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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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#採用

immedioがKIQS・1円ストックオプションを出す理由

immedioは昨年11月に初のストックオプションを発行したのですが、2つの点で先進的な内容だったと思っています。 KIQS(Nstock社が提唱する新しい税制適格SOの雛形)を活用 SOの行使価額(オプションを行使して株を購入する際の価格)を1円に設定 私自身これまでSOを発行する側と受領する側の経験があり、うち1回はアメリカで行っているという背景も、上記の意思決定に至ったのですが、どのような思いでKIQS・1円SOを発行しているのか、纏めてみたいと思います。 スタ

【Pacific Meta創業秘話】〜"お葬式"から"ブロックチェーン"へ〜 20代で2回目のスタートアップ起業でWeb3領域を選んだ理由

Pacific Metaの代表取締役CEOの岩崎です。 実は今回が初のnote執筆になります。 私はスタートアップ大好き人間です。 現在28歳になったのですが、2度目のスタートアップをしています。 エンジェル投資家としても活動しており、40件を超える投資先がいます。 自分で経営をするだけでなく、様々な起業家とコミュニケーションを取ってきたので、20代の経営者の中ではスタートアップの生のデータをかなりの数見てきた自負はあります。 企業の栄光と挫折も数々見てきましたし、何をし

社員が一気に300名を超えたら組織が崩壊した話

I-neは創業から着々と事業成長し続けてきました。 しかし2017年からの2年間でリリースした商品は全くヒットせず、創業からはじめて踊り場を迎え、数十億円の不良在庫を抱えた時期がありました。 組織はというと社員の30%が退社してしまい、社員の大半が日々会社に不平不満を言っているような状況でした。 目の前にあるのは創りたい会社と全く真逆の会社。 経営者として大きな壁にぶつかった時期でした。 大量採用で急拡大した組織2007年の創業から2015年頃のBOTANISTのヒットま

「SaaSって何?」からはじめる異世界事業戦略

はじめに2022年7月9日、カネコデラックスは3度目の寅年誕生日を迎えました。 その数日後、いわやん(弊社YOUTRUST代表 岩崎)のSlackにこんな書き込みが。 そうなんです。約1年ほど前にあたる2021年7月13日に、私カネコデラックスは、YOUTRUSTへの転職の意思決定をしたようです。サイバーエージェントに勤めて10年、そして、35歳という節目に、新たな可能性にチャレンジしたいという意志を固めた結果だったのだと思います。 入社当時の想いはこちらの記事に。 せ

スタートアップが組織崩壊するたったひとつの理由。

スタートアップの急成長過程でよく耳にする「組織崩壊」というワード。実際の「崩壊」における程度はそれぞれだとは思いますが、要はスタートアップにおける重要リソースあり、全ての土台である"チーム"が機能不全に陥る状態を指しているのだと思います。 当然、100社あればそんな崩壊の程度は100通りあるとは思いますが、個別事象の地雷とも言える特殊解が、他社における学びにはならないのは自明なので、それぞれ紐解いて紹介する価値は低いです。であれば、多くの"崩壊"事例に共通する「最大公約数的

部族から村ステージへ、グロースするスタートアップの5つの成長痛

こんにちは。Ubie 共同代表の久保です。 この度 Ubie はシリーズCラウンドの 1st Close として、35億円の資金調達を実施しました。 シリーズCを一つの節目として、この一年間の事業・組織成長における知見を共有したいと思います。 一年間の成長この一年間は Ubieにとって、事業、組織ともに次のフェーズに移行する一年でした。 事業はユーザーグロースから収益化への大きな変化がありました。 生活者向けの「ユビー」はこの一年で月間利用者が100万MAUから500

超優秀な複業(副業)チームだからできた「DataMage」のα版リリースの裏側。複業チームのメリット・運営体制を紹介!

