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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2023年4月の記事一覧

ちょっとしたご褒美とともに、本の世界にとっぷり浸る時間を過ごす。期間限定の「ヨックモック書店 in 文喫」へ行ってきました。【寄稿】

ヨックモック書店は、文喫 六本木と洋菓子ブランド ヨックモックによる、1ヶ月限定の「ご褒美に出会う本屋」です。 “本と出会うための本屋“ が考えた「ご褒美との出会い」ってどんなもの? ライターのひらいめぐみさんに、実際に体験していただきました。 つい息抜きを忘れてしまう自分へ文喫では、4月15日(土)から5月14日(日)までの間、“ご褒美に出会う本屋”をコンセプトに掲げた「ヨックモック書店 in 文喫」を期間限定で開催しています。日々仕事に追われ、息抜きを忘れてしまう自分へ

他店から学ぼう。「本屋B&B」で、店舗運営の“裏側”を覗いてきました。

先週、ついに正式オープンした透明書店。お陰様で連日大いに賑わっていますが、この連載では、もう少し準備の様子をお伝えしていきます。 今回は「他店に学ぼう!」ということで、人気独立系書店「本屋B&B」さんをみんなで訪ね、書店経営の裏側を覗いてきました。 以降はライターの中前結花さんに取材していただきました。 今日は場所を変えて、朝からとある書店の前で待ち合わせ。 東京世田谷区の下北沢と世田谷代田の間にある「本屋B&B」さん(以降、B&B)に来ています。 気になる新刊の他、個性

Chat GPTの先にある店舗サービスと職人の時代 ~AIに奪われない仕事~

Chat GPTの急速な普及の流れをみていて、それを使いこなすことがもはや時代の必須要素になる時代を予感させます。AIが人の仕事を奪うと言われて早何年も経ちましたが、店舗やものづくり、そこにおけるサービスや職人への影響を考えてみたいと思います。 一人に一台“ドラえもん”を持つ時代Chat GPTとは、簡単にいうと、会話できるAIです。こちらが質問すると答えて自然な言葉で文章を生成できます。 僕のChatGPTを使ってみたときのシンプルな感想は、「これだけ高性能の情報収集能

大変だから楽しくなる

岐阜に家を建てようと思う! 昨年末に突然そんなことを言い出したTENTのアオキこと私ですが、その後も順調に進んでまして、現在は大工仕事の段階まで来ています。 今日は大工さんとして、この家の工事作業の真っ最中なシマケンの中島 彰宏さんと、私の父であるヒゲじいと三人でお話したいと思います。 アオキ はじめて中島さんと会ったとき、僕と同世代っぽかったんで驚いたんですよね。僕は勝手に「建築現場の人は年齢層が高い」ってイメージを抱いてたので。 ちなみに中島さんは何歳ですか?

#238 人間関係グチャグチャな会社が最初に取り組むべきこと

 好きな日に働くエビ工場/パプアニューギニア海産代表の武藤北斗です。  今回は『人間関係がグチャグチャすぎて何から始めればいいのか分からない』そんな悩みを抱える皆さんにむけてお話をします。  まず本日の話しの前提として従業員との対話が必須です。一人一人としっかりと話をしてください。面談の際に気をつけるべきことはこれまでの投稿を参考にしてください。    2013年にフリースケジュールを始めるまで、パプアニューギニア海産の人間関係はグチャグチャでした。お互いの文句を言い

「山の上のパン屋に人が集まるわけ」を読んだら、平田さんの試行錯誤が内蔵にズンと響いた話

「陸の孤島みたいなもんやな」 そうお客さんと自嘲気味に話すことがある。 私が営んでいるお店は、大阪の北の方の箕面(みのお)というばしょにある。 箕面そのものが陸の孤島ということはないのだけど、電車で来ようとすると近隣に駅はなく、バスに乗るか30分近く上り坂を登るかというなかなかな選択肢を迫られる。 そんなうちのお店の近くにも2024年3月頃に駅ができる。 というかそもそもの予定から、実は3年以上遅れている。 初めのうちは「駅ができればお客さんが増えるはず!」と待ちの姿勢で

急成長した本格派中華調味料ブランド「Fly By Jing」とアジアンフードD2Cの成長可能性

今、アメリカでアジアンフードブランドが注目を集めている。その中心にいるのが、中国・四川で伝統的に使われてきたソースを現代風にアレンジした「Fly By Jing(フライ・バイ・ジン)」だ。 創業者であるJing Gaoは、P&Gでブランドマネージャーを務めたあと、自分のルーツである中国でフードメディアのライターやレストランでの経験を積んできた、異色の経歴の持ち主。 これまでアメリカでは中華食材をはじめとするアジアンフードはニッチな位置付けだったが、Fly By Jingの

