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#編集 #ライター 記事まとめ

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編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
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2018年5月の記事一覧

スタバでガンダムづくり

フリーライターを始めていつからか、”ここでしか書けない”という執筆の場所を見つけた。 それは近所のスターバックスコーヒーである。あまりにありふれすぎている。しかしなぜか、そのすぐ近くにあるコメダ珈琲店ではダメなのだ。 ポイントはスタバというよりも、スタバの中央に鎮座する一枚板の重厚な電源机、(私のなかの)通称「勉強机」にあるようだ。 手のひらいっぱい広げても掴めないほどの厚さ、節のないスベスベとした滑らかな木材の手触り、ミルクティー色の優しい色。大きさはおそらく3m×1

「広める仕事」は結局、「いいものづくり」に帰結する

会社員になって早2ヶ月が経ちましたが(なんてあっというまなんだ!)、いまだに『どういう仕事やってるの?』という質問にはっきりと答えられない私。 肩書きとしてはNewsPicksアカデミアチームに所属しているのですが、営業やマーケティング、カスタマーサポートのような従来のくくりでは表現しづらい仕事をしていることが多く、毎回ごにょごにょと長ったらしい説明をしています。 ただ、私の中ではNewsPicksの仕事も個人として受けている仕事もすべて突き詰めれば『届ける』仕事だと思っ

修繕行為の創意工夫─特集:アクティベートの手法─『新建築』2018年4月号月評

「月評」は『新建築』の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評する名物企画です.「月評出張版」では,本誌記事をnoteをご覧の皆様にお届けします! 新建築2018年4月号(Amazonはこちら) 新建築2018年5月号(Amazonはこちら) 評者:深尾精一 目次 ●アクティベートの手法 ●「リビング・ヘリテージ」─意欲的なリノベーション・コンバージョン─港区立郷土歴史館等複合施設(ゆかしの杜) ●「リビング・ヘリテージ」─人

編集という仕事は、最終的に「生き方」で差別化するしかない

編集者は写真が撮れるわけじゃない。絵が描けるわけでも、美しい文章が書けるわけでもない。 編集者は「なにかの専門家」じゃない。 強いて言えば、企画をする人。そして、それを実現する人だ。誰かに動いてもらって、カタチにしていく人。最近はプロモートすることもそこに入り始めているかもしれない。 どこかで「編集者は、なんにもできないけどなんでもできる職業」と聞いたことがあるが、まさにそのとおりだなと思う。 * AIなどによって仕事が奪われると言われている。 編集者ももちろん例

書評「わざわざの働きかた」

長野県東御市御牧原。周りには人家がポツリポツリあるだけの山の上の長閑な環境の場所に、その店はあります。 店の名前は、「わざわざ」。2種類のパンと、食品・日用雑貨・衣服・靴など2000種類の日用品を販売するだけでなく、オリジナル商品の開発も行っています。実店舗だけでなはなく、オンラインストアでの販売も行っており、2009年に1人で始めた時の年商は200万円でしたが、法人化初年度の2017年の年商は1億7千万円を超えたそうです。 僕はこの店の事を知ったのは、noteに公開され

需要を起こしてから供給する

最近ちょうど需要と供給の関係について考えていたところ、先日こんな話を聞いてとても納得しました。 今は技術の進化で『作る』が圧倒的に容易になった結果、どの分野でも商品やサービスは供給過多になっています。 minneやcrema、BASE、STORE.JPといったサービスのおかげでハンドメイド商品や自分が買い付けたものを販売するハードルはグッと下がり、またメルカリのようにモノを作っていなくても売り手になれる時代が到来しました。 その中で選んでもらうための手法として、ストーリ

光と影の彩度のお話

今日の話題は色の彩度! 昨日反響があったツイートの補足説明です。そのツイートがこちら↓ 同じことを言っている人を以前に見たことがあったので、まあみんな知っているだろうと思ってはいたんですが、一応投稿してみました。 そしたら思った以上に反響をいただきました。「分かりやすい」とか「勉強になります」とか「目から鱗です」とか役に立ったというコメントをたくさんいただけました。あとツイートを見て「それって明度じゃないの?」という疑問もいただきました。ありがとうございます。。。。 彩

