マガジンのカバー画像

今日の注目記事

34,344
様々なジャンルで話題の記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

しったかぶりして美術館に行こう (エクストリーム西洋美術史)

私は芸術大学を卒業しています。 幼い頃、よく母に美術館やオーケストラのコンサートに連れて行ってもらいました。 とは言え、芸術系の家系などではなく、母は芸術の素人で、特別何かを教えてくれた訳ではなく、私は美術館もコンサートも非常に退屈でした。 芸術大学では基本的な教養として美術史を学びます。 高校までで美術史をどこまで学ぶのかは覚えていませんが、基本的な美術史の知識を得た後は美術館での鑑賞が楽しめるものになりました。 美術史を知っていると、作品の背景を想像でき、作品の見え

+19

【漫画】 親の再婚であたらしい弟ができる話 (転がる姉弟 1話)

「#シラカミサウナハット」 誕生までの軌跡

みなさんはじめまして。 秋田県は田沢湖にあるフィンランド式湖畔サウナ「タザワコサウナ」の企画・運営を行なっている、サウナのおにいさんと申します。 今回ご紹介する「白神の里手作り工房」の皆さんよりサウナのように熱いお声がけを頂き、サウナ入浴中に被る帽子「#シラカミサウナハット」の企画・プロデュースのお手伝いをしております。 「白神の里手作り工房」の皆さんと初めてやり取りを交わしたのが2020年10月。 みんなで日々、サウナハットのことだけを考え続け(るくらいの気合いで)、

根付師の陽佳です。

ブログに載せきれない作品画像や細かい説明、そして作品にこめる思いや“こだわり”など作品にまつわるアレコレを、自分で撮った作品の記録画像と一緒にnoteに書き留めていきたいと思います。 ●着物のシワにこだわる子供の頃から「きもの」が生活の中に普通に存在していたせいか、気が付いたらかなりの着物好きになっていました。 両親とも “ 家着 (いえぎ) ” として普段着の「きもの」を普通によく着ていたものです。 父は会社から帰宅するとスーツを脱いで冬は「ウールの着物」に、夏は「木

つらい湯舟

 こんにちは、はいるです。更新にだいぶ間が空いてしまいました。2021年、先が思いやられる......。さちこからは、「やっつけで書くくらいなら余裕のあるときに」と言われて、それもそうだな、と思ってやっと書きます。 ---  人間というのは、何かの出来事を境に急に「つらい」に転落することがある、と思う。わたしの初めての「つらい」は失恋だった。飲み会で帰っていく友人カップルが心底妬ましく、一人帰り道をわんわん泣いて帰ったものだ。このつらさは誰にもわかるわけがない、と世の中全

ケズリバナのつくりかた

ケズリバナは作物の豊かな実りを願い小正月につくられるモノツクリです。 作ったものは神棚や家の門口など様々な場所に飾っていたそうです。 ミズキを削ったもの まだまだ不恰好ですが、簡単に作り方を紹介したいと思います。 材料はニワトコやミズキ、オッカド(ヌルデ)などの、節の少ない木を削って作ります。 右がニワトコで2メートル近くあります。左はミズキ ハナカキと呼ばれるケズリバナ専用の小刀を使い、表面の皮を剥いでいきます。 表面が削り終えたら、木を回しながら少しずつ削って

映画「ソウルフル・ワールド」から見るアメリカ社会(マインドフルネス編)

注意:ネタバレあり 「ソウルフル・ワールド」という、昨年12月25日に「Disney+」で配信が始まった映画が話題になっています。ピクサー作品初の黒人主人公やジャズをテーマに扱ったことに加え、子供向けの映画にしては非常に精神的に深いテーマが扱われている点が注目されています。 「人生で最も大切なものは何か」という、怒涛の2020年を生き抜いた人々の心に刺さる題材によって、老若男女問わず楽しめる「マインドフルネス映画」と呼ばれているのはどういう意味なのか、米国での「マインドフ

