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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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2023年1月の記事一覧

Sign Magazineの年末ベストで段落分けされてなかったのが悔しいので段落分けして自分のnoteにもアップしてみるの巻

昨年度(2022年)末にSign Magazineの年末ベストのレビュワーとして参加したんですが、段落分けが反映されていませんでした。というか2021年の時も反映されていなかったので「あ、来年は気をつけなきゃ」と思ったはずなのにすっかり忘れてました・・・。  段落分けって実は重要で、あるとないとで読み心地がだいぶ変わります。Sign Magazineの更新が昨年末で終了してしまったので次がありません。ちょっと悔しいなと思っていたので、勝手に段落したものをこちらにアップします

国内ビートメイカーのインスト曲で50曲のプレイリストを作りました

国内ビートメイカー関連の記事が溜まってきたので、記事で取り上げたアーティストの曲でインストのプレイリストを作りました。50曲を上限に記事を新たに書くたびに随時入れ替えていく予定です。このnote記事をご購入いただくと更新時に通知が届くので是非。 私が国内ビートシーン関連の記事を書き続けてきた理由の一つに、ビートメイカーの作品の国内での過小評価があります。例えば私のことを「GREEN ASSASSIN DOLLARに2015年の時点でインタビューした人」として知っている方も多

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2022年7-12月Works

2022年下半期の全作品と振り返りコメントです。 【書籍】 ◆【共著:『現代メタルガイドブック』(P-VINE RECORDS)】 和田信一郎 a.k.a s.h.i.さんからは日頃大いに刺激を受けているが、何よりも共感するのは、メタルを起点にしつつ彼が意識的に広げている俯瞰的な視座。ポップミュージックからの視点をメタルに還元しながら――逆も然り――常に対象に迫ろうとするまなざしに学ぶことが多い。メタルとハードコアは自分の大切なルーツの一つなので、そういった点でもこのジャ

柳樂光隆が2023年に書いたウェブで読める記事 +

2022年に書いたウェブで読める記事を並べました。 ◉ディスクレビュー連載(随時更新中)◉2023年の来日公演リスト(随時更新中)◉昭和音楽大学 大学院 2023年度後期  ”ジャズ史特殊講義”(水曜日4限 A315)◎書籍・雑誌◉2022年の年間ベスト◉プレイリスト◉NiEW連載”良い音楽の流れる店”◉論考・コラム・対談◉インタビュー:ジャズ◉インタビュー:ジャズ以外◉ライブ・レポート◎2023年以前の記事はこちらから

2023年ニューカマー!今年期待のインディーズバンド厳選5組を紹介

あけましておめでとうございます! いつも記事を読んでくださってありがとうございます。 HOLIDAY! RECORDS の植野秀章です。 今回は昨年も好評だった企画です。 昨年出会ったバンドの中で、 今年さらなる飛躍が期待されるニューカマーを5組ピックアップしました!  昨年と一昨年の記事はこちら Summer whales 昨年、一番衝撃を受けたバンドかもしれません! 2ndシングルの「Driveway」で一気に好きになりました。 2022年の7月、ほんとつい最近結

日本の最初期ブレイクコア

PRSPCTから先日リリースされたDoormouseの待望の新作12"レコードはその名も『Breakcore』。Doormouseのブレイクコアに対する姿勢が込められた曲に新旧のブレイクコア好きが興奮した。 ミーム的な側面が強くなっているブレイクコアに対して、一部のアーティスト達は反発し始め、それぞれのブレイクコアを活動や作品で提示していて盛り上がってきている。また、Twitterでの #breakcore というタグを辿ると様々な動きや意見を知ることが出来る。 ブレイク

新春レーベル紹介祭り2023

新年あけましておめでとうございます。身代亜土夢です。 今年の正月は2日から仕事始めだったこともあって特に正月気分もなく終わった感じなんですが、皆様は正月ボケなどしておりませんでしょうか。 そんなボケ倒しているあなたにぴったりな音楽レーベルを紹介して新年のご挨拶に代えさせて頂こうかなと思います。通勤中とか大体このへん聴いてます。例によってBandcampでの紹介になりますので基本的に無料で聴けます。最高。 Ultimae Recordsこのnoteでも何度話題に出したかもう

