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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2021年8月の記事一覧

廃業危機の最中に継いだ家業。僕らは、カップで人の願いを叶える世界一になる〈後編〉|丸朝製陶所 松原圭士郎さん

こんにちは。美濃加茂茶舗です。 美濃加茂茶舗マガジン「三年鳴かず飛ばず」。今回のゲストは丸朝製陶所 代表の松原さんです。前編では、焼き物が好きではなかった松原さんが、どうして家業を継ぎ、倒産の危機にあった会社をどのように立て直してきたかをお伺いしました。 後編は、丸朝製陶所の特長を生かしたプロダクト[チャプター]開発のお話と、「MADE IN TAJIMI」に込めた思いについてお伝えします。 松原圭士郎さん|丸朝製陶所 4代目社長/グローバルカップディレクター/コーヒー

インターネット時代こそリアルな“現場”に価値がある

先日、おかげ様で創業から7年間を無事に経過することができました。ありがとうございます。新しい価値提供を通して社会を良くしていく新しいチョコレートブランドとしてMinimal - Bean to Bar Chocolate -は2014年に立ち上がりました。そんな節目に自分たちが信じる新しい価値の源泉はどこにあるかを考えてみました。 全てのもののコモディティ化するスピードが加速ブランドやものづくりにおいて価値はアウトプットで決まります。大量消費大量生産の時代は、良いものをいか

[後編]地元の布でつくる、心地よい服-香川県/ツムギ-

※前半はこちらから お客様の顔が見える服づくり 民さん(以下/民) ここからはインタビュー後編です。 「ツムギ」のデザイナー 平川さんに 引き続きお話を伺っていきます。 平川めぐみさん(以下/平川) よろしくお願いします。 前編では2017年に 「ツムギ」を立ち上げるまでの エピソードをお話ししましたが ここからは、ツムギの服を つくりながら日々考えていること などをお伝えできたらと思います。 民 よろしくお願いします。 では、まずお聞きしたいのは 平川さんが「ツムギ」

ほっと一息を生み出す灯り 【テーブルランプ ICHI】の話

照明ってどうやればオシャレに使いこなせるのだろう そんなことを考えはじめたのは、いくつかの間接照明を試しに買ってみたときだった。 でも、カタログや売り場でみたらあんなにオシャレだったライトが、賃貸の一室に置かれた瞬間何かが違う。 結局、なにが原因だったかというとそもそも賃貸に取り付けられているお部屋全体を照らしてくれる蛍光灯色の照明が原因だった。 利便性を考えれば、スイッチひとつでまんべんなくおうちが明るくなれば効率的。 だけれど、それでは部屋の中に影が生まれにくい。 な

再生

【100スキ御礼動画】 仲良しを目指さない職場の先にあるもの

無理に仲良くしようとして辞めていったパートさんを山ほど見てきました。僕はパートさんが会社に求めているのは、ここで平穏に働き続けられる環境を作ることだと思っています。だから仲良くしないでいいと言い続けています。そしてその先にあったのは、相反するようだけど家族的な繋がりなのかもしれません。その理由を動画でも説明しました。

『風立ちぬ』で語られる「10年」に学ぶ 小さなお店の目指す「状態」の話

「創造的人生の持ち時間は10年だ」 そんな言葉を、久しぶりに金曜ロードショーで観たスタジオジブリの「風立ちぬ」の中できいた。 公開は2013年の7月だというから、初めて劇中でその言葉を聴いてから、早9年。ほぼほぼ10年近くが経過していることに、ただただ時間の流れを感じた。 劇中で観たときには「10年」はただ単に「イケイケ」なノリにノッている期間なんだろうなーとぼんやり捉えていた。 でも、あの頃と違って今はサラリーマンを辞めて独立していることもあって「10年」の捉え方が様

148. 休憩はスタートが大切

 従業員にとって休憩がどんなに大切か、そして『みんなでワイワイ』でも『一人でリラックス』でもj自分で選択できることが重要だという話を前回しました。  今回はその続編として、休憩を充実させるためにはスタートというか『休憩への入り方』が重要だという話をしようと思います。  早速ですが、皆さんの会社では12時から休憩の場合、何時まで仕事をしていますか。

