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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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#FUJIFILM

【作例写真40枚】X-T5を1年間使った本音レビュー

今愛用しているカメラはFUJIFILM X-T5 このカメラの発売日は2022年の11月25日ですが、先行レビューという形で富士フイルム様から発売日よりも前から使用していたことから使い続けて1年が経過しました。 発売直後から中々人の元へ届かないくらいに供給が不安定であったため、登場から1年経ったと聞くと全く信じられませんが、これまで撮ってきた写真を見返すと昨年の秋から今年の秋までとしっかり記録されていました。 ということで今回は1年間X-T5と使ってみて感じたことを多くの

デジタルとフィルムのはざまで:ナチュラクラシカとの思い出を振り返る

たったひとつ、フィルムカメラのオススメを聞かれたら間違いなく富士フイルムの「ナチュラクラシカ」を推すだろう。 カメラが好きな人でも、カメラをあまり触ったことがない人でも、おすすめするカメラは変わらないと思う。 2年前に購入し、1年足らずで壊れてしまった時は大いに落ち込んだ。その後、似たような大きさのコンパクトデジタルカメラRICOHのGRⅢを購入した。 どちらのカメラも共通しているのは、誰でも簡単に良い写真が撮れることだ。iPhoneのようにいつも携帯するスマートフォン

初めてCapture Oneを使って後悔した話 | 写真日記 #007

Capture Oneを使ってみたいなと思って何ヶ月、いや何年経っただろうか。 このままだと一生使わなくなってしまいそうなので、とりあえず1ヶ月の無料トライアルで利用してみました。 結論、Capture Oneめっちゃ良いです。今まで使ってこなかったのを後悔するほどに。 僕はかれこれ7年ほど写真を撮ってますが、これまでRAWファイルで撮った写真は全てAdobe Lightroomで写真編集してきました。 Lightroomも非常に素晴らしい写真編集ソフトで、僕も満足し

自分が撮った写真に救われることもある

#写真が好き 写真が好きです。 写るのは好きじゃないけど、撮るのが好きです。 初めてカメラを持って写真を撮った記憶があるのは、年中か年長かそのあたり。 祖父のカメラを借りて連れて行ってもらった旅行先でずーっと撮っていたのを覚えています。 よく覚えているのはその写真をテレビに映して一緒に見たからですね。 目に映ったものを本当にただ撮っていただけでした。 写真が撮りたくてAndroidのスマホが欲しかったくらい。価格の問題でiPhoneになりましたが。 自分のスマホを持っ

カフェ写真 -お冷やを撮る-

なぜお冷やを撮るのか 何度も記事に書いたが、私は写真を撮るためにカフェ巡りをしているのではなく、カフェを楽しむためのひとつとしてカメラで写真を撮っている。綺麗に撮りたい気持ちもあるが、美味しい物を早く食べたい気持ちもある。そしてカフェラテやアイスは時間との勝負だ。 そこで被写体となってくれるのがお冷だ。カフェに入ったらお冷やが来ることが多い。そのお冷やでカメラのISO感度・シャタースピード・F値などの設定をしておき、本命をスムーズに撮ろうという魂胆だ。 そしてカメラの練

都心の夜空を彩った隅田川花火大会【写真20枚】

7/29に例のウイルスの影響で中止が続いていた隅田川花火大会が4年ぶりに開催されました。 予想されていた95万人を超える103万5000人の人出となるくらい、いい意味でも悪い意味でも賑わった大会となりました。 今回は隅田川花火大会の様子を写真20枚とお届けします。 打ち上げ開始は19時からですが、それよりも4時間も早い15時に現地に到着し、大会の準備模様をぼんやりと見ていました。 隅田川花火大会の歴史をさかのぼってみると、江戸時代に流行していた疫病の犠牲となった人々の慰

世界を広げるために、35mm画角を言語化して使いこなす。

こんにちは、カメラマンの矢野拓実です! 実は最近Youtubeをやっていたりします。 https://www.youtube.com/channel/UCyk1gRSWw1YLdwR3wnz1HdQ これまでに35mm画角について10回くらい取り組んでみて、色々とわかったことがあります。 35mmは、28mmと比べてちょっと狭いですが、50mmと比べて広いです。つまり、ちょっと中途半端な位置にあるのですが、それでもやっぱり使いやすいと感じる部分があります。 ただ、少し