小説が、今の時代にできること(平野啓一郎の新作をめぐって)

 変化に合わせて、自分のやっていることの意味の問い直し(アップデート)が迫られている時代だ。  「本の出版がやりたいことか?」と問いかけ、「物語を世に届けること」だと気づいた。それで、僕は仕事をアップデートするために、クリエーターのエージェント業を始めた。現代アーティストやミュージシャンとは契約しないのか、とよく質問されるのだけど、物語を生み出せるということに重点を置いている。  平野啓一郎も、小説家という自分の職業に対して、自問自答を繰り返している。この前、こんなツイー

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【本屋日記】 神保町ブックセンター - 2018/04/27

2018/04/27に神保町ブックセンターに行きました 行った時間帯は18:00くらい 神保町っぽいなー神保町ブックセンターだからねー当たり前か ビジネスラウンジあるのかーコワーキングスペース的な使い方もできるんだねー ビジネスラウンジまでBGMちょっと聞こえるなーいいのかな?集中できない人はちょっと困るかもーと思った 棚の上に本置くのいいなーこんな感じの置き方ー オススメしたい本とかこうすれば見やすくていい! 思ってたより狭いなーほーこれくらいの広さしかないの

自分の感情に素直になる訓練

『素直であること』はいいことだと、いたるところで言われている。 私も素直さはとても大切で、してほしいことや逆にしてほしくないことは、素直に言わないと伝わらないまま負の感情がたまってドロドロに発酵していくと思う。 でも、じゃあどうすれば素直になれるか、というところまではあまり語られていない気がする。 素直になりましょうといって気合いと根性で素直になれるなら、そんな簡単なことはないのだけど、性格の癖というのはそう簡単にはなおらない。 じゃあ、素直に育たなかった人はもう一生

「仕事のモチベーション」を探し求めて疲れちゃっている人へ

なぜかここ2-3年くらい「仕事のモチベーションはなんですか?」っていう質問を受け取るんですね。 おそらく、仕事のモチベーションがなくて困っている人が多いのかなあ、と解釈しました。そして、探し続けて疲れちゃっている感じもするんですよね。 というわけで、そういう人に向けて記事を書いてみようと思います。 ---✂--- まず、考えておきたいのが、モチベーションとはなんぞや、という話です。はい、簡単ですね。「なんかする時の動機づけ」です。 ただ、動機づけっていう言葉がたぶん

なにかが腹落ちするのにはどうしても2、3年はかかります

なにごともある程度腹落ちするまでには、どうしても最低2、3年かかります。 これは、学問でも仕事でも趣味でも同じことです。 また、この「2、3年」という年数はかなり必死こいてやった場合のみで、ボワーンとやっていると10年くらい経っても何一つ腹落ちしないこともあります。 なお、ここでいう「腹落ち」というのは「ああ、なるほど。そういうことか」とある程度納得感が芽生えるレベルです。知識として頭で知っているのではなく、体験として自分の体に根付いている状態です。 いくつか例をあげ

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コミュニティには、育成力がなければならない #コミュニティを考える

この2、3年で、一気にトレンドワードとなった『コミュニティ』。 今やオンラインサロンは有名人だけの特別なものではなくなり、地域コミュニティの活性化やメディアがコミュニティを作ろうとする動きも増えてきました。 しかし、私は半年以上前に『それは、本当に「コミュニティ」で解決すべき課題だろうか?』という記事を書いたときから、基本的な考え方は変わっていません。 より正確にいえば、考え方がアップデートされたことによってよりこの考え方は強固なものになりました。 それはつまり、コミ

ビジネスストーリーをクリアに構造化するツールMessage Map

こんにちは、THE GUILDの大宮(@we6tr0n)です。 プレゼンやミーティングで伝えたいことがうまく伝わらなかった… なんて経験ありませんか? 自分のアイディアを簡潔に説明するのって結構難しいですよね。 人間が人の話に集中して耳を傾けられるのは最初の8秒ぐらいと言われています。自分のアイディアに興味をもってもらえるかは、話はじめの短い時間でいかにコンセプトを簡潔に伝えられるかにかかっているわけです。 そんなわけで、今回はコンセプトを整理するためのツール「Mess