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【Coachella 2023】3日目はSleaford Modsしか観られなかった

そもそも月曜朝8時から、社会人がフェスを観るのはYouTube配信だろうと不可能に近い。私も例に漏れず、当初予定に記載されていたBjörkFrank Oceanの配信が無いと明らかになった時、ほんの少しだけほくそ笑んだ己を恥じます。

そんなわけで【Coachella 2023】3日目はオンタイムではほとんど観られず、唯一、通勤時間にスタートしたのがSleaford Modsだった。最新作のタイトルチューン「UK GRIM」から始まったのはとてもアガったが、配信の音が小さかったのが悲しかった。彼らの"音が小さい"は、特に致命的なだけに。



無地の白Tシャツに短パン白スニーカーという出で立ちで、吐き捨てるように歌い、時折コミカルに舞うJason Williamson。
搬入用のキャリーケースの上にラップトップを置き、再生開始時に操作した後は自由にノるだけのAndrew Fearn。
"労働者階級の代弁者"とも称される世界観は違えど、そのステージ・パフォーマンスだけを例えるなら、ピエール瀧が2人いる感じといえばわかりやすいだろうか。

延々繰り返される不穏な音色とキャッチーなメロディが脳髄をバグらせる「Mork n Mindy」や、弾力のある重低音のスリーコードで"高層ビルの外に立って ギャングスタのように振る舞う"と叫ぶ「Nudge It」など。
そんな2人が代表曲を歌い奏でる最新ライブ映像を、この目にできただけでも大満足だ。公式に抜き出し映像がアップされたのも、とても嬉しい。