コーヒー屋がティラミスと本気で向き合いました

この半年間、チームで最高においしいティラミスを目指して試作を繰り返し続けてきました。そしてついに完成しました。 今日はなんでコーヒー屋である僕たちがティラミスを作ろうと決めたのか、そしてティラミスをつくるにあたっての試行錯誤を書いてみたいと思います。 お菓子をつくる理由もともと僕たちはコーヒーの魅力を伝えるという思いで、シングルオリジンコーヒーという生産者ごとに細かくロット分けされた個性あるコーヒーを仕入れて販売してきました。全てのコーヒーは下北沢の焙煎所で、毎週テイステ

大きなサイズ新発売

切ってそのまま食べられる、まな板になるお皿 『CHOPLATE』 おかげさまで大好評です。 「想像以上に軽い!」 「表面の質感が、本当に食べ物に合う。」 「もう、最近はこのお皿ばっかり使ってる」 そんな嬉しいコメントをいただく一方で 「思っていたよりちょっと小ぶりだった」 「もうちょっと大きいサイズが出たら嬉しい」 なんていうコメントも、たくさん頂いていました。 というわけで、お待たせいたしました。 少し大きなサイズ、新登場です! その名も CHOPLATE 22

リュックの肩紐の余りに、スッキリとした導きを【TAPE CLIP for Backpack】の話

リュックの肩紐の余りが気になったことはあるだろうか。 そう、リュックの肩紐を適正な長さに絞ったときに、垂れてしまうあの部分のことだ。 正直なところ、私はそんなに気にしてなかった。 別に行動が大きく阻害されるというわけでもないし、特に垂れていてもいいじゃないかと。 でもある日、原付での通勤の際のちょっとした不注意で、気づいた時にはそのあまり紐の先っちょが溶けてしまった。 エンジンなどの熱の高い部分に触れたのか、道路との摩擦でこうなったのかはわからない。 そんな経験を経て

147. 休憩は一人でゆっくりタイプ

 『同じ釜の飯を食う』のような感覚が分からなくはないですが、でもやっぱり私は『休憩は一人でゆっくり』タイプです。皆さんはどちらのタイプでしょうか。  たまにみんなとワイワイならいいのですが、毎日のことですから基本的には気を使わずにゆっくり休憩したい。特にうちのような立ち仕事の場合は体も疲れますから仮眠なんてできたら最高です。

日本の飲食店がなぜこんなにも安いのかを知ったら、手放しで喜べる?

今日は意見表明みたいな日にします。 昨日こんなツイートを目にしました。 このつぶやきが興味深いのは、ここにリプライしている人たちの意見が、 「わかる!日本の飲食店って、安くて清潔でサービスも良くてほんと最高!」という人と、 「先進国なのに給料は安いし、みんな過剰なサービスの供給に疲弊してますよね」という人で真っ二つに割れていること。 たぶんですけど、ちゃん社長は「安い国」というワードを使って日本をチクリと刺しているんだと思うんですね。 で、それがきちんと伝わってい

テーブルランプ ICHI 価格改定のお知らせ

凄まじい勢いで社会状況が変化する今日この頃。 僕たちモノづくりの分野でも、最近、大きな変化がありました。 ・木材 ・鉄材 ・樹脂 ・電子部品 ありとあらゆる「材料」の価格が高騰しているんです。 と、いうことはもちろん 僕たちが関わってきた様々な製品に影響が出ています。 各社それでも頑張ってコスト調整努力を続けているわけですが、中にはどうしても販売価格を改定せざるを得ないものもあります。 というわけで、今回は藤田金属さんのテーブルランプイチのお話です。 テーブルラン

146. 助け合う必要のない職場

 パプアニューギニア海産はパートさん同士が助け合う必要のない職場を目指しています。  働き方を真剣に考え始めて8年。いつしか『助け合う』という言葉の心地よい響きに疑問を感じるようになっていました。組織において何でもかんでも『助け合う』に頼ってしまうことの危険性を感じたのです。