こんにちは、株式会社UPDATAのHRマネージャー関戸です。 今月の頭についにデータ活用SaaS「DataMage」のα版をリリースしました! 構想から約1年、世の中に1つのアウトプットとして、α版をリリースできたのは、本当に嬉しいものがあります。 そんなDataMageのチームですが、まだ世の中的には事例が少ない複業(副業)中心のメンバーで構成されています。今回の記事では、そんな複業(副業)中心のチームで運営してきた1年で得たメリットや、チームの運営体制などをまとめまし

どん底から、テックブランド国内トップ10位にランクインした方法全部教えます。

2022年5月に日本CTO協会が発表した「テックブランド調査」において、ゆめみがトップ10位にランクインしました。 錚々たる企業がランクインする中、自社サービスやプロダクトを展開しない企業としては最上位に位置付けています。 ただ、2018年当時はまだテックブランドどころか知名度も低かったのですし、2017年度はどん底にありました。 そこで、2019年にブランド目標を設定して、本格的にテックブランド構築の打ち手を継続的に行ってきたことが結果に繋がりました。 では、どのよ

スタートアップで、カルチャーが全く違う2つの組織を作った話

これは何?50名規模の医療AIスタートアップUbie において、カルチャーや採用基準が全く異なる2つのチームを立ち上げ、数ヶ月運用してきました。 スタートアップでは比較的珍しい取り組みで、採用応募者等からもよくご質問いただくので、背景やチームごとの違いをまとめてみました。 はじめに 現在Ubieには、0→1フェーズの「開発」をミッションとしたUbie Discoveryチーム(40名規模)と、1→100フェーズの「拡張」をミッションとしたUbie Customer Scie

バーチャルオフィス「Gather」を採用に使ってみたら良かった話

こんにちは、ミラティブHRの廣田です。 今日は「Gatherを採用に取り入れてみた件」について書いてみようと思います。 GatherとはGatherとは、バーチャルオフィスサービスです。ドット絵で構成されたバーチャルオフィスで、どこかゲームのような雰囲気を感じます(ゲームの「Mother」みたいですよね)。 スペースはカスタマイズ可能で、様々なオブジェクトが配置できるので自由度の高いワークスペースが出来上がります。もちろん画面共有、ビデオ通話など基本的な動作は完備。また、

「全員採用」で大切な、みんなが参加しやすい仕組みづくりの話

こんにちは。GaudiyというエンタメのDXを推進するスタートアップで、人事・広報を担当している山本(@hanahanayaman)です。 先日、YOUTRUSTさんの「ソーシャルグラフ採用」をテーマにしたウェビナーに登壇する機会をいただき、その内容がイベントレポートとして公開されました。(貴重な機会をありがとうございました🙏) そのなかで「スタートアップだからこそ、採用で意識しているポイントは?」という質問をいただき、改めていままでの採用活動を振り返ってみて思ったのは、

新しいIPOへの挑戦。映像から未来をつくる仲間づくりを目指したセーフィーの資本施策の話

はじめまして。セーフィー株式会社のCFOの古田と申します。 当社は、2021年9月29日に東京証券取引所に新規上場を果たしました。 無事にこの日を迎えることができたのは、本当に色々な方々に支えられたお陰であり、大変感謝しております。 何よりもSafieをご利用いただいているお客様、そして一緒に事業を作り上げてきた仲間の社員、またリスクをとって支援してくれた従来からの株主の皆様とSafieの未来を信じてくれた新しい株主の皆様、案件を一緒に作り上げた共同主幹事証券会社のSMBC

エンジニア採用のピッチ資料づくりで気をつけたポイント

こんにちは、篠原(@shinopara_jp) です。サイボウズという会社でデザイナーとして働いています。最近は開発本部内にある採用チームの兼務も始めて、採用活動周りのデザインも行なっています。 少し前になるのですが、エンジニア採用のピッチ資料を制作して社外公開しました!👇 この記事では、制作にあたって気をつけたポイントを紹介したいと思います。これからエンジニア採用のピッチ資料を作る方の参考になれば嬉しいです。 エンジニア採用のピッチ資料とは? 一言で言うと「会社・事業

「採用スライド」の作り方を、反省点とともにすべて公開します。

こんにちは!エンタメ業界のDXを進めるブロックチェーン系スタートアップのGaudiyで、採用・PRを担当している山本(@hanahanayaman)です。 Gaudiyでは先日、3周年の節目に「Culture Deck」を公開しました。(※一般的に「会社説明スライド」「採用スライド」と呼ばれているものです。) この先駆けはSmartHRさんですが、今ではスタートアップを中心に、多くの企業が自社の採用スライドを作成・公開していると思います。 事業やカルチャーを数十枚のスラ