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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2020年9月の記事一覧

林 伸次 著、渋谷の「バーのマスター」シリーズが、ついに電子書籍化!

2013年と2016年に刊行され、愛される店づくりの教科書、バーを愛する店主のエッセイとしてロングセラーとなっている2冊が、ついに電子書籍化されました。 この2冊を刊行後、渋谷のbar bossaの経営者で、著者の林伸次さんはあれよあれよと何冊も書籍を上梓され、今では大人気作家としても活躍中です。もちろん、note読者の方はその名をご存じのことでしょう。 その林さんから、祝・電子化!のコメントをいただきました。 ファーストアルバム神話 ──林 伸次音楽業界には「ファース

奈良のサンダルブランド「HEP」が成長していく道のり

大日本市は、日本の「いいもの」と「いい伝え手」をつなぐ活動をしています。 いいものとは、素材・技術・風習に根ざし、今の暮らしに合っている。つくり手がものづくりに誇りを持ち、真摯に向き合っているメーカーが作り出すアイテムです。 良い伝え手とは、ものづくりへの共感があり、作り手と対等なスタンスであり、ものが好きで、その魅力を生活者に提案できる、小売店様になります。 商品が生活者の手元に届くには小売店の存在が欠かせません。 大日本市は展示会を中心に、商品と小売店が出会う場をつ

石けん作りと本当の豊かさ

夏が終わりを告げ秋の風が吹き、工房周辺で彼岸花が咲く頃。 8月は子どもの夏休みがあったりで、なかなかnoteを書けない日々でしたが、9月に入りようやく製造量が安定してきました。 製造室の棚には乾燥・熟成中の石けんがずらりと並びます。 私が石けんのオイル配合や香りのレシピを考えて、 石けん作りの感覚が抜群のmiyukiちゃんが中心となり色づけを決めて美しく作りあげた石けん。 そして飾るのが得意なnagisaちゃんが工房の外に咲く野の花を摘んできて、石けんの美しさを引き立てる

鼎談後記「ニューノーマルなものづくり」のUXとは?

この半年間でライフスタイルに大きな変化が起こっています。 そんな中でどのようにものづくりに向き合っているかをAGILE COSMETICS PROJECT(以下ACP)代表・内保友子さん、objects.ioデザイナーの角森智至さんとMinimalの山下がお話をさせて頂きました。 鼎談内容の詳細はACPさんの記事を最後にご紹介しますので、そちらにてご覧頂ければと思います。3ブランドからもらえるプレゼントキャンペーンもありますので、そちらもぜひご覧下さい。 Minimalの

今年は、同じ月を見上げて。風流な夜を過ごす、"月見宿"。

最近、空を見上げることが多くなった気がします。リモートワーク中心の生活になり、苦手だった混雑した電車での移動が減り、散歩をする機会が増えたからかもしれません。 会社のある都心や、私の住んでいる神奈川でも、こんなに夕焼けが美しく見えたり、星が綺麗に見えるんだな、と。今まで忙しい日々に追われて気づいていなかった、自然のうつろいに目が行くようになりました。 それぞれの場所から、月を見上げて過ごす夜。今年は屋外含め多くのイベントが中止に。お花見や花火大会などの、日本ならではの行事

人生初サウナでおっさんに泣かされた話

なぜ人は社会人になった途端、サウナにハマるのだろうか。 「来週の土曜、サウナ行かね?」 社会人2年目の友達からこんなメッセージが届いたとき、「お前もか...」と僕はため息をついた。最近インスタを見ていると、本当にたくさんの友達がサウナにハマっているのが分かる。あいつもサウナ、こいつもサウナ。一体サウナの何が魅力なのだろうか。すでに筋トレという趣味を持っている僕からすれば、サウナなんて体を動かさずに汗だけかいて頑張った気になれる、手抜きの娯楽にしか思えなかった。しかし物は試

お店を山の中に構えたら。

投稿がすごく久しぶりになってしまった。。その間に、山の中にアトリエとショップを開きました。中心地から20〜30分。場所を新たに持ってみたら、、♪ 気づけなかったいろんな発見にあふれていた、今日はそんなお話しです。 山の中のアトリエ、そして週一しか開かないお店とは? 作業台から目に飛び込むは緑色。 窓枠が自然の絵画みたいに見える建物に出会った。 なんともじぶんの心の中に入ってくるものは自然で違和感のない感覚ばかりでモノの生まれかたがこんなにも変化しているのが始めて一ヶ月すで

