杉岡祐樹

ユニークで気持ちいい音楽と、撮影した写真と映像を紹介します。 一目でも、幸甚です。 …

杉岡祐樹

ユニークで気持ちいい音楽と、撮影した写真と映像を紹介します。 一目でも、幸甚です。 memory's record, memory of records.

最近の記事

タイに行き、数年聴き貯めてた音楽の答え合わせをしてきました

先日タイに行ってきました。 目的はいくつかありましたが、個人的に最も大きかったのがタイトルです。 仕事を変え、音楽の楽しみ方も変わってきた私が、合間を見つけては探し、聴き貯めてきた「良い音楽」の数々。それらがどこまで気持ちいいか、確かめる術を持つタイまで赴き、時間の許す限り聴き込んできました。 まとまりのあるプレイリストではありませんが、楽しんでいただける自信はあります。皆様も行かれる際は、ぜひ現地で。

    • 敢えてネパールまで会いに行って作った芸術

      インターネットが世界のこの時代に、敢えてソコまで来訪し、顔を合わせて呼吸を合わせて作り合う。まったく非効率ですが、本当は大切なのだと、多くが痛感しているとも思っています。 ommood × Takada Fu 『Bosatsudo』(菩薩道) 単身ネパールへ渡り、1か月滞在 詳しくはBillboard JAPANやOTOTOYにご掲載いただいた記事にありますが、今年の初夏にTakada Fuは単身でネパールへ渡り、1か月間滞在して本作を制作しました。 同作については、

      • 【Coachella 2023】6日目はMommaが観たかった

        1週目と同じく月曜朝8時からの配信だった【Coachella 2023】6日目を、社会人が閲覧することは難しい。事後に公式アカウントにアップされる抜き出し動画をポツポツと眺めていると、Mommaの「Speeding 72」がアップされていた。 Gibsonの黒いSGで奏でる 歪んだフレーズ 私が彼女たちを知ったのは、indienativeから。記事内に掲載されていた同曲のMVを観て、「えらく気持ちいい音でGuitarを弾く人たちだなあ」と。そこから聴き漁るほどではなかった

        • 【Coachella 2023】5日目はやっぱりHiatus Kaiyoteが最も気持ちよかった

          昨日からは一転して、割と観まくる5日目。1週目でもいたく感動していたが、やはりこの日一番気持ちよかったのはHiatus Kaiyoteだった。 中でも「All the Words We Don't Say」では、Nai PalmことNaomi Saalfieldの奏でるGuitarがめちゃくちゃ良い音鳴ってて、晴天日中フェスとの相性が抜群であることが、映像を通しても存分に伝わってきて泣きそうになる。 背部の巨大なLEDスクリーンには、ヴィジュアル・アーティストのTimebo

        タイに行き、数年聴き貯めてた音楽の答え合わせをしてきました

          【Coachella 2023】4日目で最も気持ちよかったThe Comet Is Coming

          先週の3日目以降、Frank Oceanの話題で持ち切りだった【Coachella 2023】の2週目、実質4日目が本日からスタートした。 各々ステージ演出やセットリストに若干の差異あれど、基本的には前週に演った1~3日目までと同じ面々、同じタイムテーブルなわけで、こちらの"観るテンション"も明らかに低下。観た数は、前週と比べてだいぶ減った。 なるべく前週観たのは後回しにしながら、各チャンネルをザッピングして色々つまみ食いしてみた結果。無知にも存じ上げておりませんでしたが、

          【Coachella 2023】4日目で最も気持ちよかったThe Comet Is Coming

          【Coachella 2023】3日目はSleaford Modsしか観られなかった

          そもそも月曜朝8時から、社会人がフェスを観るのはYouTube配信だろうと不可能に近い。私も例に漏れず、当初予定に記載されていたBjörkとFrank Oceanの配信が無いと明らかになった時、ほんの少しだけほくそ笑んだ己を恥じます。 そんなわけで【Coachella 2023】3日目はオンタイムではほとんど観られず、唯一、通勤時間にスタートしたのがSleaford Modsだった。最新作のタイトルチューン「UK GRIM」から始まったのはとてもアガったが、配信の音が小さか

          【Coachella 2023】3日目はSleaford Modsしか観られなかった

          【Coachella 2023】2日目で最も気持ちよかったDinner Party

          Kamasi Washington、Robert Glasper、Terrace Martinに加えて、9th Wonder。Jazzを知らない私ですらピンとくるスターがぞろりだから、アベンジャーズを知らない私ですらピンとくるニット氏の呟き。 これまで唯一の音源だった『Dinner Party』しか聴いたことがなかったので、歌詞はともかくどちらかと言えばまったり楽しめるサウンドを想像していたが、いやはや。 各々の見せ場でそれぞれが、脳髄までシビあがらせる超絶プレイを展開。中

          【Coachella 2023】2日目で最も気持ちよかったDinner Party

          【Coachella 2023】初日で一番気持ちよかったWet Leg

          あの【Coachella Valley Music and Arts Festival】をYouTubeで見られる!ということで。 最近、音源で気に入るのはJazzやSoulが多いが、野外フェスにはやっぱりRock!と改めて思わされたWet Leg。ほどよい隙間が心地よいAlternativeなサウンドに、リラックスした歌声を絡み合わせていく奇妙なPopnessが絶妙だ。 赤いドレスにロングブーツのRhian Teasdaleと、白いドレスに三つ編みおさげのHester