IDカードケースをとことん追求しないと、このプロダクトは生まれない 「Orbitkey ID Card Holder Pro」の話

「IDカードをいれるケースとかってありますか?」 文具屋をしていると、時折訪ねられるのが「パスケース」や「IDカードケース」 会社で必要になったとか、子供の通学用にプレゼントしたいとか、時折必要になってくるアイテムだ。 前職では毎日のように名札をつけて売場に立っていた私も、バイク通勤&私服でのお仕事になってからは縁遠くなっていた存在だけど、「これ!」というものに出会えずに働いていたことを未だに覚えている。 そんな私が感じていた「パスケース」に関するあんな不満やこんな不満を

心に刺さる1つを丁寧に(POCHI&JOHN デザインのひみつ)

のせる、しまう、すわる、一緒に暮らす。 POCHI & JOHN サイドテーブルやカゴになり、 スツールやベンチにもなる。頼もしさと愛嬌を兼ね備えた、 新しい家具ができました。 そんな POCHI & JOHN はどのような経緯で誕生したのか。 岐阜県関市にある杉山製作所さんへお邪魔してお話を伺ってきました。 1.工場をよく見た上で 杉山製作所 小玉(こだま)さん 遠いところまでご出張ありがとうございます。 杉山製作所 永井(ながい)さん よろしくお願いします。

今こそ家でコーヒーをはじめよう

新生活が始まった方も多い4月。 今こそ家でコーヒーをはじめてみませんか? このnoteでは、コーヒー屋をやる僕がおすすめする家コーヒーのはじめ方と、その魅力をお伝えします。 コーヒーを趣味にする魅力1日のはじまりにおいしいコーヒーがあると、本当に気持ちよく毎日を過ごせる気がします。 スペシャルティコーヒーを豆で買っても、1杯100円くらい。毎日飲んでも3000円くらいで楽しめる、こんなに繊細で気持ちいい趣味はないんじゃないかなとコーヒー好きとしては思います。 職場に持

知ってるようで全然知らない「たくあん」の話。

最近、たくあん食べましたか? 私はお弁当の白ごはんの上に黄色いあとができる黄色いたくあんのお弁当で育った世代です。おいしいですよね。あの、ご飯がどんどんすすむ味。おかずなしでもお茶碗一杯ぐらいはペロリといけちゃう。ただ、最近はお弁当やお店でもたくあんを見る機会が減ったような……(気のせい?)。 ま、それはさておき、たくあんの話です。 たくあんが大根なのは有名ですが、あのシャキシャキで瑞々しい大根がどうやったらパリパリのたくあんに変身していくのかは意外と知られていません。

#237 エビフライ屋さん、本気になる

 好きな日に働くエビ工場、パプアニューギニア海産の武藤北斗です。以前から「エビフライ屋さんやりたい!」と話していましたが、本格的に動くことにしました。  私が自信をもってお勧めする食材を使ったエビフライ定食となります。パプアニューギニア産船凍天然エビ、桜井食品さんのパン粉、きとうむらの水、清坂テラスの卵などなど徹底的にこだわっていきます。  そしてもう一つの目玉としては働き方。  飲食店でフリースケジュールは無理と言われること多いですが、とりあえず本当に無理かどうか試し

「産地や歴史、ものづくりの背景も含めて届けたい」鍋島虎仙窯と共作したSWAYオリジナル湯呑みができるまで

こんにちはフォトグラファーの三浦えりです。 「SWAY 渋谷松濤」では、ドリンクメニューのお茶をSWAYと鍋島虎仙窯によるオリジナルの湯呑みで提供予定です。 そこで、SWAYmagazineの連載ではSWAYブランドマネージャーの梯航生さんとともに鍋島虎仙窯の番頭兼絵師の川副隆彦さんから湯呑みができるまでの背景やストーリーを伺います。 今回は江戸時代から続く鍋島焼の自社ブランド「鍋島虎仙窯」の取り組みや、川副さんの文化の継承に対する熱意、湯呑みの制作話をお届けしていきま

大阪でPOP-UP開催中!

僕たちのお店『TENTのTEMPO』は、下北沢BONUS TRACKにて人気絶頂の最中に閉店しました。 そして現在は、池尻大橋への移転準備中のため、お休みをいただいています。 「製品の実物に触りたいのに、しばらく見られる場所がないの?」 「新製品VEIL(ヴェール)を背負ってみたいのに!」 という声も聞こえてます。 すみません、そしてありがとうございます! そんな、とくに関西方面の方に耳寄りなお知らせがあります。 VEILを一緒に開発したbatonさんが営業する、大