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短歌と俳句と恩師とわたし ( 3 )

短歌と俳句と恩師とわたし ( 3 )

心底おどろきました
70代半ば(推定) の女性のなまの大声を
聞くのは生まれて初めてでしたから…

淡々と話されていたS先生が突然 、

「 いただきー!」

と大きな声をだされたとき

「 先生、大丈夫ですかっ!」

と駆け寄ろうと思いつつ、
サッとあたりを見回しますと
受講者の皆さんだけでなく
当のS先生でさえ平然とされていまして
どうやら平常心を失っているのは
わたしだけのようでした

意味不明でしたが、
俳句経験者の皆さんの真似をして
何事もなかったかのように
すましていることにしました

でも本当におどろきました
S先生の大声を聞いた瞬間は
心臓がドキッとしました

「 びっくりして心臓が止まるかと思った 」
とよくいいますが、この歳になりますと
冗談ではすまなくなるじゃないですか、
なんの前触れもなく大声をだされるなら
事前に言ってくださらないと心臓に悪い
ですよね

あの小柄、中肉、ひっつめ髪のS先生の
どこからあんな大声がでたのでしょうか…
あ、髪型は関係なかったです

ところで、
あの大声はいったい全体なんですか?

とS先生に聞く勇気はなかったので
自分でネットで調べてみましたら、

句会で句ごとに選んだ参加者の数を
記録する係り(この時はS先生) は、
句に点が入ったことを知らせるために
大きな声で 「 いただきました 」 とか
「 いただきー」と参加者に対して言う

とのことです

わたしの不勉強のせいで、このことを
知らずに大変おどろきましたが、
これ、皆さんご存知なのでしょうか?
日本人なら知ってて当たり前ですか?
日本人の常識ですか?


「いただき」だけで、こんなに必死に
書いてしまってお恥ずかしいです
今回もS先生の良さをお伝えできず
とても残念です
次回こそは、と思っております

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