D2CブランドSOÉJUが実店舗を出すと決めてからの試行錯誤の記録

D2CブランドSOÉJUが代官山に実店舗(サロン兼ショールーム)をオープンしてから、2020年9月でおかげさまで2年が経ちました。 感謝とともに、訪れてくださったたくさんのお客様を思い出しながら、この場所を選んだ理由や、その位置付けの変遷を巡る試行錯誤について書いてみたいと思います。 “目的来店”に振り切れるかどうかが最初の関門D2C事業を立ち上げて最初にOPENする実店舗を、そもそもどういう位置付けにするのか。まずそこから議論になりました。従来のアパレル店舗の出店の考え

098. 好きな日に働くエビ工場、ついに「子どもと出勤」

 工場勤務なのに『子どもと出勤』にどう取り組めるかを先週から考えはじめました。  すぐにパートさんからもいくつも意見をもらい、なんとなく形がかたまってきたのが先週末。

noteはたぶん、「贈与」でできている

「noteって何がいいの?」 毎週のようにnoteに記事を投稿していると、知り合いからよくそんなことを尋ねられる。 そう言われると、なかなかうまく説明できない。 記事が書きやすいシステム。 お店の商品を伝えて、ネットストアで買ってもらうためのリンクの仕組み。 検索にひっかりやすいSEO対策。 どれも正しいようで、でもどこかその魅力を伝えきれていないように感じていた。 まるでもやもやとした霧のように、noteの良さを言葉にしようにも輪郭がぼやけていて、掴みどころがない。

大量の作品を展示する事にこだわる理由

本日から中野ブロードウェイ4階のギャラリーリトルハイにて、時計荘個展「いつか見た石の夢」が無事始まりました。 混雑回避のための整理券配布などでお時間をたくさん割いていただいたり、会場内人数制限を設けたりとご不便をおかけしましたが、皆様のご協力のおかげでたくさんの方にご覧いただくことができました。 本当にありがとうございます。 どのお客様もまずは個展会場内の作品の多さに驚かれ、またこういった機会にたくさんの作品を見比べながらお選びいただくことをお楽しみくださって、私にとっ

逆トレーサビリティをつくりたい。

トレーサビリティ。 いつ、だれが、どこで、どうつくったかわかる、流通の情報のこと。 このトレーサビリティがコーヒーの世界ではよく議論されるんですが、僕はその逆バージョンをつくりたいと思っていて、今日はその話をします。 トレーサビリティとはトレーサビリティ(Traceability)は、日本語に訳すと「追跡可能性」。 原材料の調達から、加工、流通まで、関わった人と仕事の記録をあとで確認できるようにしておく「履歴づくり」のことです。 情報があることで、問題が見つかった時

地域の魅力的な『食』『酒』『人』に出逢うローカルスナックSHOKU SHOKU FUKUSHIMA

SHOKUSHOKUFUKUSHIMAって? 福島県郡山駅から徒歩5分。福島の魅力的な「食」「人」「酒」に出逢えるローカルスナックです。福島の地酒40種以上が飲み放題で、毎月酒蔵や農業生産者をはじめ、地域の様々な仕事人や個性的なゲストを招いたイベント も開催しています。県内外問わず、訪れた人々が福島の魅力を知ってもらう玄関口となっています。 SHOKUSHOKUFUKUSHIMAの特徴(1)福島県の地酒が約40種類飲み放題、地域の美味しいものと出逢うきっかけに 全国新酒

あなたを家でひとりにさせないカレー屋さんwith curry

with curryとは? 「あなたを家でひとりにさせないカレー屋さん」がコンセプトの福島県食材地産地消カレーショップ。テイクアウトもイートインも可能です。 「一緒に美味しいものを楽しく食べる幸せ」がどこでも誰でも感じられる世界を目指します。毎日20時に公式Instagramでカレースタッフのライブ配信を行い、お客さまに「一緒にカレーを食べる」体験をお届けします。 with curryの特徴(1)地産地消の一歩先へ、旬の食材をふんだんに使用した「知産知消」メニュー 「知