EXILEは人生のヒーローだった

13歳の頃、生きることをやめようと思ったことがある。 理由はクラスと部活動の同級生からのいじめ。約半年間続いたそれは学校という社会が生活のすべてだったわたしにとって、生きる理由をなくすに値するものだった。 内容は、どこにでもありふれてるなんてことのない、中学生の遊びだった。 誰かに話しかけても無視。 “ しのと口きいた人はハブ ”と書かれた回し手紙。 鈴木という名字のおかげで安易に付けられた“ 鈴菌 ”のあだ名。 学校からの帰り道に呼び止められ永遠と浴びせられる罵詈雑言

「目尻」という表現はひどすぎやしないか。

目の外側の端を指して「目尻(めじり)」という。 これは決して、笑うなどしてしわができた様子がお尻っぽいからではないらしい。 始まりを「頭」、終わりを「尻」と呼ぶのは、何も「目」に限ったことではない。 しかし、身体の部位を表現するのに、身体の部位を用いるのはいかがなものか。 「目尻」などと言われた目の立場からすれば、自分が目なのかお尻なのかわからなくなり、己の存在自体を見失ってしまうだろう。 聞き手の立場からしてみても、「目尻」という言葉は「目みたいな尻」という解釈も

一つ一つの言葉に愛を

とある役所の窓口で、声を荒げている利用者さんがいて。どうやら、申請に必要な書類を一切持ってこないで窓口に来たらしい。 それなのに。 「いいから早くしろよぉ!」 「俺は忙しくて一旦戻る時間がねんだよ!」 「なんとかできるだろぉ!やれ!」 あーあー、クレーマーの対応って嫌だよなぁ……そう思いながら後ろに並んでいるイスに座って順番を待ってた私は、十数分後、先ほどのクレーマーがいた窓口に呼ばれた。目の前には、さっきまで理不尽に怒鳴られていたお姉さん。 気持ちを切り替えたのか、

年中行事を当たり前に楽しむために。VRイベント「まつり神社 おうち時間で初詣」をcomonyで開催しました

2021年が始まってからはや3週間。ついこの前まで2020年だったなと思ったら、もう高校サッカーや成人式、センター試験などといった1月らしいイベントも過ぎたとのことでびっくりしています。 やはりこのご時世なので、例年に比べて時間の区切りみたいなのが付けづらい感覚を感じています。最近でいうと初詣もその類に入るのかなと思います。普段と違う年越しに戸惑ったまま、緊急事態宣言がでて初詣に行けなかった方もいるかもしれません。 寒かったり暖かかったりしても、家にいるからそんなに感じる

銭湯に学ぶサイレントコミュニケーション

2021年1月8日。2度目の緊急事態宣言が発令されました。年明け早々、小杉湯となりとして新しい気持ちで色々なことに挑戦したい、と意気込んでいた矢先、「またか・・」と、先の見えない不安や焦燥を感じました。 昨年、小杉湯となりは、感染状況が深刻化する直前にオープンし、3年の歳月をかけて話し合った事業計画は、開業2週間で方向転換を余儀なくされました。飲食事業をやめて、現在は会員制のシェアスペースとして運営をしています。「ピンチの時こそ、銭湯に学べ。」私たちはこの1年弱で壁にぶつか

編集者って何をしてるの?|#01

年明けと同時にイースト・プレスに入社しました、書籍1部のKです。前職では、主にビジネス書や実用書を発行する出版社で働いていました。 新しい環境にワクワクしていたのですが、入社早々、「できるだけ在宅勤務!」ということになってしまいました。僕は出社しているのですが、何をすればいいものやら、とりあえずウロウロしています。 そんな様子を見かねたのか、上司が「イースト・プレスでは誰でも自由にnoteの記事を投稿できる」と教えてくれました。入社したばかりであまりやることもないので、「あい

これだけあれば徒歩ソロキャンプができる。ゼロからそろえた必要最低限のキャンプギア10個

ゼロからキャンプ道具をそろえていくのは、想像以上に時間もお金もかかる。 昨年夏から少しづつキャンプ道具を集めだして、なんとか12月に無事テント泊キャンプができるところまで来た。 そこで今の基本装備を振り返ってみるべくTwitterで自己紹介も兼ねて自分の道具を晒してみた。 だが140文字では書ききれない。 というかむしろ、自分の道具に語り切れないほど愛着が湧いていると気づいたので、noteでまとめてみることにした。 はじめに。今の自分のキャンプレベル今のキャンプレベ