今月のSpotify Japanese Hip Hopベスト作品 -2022/12-

すっかり新年明けて久しいですね。取り上げる記事の内容は昨年末の内容ですが、今年もよろしくお願いします。 2023年一つ目の前段では、BACHLOGICの立ち上げたレーベル"ONE YEAR WAR MUSIC"の第一弾アーティストとしてシーンに華々しく登場したSALUです。 2012年の1st AL『IN MY SHOES』以降毎年自身名義の纏まった作品リリースに加え、ミックステープや SKY-HIとのコラボレーションアルバム制作など活発に活動し、2018年にはEXILE

2022年ベスト「#V系なんもわからん」8選(投げ銭)

2022年に印象に残っているヴィジュアル系作品を8作品選びました。どれも #V系なんもわからん となる名作ばかりです。 #V系なんもわからん とは? 王道王道うるせえよ!:NIGHTMARE『NOX:LUX』王道のヴィジュアル・ロック。なにかにつけ枕詞のようにそう紹介されてきたNIGHTMARE。7年ぶりの本作では、王道という言葉に牙をむくように、ストレンジなアレンジが光るアルバムです。 「Night Light」のチープなシンセも変だし。「Re:Do」のデデドン

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Tony Shhnowに繋がるアトランタヒップホップ

2023年に活躍が期待されるアーティストを紹介するTURNの企画「The Notable Artist of 2023」に参加し、アトランタのラッパーのTony Shhnowについて書きました。 記事ではTony Shhnowがアトランタヒップホップに対して意識的で、アトランタのスタイルとしてプラグを取り入れていることについて書きました。また、トラップ史の話も少ししています。 アトランタはトラップ発祥の地であり、その歴史を振り返るとそれに繋がるような曲は古くから発見できま

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BEST OF 2022

2022年の年間ベストです。30作選び順位を付けました。全作感想付きなので記事が長くなってしまい読みにくいかもしれませんが、どれも素晴らしい作品なのでザっとスクロールしてアートワーク目に留まったものだけでも聴いてみていただければ幸いです。画像をクリックで試聴などできるサイトへ飛びます。ではどうぞ。 30. Blackhaine『Armour II』 29. a0n0『City Lights』 28. Prison Religion『Hard Industrial B.O

Techno Animal『The Brotherhood Of The Bomb』再考

Justin K BroadrickとKevin MartinによるユニットTechno Animalの名盤アルバム『The Brotherhood Of The Bomb』のリマスター版がRelapse Recordsから発表されるというアナウンスが流れてから数年の月日が経った。残念ながら未だリマスター版の発売日は決定されていないが、自分のようなTechno Animalファンは首を長くして待ち続けている。 2001年にMatadorから発表された『The Brother

今日気持ちよかった音楽: Puma Blue - Hounds

2023年1月現在、Spotifyで59万の月間リスナー、一番の人気曲は2,000万超え再生と、去年秋まで知らなかったことが恥ずかしいPuma BlueことJacob Simon Allen。 近年、多くの才能を輩出しているサウス・ロンドン出身という経歴は、前回書いたNilüfer Yanyaとも同じで、同地からはTom Misch、Arlo Parks、Black Country, New Road、black midi、etc……。「そうだったんだ!」という人気者が続々

台湾的音楽 林以樂の来日ツアーに行った話

ご無沙汰しています。新年最初の投稿ですね。 昨年11月から、台湾への渡航ができるようになり、往来が復活してきました。11月から台湾アーティストが来日してライブをするようになり、昨年の後半から、いくつかのライブを観ています。とても嬉しいです。 そして、1月11日には、林以樂(リン・イーラー)のライブがあり、行ってきました。私は何度か、noteにも林以樂のことや彼女が関係している楽曲などのことを書いています。 音楽性の幅の広さ、音楽のジャンルによってプロジェクトを変えて、い