか何をしたら良いかすら分からなさすぎて本気で辞めようかと思った。


ただ、つまづいた時にひとつ分かったことがある。

プログラミングってのは、意外とアナログな話なのだ。

一行で、ひとつの動作しかできない。
自分が指示した通りにしか動かない。
当時の私はこれを理解できていなかった。

例えばDOMの操作なら、
まず一要素を取ってきて、次にそれに対する命令を書く。

自分が書いた通りにしか動かないのだ。

怖いほど初歩的な話だが、書いているのはあくまでも言語なのだ。
してほしい行動を要素に分けて一言一言説明しないとなにも生まれない。

コンピューターは、残念ながら察してくれないのだ。

これが理解できてからの上達ははやかった。
(変なところでつまずきました)


あとは、プログラミングを学習する上で大事なスキルは、「検索力」だと思った。

このご時世、だいたいの有益な情報はどこかの誰かが既にweb上に公開してくれている。

だから、わからないことがあったら、そもそも何が分からないかを明確にしてまずググってみる事が大事だ。

最初は、サーバーだとかクライアントがどうこうとかコード以前に用語が一文字も理解できないのだが、そこを踏ん張ってググり続けるとある時視界が開ける。

そして、良さげなコードを見つけたら、コピるか、使えるところは使っていこう精神で動かしてみる。
動いたらこっちのもんだ。

既にあるものは使えば良い。
ずっと考えていても、きっと思いつかない。
まずはググって、能動的に知識を広げてみよう。

そんな精神でいることが大事だ。(多分!)


そんなこんなで、研修ではメンターの先生や同期先輩後輩に本当にお世話になった。
結果的に一年で退職してしまったが、今でも感謝している。



現場に出向してからの思い出はまた今度。


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