          【Coachella 2023】初日で一番気持ちよかったWet Leg

          今日気持ちよかった音楽: Amaro Freitas - Ayeye

          Twitterをぼんやり眺めていたら来日情報を知り、何気なく聴き始めた最新アルバムの2曲目「Ayeye」。彼の弾くピアノの小気味よい高速フレーズは、流麗に零れ落ちる無数の水滴のように美しい。さらにそのループには絶妙のモタりがあって心地よく、中盤以降、徐々に熱を帯びて高まっていく超絶プレイの数々で、気づけば脳汁まみれに。 下記ライブテイクはさらに強烈なプレイの連続で、ドラム、ベースを含む3人のプレイが頂点まで達した直後、会場中から大歓声が贈られるシーン(21:30~)は鳥肌モ

          今日気持ちよかった音楽: Amaro Freitas - Ayeye

          相模原ロックフェス最優秀バンドのMVを制作しました

          vibes「秋暮るる」MVが公開になりました。 こちらは今年2月に開催された青少年軽音楽バンド応援プロジェクト【SAGAMIHARA ROCK FESTIVAL】にて、最優秀賞を獲得した3人組 vibesに贈られる賞品のオリジナル・ミュージックビデオで、 Director: Ryo Ike Production Company: sagamigas inc. という布陣で制作してきました。 2月上旬にコンテストが行われ、翌週からバンドとの打ち合わせや楽曲録音が始まり、2月

          相模原ロックフェス最優秀バンドのMVを制作しました

          今日気持ちよかった音楽: Greentea Peng - Worldwide Awards 2020の13:23~

          【Worldwide Awards 2020】のライブ・アクトの一幕で、初期の代表曲「Mr. Sun (miss da sun)」を歌っていると、13:23あたりでベースがめちゃくちゃ気持ちいいアドリブ・フレーズを演奏し、破顔したGreentea Pengが彼を称える。 こちらは当動画の"リプレイ回数が最も多い部分"になっているが、まさにライブの醍醐味。観ている方も嬉しくなる瞬間だ。 命名は、ハイ状態で見た緑茶のパッケージ サウス・ロンドンはバーモンドジーで、アラブ人の

          今日気持ちよかった音楽: Greentea Peng - Worldwide Awards 2020の13:23~

          今日気持ちよかった音楽: The Vernon Spring - Mai

          "幸運にも他の手段で安定した収入を得ている"という謎のシンガーソングライター Saoirse-Junoとのコラボによる「Mai」が、先月の頭にThe Vernon Springのニューシングルとして発表された。すでに昨年秋のEPに収録されていた楽曲なのに、なぜ? 弱冠17歳でAmy Winehouseに抜擢された天才 The Vernon SpringことSam Besteを検索すると、まず目につくのが、"弱冠17歳にして、Amy Winehouseのワールド・ツアーのピ

          今日気持ちよかった音楽: The Vernon Spring - Mai

          今日気持ちよかった音楽: The Flints - Serengeti

          これまでの投稿の中で、最もコンセプトに適した出会いだろう。これから紹介するのは、YouTubeの「興味に関連」でレコメンドされた楽曲だ。 バタバタなドラムの"踊れるダpsych pop" 踊れるpsych popは元々好きだけれど、再生から50秒あたり、サビで弾けるツンのめったバタバタのドラムが、とにかく気持ちよすぎる。それに合わせて、突き抜けたハイトーンの歌声が、しつこいくらい何度でも。まるで、無限の体力を持った若者たちの性交のようで、3分半が終わるころには、かなりの脳

          今日気持ちよかった音楽: The Flints - Serengeti

          Takada Fu NEW EP『Fu Jazz』PR動画を撮影してきました

          2/21にリリースされたTakada FuのEP『Fu Jazz』を紹介する動画を2本、撮影してきました。 Takada Fu「Hi ball」 location - 鋸山 "地獄のぞき" (千葉県安房郡鋸南町元名) camera - SONY ILME-FX3 lens - SONY SEL2470Z Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS、SONY SEL35F14GM FE 35mm F1.4 GM Takada Fu「Say

          Takada Fu NEW EP『Fu Jazz』PR動画を撮影してきました

          Young Fathersの凄いジャケを手掛けるTom Hingstonについて

          2023年2月3日にリリースされたYoung Fathersの新作『Heavy Heavy』。昨年秋ごろより、収録曲のシングルやMVが配信され始め、こうして全貌が明らかになると、称賛の声はより大きくなった。 私もまだまだヘビー・ローテーションしているが、実は初めてApple Musicで聴こうとアクセスした時に、驚いたことがある。ジャケが動いていたのだ! 埋め込みだと動かないので、"Apple Musicで表示"をクリックしてみてください。また、SpotifyやAmazon

          Young Fathersの凄いジャケを手掛けるTom Hingstonについて

          松尾よういちろう「疫病神」Official Visualizerを撮影してきました

          2/10より配信が開始された松尾よういちろうの新曲「疫病神」のOfficial Visualizerを撮影してきました。 年明けに御本人から依頼があり、大まかなプロットに加えて、「肌のしわも、後退してきた生え際も、そのまま撮影してください」と。 歌詞やサウンドは、過去2作と大きく異なる。だがこれもまた、今の松尾よういちろうだから歌える"素直な自分"なのだと思うと、それなりに見てきた自分などは割とグッときたりもします。

          松尾よういちろう「疫病神」Official Visualizerを撮影してきました