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ロジカルシンキング〜ピラミッドストラクチャー〜

ピラミッドストラクチャ―!!なんかかっこいい響き。

今回はロジカルシンキングの手法の一つ、ピラミッドストラクチャ―について書いていきたいと思います。

ピラミッドストラクチャーとは?

プリキュアの必殺技ではありません。

形式が似ていてロジックツリーとよく間違われやすいピラミッドストラクチャ―。

実は上下のつながりがロジックツリーとは違います。

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ピラミッドストラクチャーの頂点には「伝えたいメッセージ」が入り、その下には根拠となるもの、言い換えると頂点には下の部分の要約が入ります

要素を分解して課題発見や課題解決を目的とするロジックツリーに対し、ピラミッドストラクチャーは伝えたいメッセージを分かりやすく伝えるためのツールと言えます。

相手に分かりやすく伝える

ビジネスにおいて「分かりやすくメッセージを伝える」ことは大切ですね。

私はよく話が長くて結局何言ってるのか分からないとよく言われます。

ではなぜ分かりにくいのか?

それは話している内容が聞き手の理解するプロセスに沿った流れになっていないからです。

話し手が話したいように物事の順序を話してしまうと、それは話し手の話したいプロセスに沿っているだけであって、聞き手の理解できるプロセスには沿っていないわけです。だから分かりにくい。

ではどうすればいいのか?

ここで発動!!ピラミッドストラクチャ―!!!

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ピラミッドストラクチャーの活用方法

まずは頂点となる主題(伝えたいメッセージ)を述べましょう。

すると聞き手は必ず疑問を抱きます。なぜなら、上段に来るものは下段の各要素を要約したものであり、抽象度が高いからです。

聞き手が疑問を抱いたところで下の段の要素を説明し、疑問を解消していきます。つまり、

疑問を解消するプロセス=聞き手の理解するプロセス

これを繰り返すと、聞き手は普段物事を理解するプロセスと同じプロセスに沿っているのでとても理解しやすい説明だと感じます。

それでは具体的例を挙げてもう少し詳しく説明していきます。

結論を出す

まずはピラミッドの頂点にあたる主題。相手に伝えたいこと、理解してもらいたいこと、要するに自身の「主張」や「結論」を決めます。いわゆる結論ファーストというやつです。

たとえば、社内で、

「〇〇事業に進出すべきか?」

というテーマで意見を述べるとすれば、ピラミッドの頂点に来るのは、

「進出すべき(進出すべきではない)」

という主張になります。

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大切なのは「何について聞かれているのか?」を理解して、一番クリアな主張、結論(以下”結論”で通します)を出すことです。

根拠を考える

上述したように、結論を述べると聞き手は疑問を抱きます。

聞き手が疑問を持ったところで下の段の部分を説明し、解消していきます。結論に対し聞き手が抱くであろう疑問をあらかじめ考えておくことが重要です。

例でいえば、

「なぜ新規事業を始めるべきなのか?」

が疑問ですね。その答えとなる根拠をいくつか用意しておきます。

①「市場が魅力的でまだ需要が十分にあるから」
②「競合がまだ進出していないから」
③「自社の強みが活かせるから」

など。(あくまで例として挙げています)

大切なのは、結論に対し、「どんな疑問が生まれるか?」を予想して、その疑問を解消できる要素、根拠を説明することです。

情報を集め、グループごとに分ける

疑問点についておおかた予想ができたら、根拠につながる情報を集めます。これは根拠に関連する情報であればどんなものでもOKです。

データ=根拠につなげられたら、次はその情報を共通する要素ごとにグループ分けしていきます。

例えば

①「市場が魅力的でまだ需要が十分にあるから」

を聞き手が納得できるように説明するには、

「市場が成長期にある」
「顧客は性能を重視している」
「潜在的な規模が大きい」

という情報やデータを集めることができればよいでしょう。

大切なのは「根拠となる情報が収集できるか?」です。

まとめ

このピラミッドストラクチャ―を身に付けることができれば、わかりやすい文章や説明ができるようになります。プレゼンテーションでも活かせる。

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私たちは自分の伝えたいことを伝えたいように話したり、説明したりしがちですが、それでは聞き手は理解に苦しみます。

「伝える」のではなく「伝わる」ことが大切

ロジカルであるとは「誰が見ても聞いても理解しやすい状態」であるということ。

伝えたいことの100%が伝わるためにピラミッドストラクチャ―を身に付けることがとても大切だと思いました。


まーた書きすぎてしまった。。。




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