上野の居心地【写真30枚】

好きな街があれば当然苦手な街もあります。 常に自分の快適な場所にとどまりがちですが、逆に苦手な街に足を運ぶことで、新たな発見や視点が得られることもあります。 苦手な街を撮り歩くことで、新しい写真の世界が広がる可能性もあるかもしれません。 そう思い立ち、中々近づくことのできない距離のある街である上野周辺を撮り歩いてみました。 今回はその撮影記となります。 上野から御徒町へ 実は御徒町という地名は既に存在していません。 1964年まで存在した台東区の地域名で、現在は東上野

時が人を結ぶまち川越【写真30枚】

初夏だと思いきや真夏日 暑さにめっぽう弱い僕だけれど埼玉県川越市に訪れた。 今回はそんな川越での撮影記を写真30枚と共にお届けします。 川越といえば、よく「小江戸」と呼ばれる風情のある街という認識をしている方が多くいるかと思います。そもそも「小江戸」と呼ばれるようになった所以は江戸との舟運で栄え、江戸情緒を残す蔵造りの町並みと江戸天下祭の影響を受けた山車祭りがあることからだとか。 余談ですが、他にも栃木県栃木市と千葉県香取市が「小江戸」と呼ばれ、3市の市長および市民が一

『SIGMA 18-50mm F2.8』 小さな旅の相棒。

こんにちは、ゆせです。 今回は、SIGMAさんのFujifilm Xマウント用標準ズームレンズ「18-50mm F2.8」のお話。 このレンズ、今年の1月に入手してから、旅に出る時のメインレンズとして今でも大活躍してもらってます。超広角レンズとこちらのレンズの組み合わせは本当に最高で、きっと今後もお世話になるレンズの一つであることは間違いないでしょう。 「SIGMA 18-50mm DC DN」 とは?https://www.sigma-global.com/jp/len

森と、光と、風と。

こんにちは、kazukame12です。 森の緑の木々たちが、心地良い空間を作ってくれる季節になりました。 少し遠出して、森林をお散歩なんて日もあるかと思います。 そんな時に、記念撮影や、可愛い花を見付けて、写真を撮っていると… あれ? いつもと、違う色の写真に… なるとこがありませんか? なぜでしょ。 それは、「いつもと、違う光」で撮っているからなのです。 難しい言い方をすれば…色かぶり。 環境光がカメラのオートホワイトバランスで補正出来る色温度で無いときに、

花火の撮り方(我流ですが...)|FUJIFILM X-E4|XF14mmF2.8R

第28回FUKUOKA東区花火大会 が開催、拙宅のまん前の海から7,000発が打ち上げられ、自宅バルコニーからゆっくりと鑑賞しました。 2018年、2019年は福岡都市高速道路の工事が原因で、2020年から2022年までは新型コロナウィルスが原因で、過去5回開催が見送られ、5年半ぶりの開催でした。 当日はかなり風が強く、夕刻は気温も下がりました。花火を見に来て風邪をひいた方もいるのではないでしょうか。 花火は全て風に流され、少々形が崩れてしまいましたが、いくつかそこそこきれ

X-Pro3で撮る日常写真 / その1

というわけで、冒頭文をAIチャットくんに文章丸投げしてみました。 はじめまして、こんにちはこんばんは! フォトグラファーのクロカワです。 まーなんでしょうね、AI関連の話題が尽きない昨今ではありますが、日々触ってると(現状の)AIの限界みたいなものも感じるなーと思うわけです。 この辺の話を語りだすとキリがないのでさておき… 今回はAIでは絶対にできない、僕のリアルな日常の写真を紹介していこうというわけです。 今回の記事は、長いので覚悟してください。笑 でも写真もたくさんあ

誰でも作れるから唯一無二に思う。二枚一組のハーフな世界。

 些細なものでもストーリー性が深まる気がしている。iris7f(@iris_7f)です。 ーまえがきー  今回は、ぼくなりのいわゆる組写真について書いていこうと思います。  突然ですが、最近ハーフサイズカメラからインスピレーションを受け、二枚の写真を一枚にした組写真に興味を持っています。  組写真と言うと、枚数に制限は無く、あくまで複数枚の写真で一つの作品とするものを指すイメージがありますが、ぼくは上述したようにハーフカメラの仕組みに則り二枚一組というルールを設けてみ