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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2020年8月の記事一覧

寄稿・インタビュー記事まとめ

はじめまして、九冨 里絵(くとみ りえ)です。 自己紹介1989年生、美大卒業後、イタリア製バッグデザイナーの経験を経て、2017年1月にリリートレーディング株式会社を立ち上げました。 同年3月に代官山にランジェリーセレクトショップTigerLilyTokyoをオープン。パリやニューヨークで買い付けたインポートランジェリーの販売を行っていました。 doralarsen、LePetitTrou、Opaakなどヨーロッパのデザイナーブランドの代理店も務め、伊勢丹新宿店をはじめ

チャイと特別な週末を届けたい

インタビュイー:木下寛/STAND CHAI ME. (@standchaime) 都内を中心に、複数のスパイスを使った本格クラフトチャイを提供するPOP-UPプロジェクト。Asuka Watanabeがデザインしたコラボレーショングッズは好評発売中。#StandChaime ポップアッププロジェクト「STAND CHAI ME.」で本格クラフトチャイを作る木下寛さん。本人が“本格”というほどの自信は、研究を重ね妥協することなくこだわったレシピにあった。 そもそも、チ

「小売とITの相性の悪さは異常」の間を仕事にしています。

KATALOKooo(カタロクー)の翠川です。中小規模のブランドや作家さんがオンラインを中心に販路を広げるお手伝いを事業にしています。事業にしています、といいながら、それだけでなく色々な仕事をしているため、何屋として何をしているのか、なかなか伝わりづらいです。性質から何をやっても「翠川は熱量ビジネス」といわれて専門性は特にないものと思ってやってきましたが、最近そこそこ専門になってきた気がするので私の仕事紹介としてまとめておこうと思います。 私のベースは、 ①小売店での現場

これからのカレー・カルチャー・コミュニティとは with かりい食堂 (カレーのパースペクティブ #6)

かつて高円寺には、夜な夜なクリエイター集団が出入りする、サロンスペース的なカレー屋があったという。 今回はかりい食堂さんからその当時のエピソードを詳しく伺いながら、カレーというカルチャーが作り上げるこれからのコミュニティの可能性について考えた。 カレー自体が一つのカルチャーと言えるのだが、サロン的な場においては、他の何かと掛け合わされることによって、コミュニケーションツールとしての役割を果たしていた。そういう場においてはカレー単体ではなく、カレー×〇〇のように掛け合わせた

【飴がけナッツ】クセになるカリッとした食感を生み出す"飴がけ"とは?|プチギフト,自分へのご褒美の「ひとくち」ナッツチョコレート

こんにちは。 "高級チョコレートを日常に”がコンセプトの「ひとくち -HITOKUCHI-」です。 今回はカリッとした食感で根強い人気を誇る、「ひとくち -HITOKUCHI-」のアーモンドチョコレートとピーカンナッツチョコレートのおいしさの秘密についてお届けします。 アーモンドチョコレートとピーカンナッツチョコレート「ひとくち -HITOKUCHI-」では、ローストしたアーモンドとピーカンナッツに飴がけ加工(キャラメリゼ)を行っております。 アーモンドチョコレートは、

初めて入った和菓子屋さんで、何を買いますか?

この質問をされて、即座に答えられる人ってどのくらいいらっしゃるんでしょう? 甘いものが大好きで、出先で通りかかると和菓子屋さんやケーキ屋さんにフラッと立ち寄ってしまいます。 もちろんお目当てがあって、○○を買いにお店へ行くこともありますが、フラッと入ったお店では何を買おうか迷ってしまいませんか? この記事は、先日書いたケーキ屋編、パン屋編に続く第3弾です。 第1弾 ケーキ屋編 第2弾 パン屋編 上記の例に漏れず、初めての和菓子屋さんに行く際もだいたい買うものが決ま

久々に心を撃ち抜かれたお店に出会いました

先日、家族で久々に白馬に出かけました。 白馬といえばウインタースポーツのイメージが強いですが、夏は夏で色んなアクティビティが楽しめるエリアです。 ちなみに今青木が住んでいる長野県千曲市のエリアってホント恵まれているなってふと思ったんですが、「白馬」「飯綱」「黒姫・妙高」「志賀」「蓼科」「軽井沢」これらのエリアが全て1時間30分圏内で行けてしまう事! 改めて自然を満喫しなきゃもったいない!って思いました。 さて、話を白馬に戻します。 白馬といえば青木世代の人は「長野オリン

たのしく作り続けるために

つくるのはたのしい。私なんてつくってみたかったものを作りはじめたら、世界が広がった。私は私の作ったモノに救われた。もう生きていて後にも先にももうこんな事はないかもしれない。 と、かなり豪語しきっていますが、まさにそうで、私が作っているタペストリー、最初は自分が欲しくて作りはじめたことがきっかけです。 当時私はInstagramにはまっていて、いい感じに写真をとってレイアウトするという行為がとても楽しかったんですね。色んな人のページを見にネット上をまるでフィールドワークする

newRの全部盛り自己紹介。アパレルブランド立ち上げから、独自の「似合う分析」確立へ

こんにちは。newR(ニューアール)のおだぎりあいみです。 所信表明的な記事に続きまして、今回は、newRが何をやっている会社なのか自己紹介をさせてください。起業のきっかけ、提供できること、今後の展望などを全部盛りで本稿にまとめました。さらに、newRに流れるDNAを感じていただけるよう、創業者の中川かおりの生い立ちに全力で触れています。 全文9,274文字です。目次から気になるところだけでもお読みいただき、少しでもnewRを知っていただけたら嬉しいです。 はじめまして、

世に出す覚悟はあるか(SAND IT デザインのひみつ)

2020年9月4日。 KINGJIMさんから新しい商品が発売されます。 その名も SAND IT(サンドイット) 今回は、TENTの3人が、この製品にまつわる開発秘話をお話します。 ハルタ(写真左) こんにちは。 ケンケン(写真中央)  こんにちはー。 アオキ(写真右) さて、今回KINGJIMさんから発売されたSAND IT。 デザインはTENTが担当したということになっていますが、アイデアを発案したのも、デザインを担当したもの、実はケンケンさんがやりました。

大量生産の『恩恵』とこれから

大量生産は悪だ。そんな風潮がやっぱりある。 実際に報道されていたり目にする情報で、過去より現在はすこし購買活動も自分事として捉える人も増えている気がする。 情報の真偽はメディアに踊らされずに自分で調べて判断していきたいところではあるけれど、『自然環境に対して極力負担をかけないようにやっていこう』という大枠の流れは歓迎してる。できることを出来る範囲で自分もやっていきたい。 大量生産は多くの環境問題を生んだってことは、服に限らずそうだとおもう。 けれど逆に多くの雇用や生産背景を

靴職人を諦めた僕が、それでも靴屋であり続けたい理由

14年前、僕は靴職人になることを諦めました。 10代から憧れていた靴作り。それなのに「自分に靴を作り続ける根気強さは無い」と、靴作りを学ぶわずか2年の間に気持ちは小さくしぼんでいってしまいました。 靴への好奇心だけでは向上心を持って靴を作り続けることはできない。 その現実をあっさり受け入れてしまった自分にガッカリしながら、選んだのは靴とは全く違う道。 それでも靴がずっと好きで、靴への好奇心は薄れなくて… 一度距離を置いた靴の近くに結局戻ってしまいました。 そこから11年

096. 来ても来なくてもどっちでもいい

 冷たいと言われる可能性もありますが『パートさんは来ても来なくてもどっちでもいい』を目指しています。

"D2C嫌い"な僕らがD2Cブランドをやる理由

正直、僕は “D2C” という言葉があまり好きではない。 最近はバズワードと化し、「顧客に直接アプローチできる」「世界観、ブランディング」といった部分だけが切り取られるD2C。そしてD2Cのための企画アイデアやマーケティングノウハウ寄りのことが話題に上がるが、実際はプロダクト開発、生産管理や物流などオペレーションの仕組みが肝心で、そうした裏側の地道な部分がしっかりしていなければ成立しないモデルだ。 そもそも、お客様に直接販売すると言うモデルはトレンドでもなんでもなく、商売