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海外サッカー 記事まとめ

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#サッカーを語ろう

最初からやれんのか 【EURO2024 グループB2節】クロアチアvsアルバニア 2024.6.19

初戦を落とした同士の2試合目。3ポイントが欲しい試合。 ●スタメン・クロアチア リバコビッチ ユラノビッチ / シュタロ / グヴァルディオル / ペリシッチ ブロゾビッチ / モドリッチ / コバチッチ マイェル / ペトコビッチ / クラマリッチ SBにペリシッチを置いているという事は攻撃的。右SBはユラノビッチ。最前線はペトコビッチになった。 ・アルバニア ストラコシャ ヒサイ / アイエティ / ジムシティ / ミタイ アスラニ / ラマダニ / バイラミ /

忘れてしまいがちな「指導者もパフォーマーである」という視点

サウスウェールズ大学院のアドバンスパフォーマンスフットボールコーチング学部では講義の1つに『サッカー心理学』がある。 サッカー心理学は私が大学在学時にも専攻していた科目で、心理学的観点からサッカーや、選手、指導者、またはサッカーの環境が与える・受ける心理的影響などについて学んだ。 今回はそんなサッカー心理学から「指導者はパフォーマーである」という考え方についてまとめていく。 指導者の役割まずサッカーにおける指導者の役割について考える。当然、選手にサッカーを指導することが

水と太陽

元日本代表監督、イビチャ・オシムの言葉に「水を運ぶ選手」という表現がある。試合中ではあまり目立たないが非常に重要な選手を表現した言葉で、チームのために地道な貢献をし、堅実なプレーでバランスを保つ努力をする選手のことだ。 オシムはこうした選手の重要性を強調し、チーム全体のバランスを重視する指導スタイルを持っていた。 90年代、オシムは当時最強と呼ばれたユーゴスラビアを率いて活躍。後に、レアルマドリードやバイエルン、ドルトムントなどのオファーを断り、日本のジェフ千葉を選んだ。

【EURO2024 】2002年W杯がきっかけ?名物・スペインとイタリアの煽り合いが楽しみな件

こんにちは、しえです!いつもご覧いただきありがとうございます! 6月20日、日本時間の6月21日はユーロ予選スペイン対イタリアが行われますね。本当はもう早く寝たいのですが、スペインとイタリアに関する記憶が鮮やかに蘇ってしまったのでご紹介させてください。 因縁の対決とも言える試合の前に、現地の小話をひとつ。ぜひ、最後まで! 覚えていますか?2002年ワールドカップ2002年日韓共催で行われたワールドカップ。覚えていらっしゃるでしょうか?今の若い子たちは記憶にないでしょうね

【セリエA再挑戦】パウロ・フォンセカがリールに遺したもの

オランピック・ドゥ・マルセイユにホルへ・サンパオリ🇦🇷、FCナントにセルジオ・コンセイソン🇵🇹、OGCニースにフランチェスコ・ファリオーリ🇮🇹...。 かつてフランス人ばかりだったリーグアン監督業界において、ここ10年で上位クラブを中心に外国人監督が増えた。戦術のイロハを体得した猛者たちが新たな環境として、戦術味の薄い農地を選ぶムーブが高まりつつある。 しかしながら、その逆もまた然り。 かつてエデン・アザールを輩出したフランスの名門LOSCリールは、上位陣の中でもフラン

Raphaël Varane

                  ぼー  2011年、18歳の若者は決断を迫られていた。自分の将来に係わるものだった。どちらのクラブに移籍するか。白い巨人か、赤い悪魔か。レアル・マドリ―か、マンチェスター・ユナイテッドか。彼は前者を選んだ。10年契約という異例の長さでマドリ―ドに降り立った。  それから10年。時は2021年。28歳になった男は移籍を決断する。10年間であらゆるタイトルを取り、『優勝請負人』という誉れ高き称号で愛され、幾度かの契約更新も経て、である。  行

【EURO2024】歌わないんじゃない、歌えないんだ!スペイン国歌に歌詞がない理由【注目】

こんにちは、しえです!いつもご覧いただきありがとうございます! EURO2024が開幕しましたね!日本ではWOWOWとAbemaが放送中。しかもAbemaは無料という大盤振る舞いです。誰もが世界最高峰の試合を見られるなんて素晴らしい!ぜひ一緒にスペイン代表を応援しましょう。 そのスペイン代表、今夜1時からグループリーグ第1試合のクロアチア戦に臨みます。くじ運の悪いスペインが入っているのは死の組と呼ばれるグループ。スペイン、クロアチア、イタリア、アルバニアが同居するかなり難

合理主義を結果に【EURO2024 グループB1節】スペインvsクロアチア 2024.6.15

EURO2024始まりました。グループB、スペイン代表の初戦をレビューする。デラフエンテ体制のこれまでの戦いはこちら スペイン代表の対戦相手はクロアチア、アルバニア、イタリア。興味深いグループに入った。 ●スタメン・スペイン ウナイ・シモン カルバハル / ル・ノルマン / ナチョ / ククレジャ ロドリ / ペドリ / ファビアン・ルイス ヤマル / ニコ・ウィリアムズ / モラタ 左SBはククレジャ。それ以外は想定通り。 中盤はペドリとファビアン・ルイスになった。

保持してナンボ。【EURO2024 グループB1節】イタリアvsアルバニア 2024.6.15

さてアルバニア。馴染みがないような、たまに聞くような、なのでちょっとだけ調べました。 場所はここ 東欧の火薬庫に近く、それでいてオスマン帝国にも近いという絶妙な距離感にある国。その影響で欧州の中では断トツでイスラム教徒の割合が多い国でもあります。約60%くらい。割と緩やかな世俗的ムスリムが多い。ところで国旗がどことなくMARVELのハイドラのロゴに似ていて悪役感がありますね。 戦後はソ連に近寄って社会主義色が強くなったりとここでも独自の動きをしている不思議な国である。そ

【EURO2024 試合分析】 圧倒的完成度のドイツがスコットランドを粉砕

両チームスターティングメンバー ドイツ             スコットランド 1.ノイアー            1.ガン 6.キミッヒ           2.ラルストン 2.リュディガー         13.ヘンドリー 4.ター             15.ポーテウス 18.ミッテルシュテット      6.ティアニー 23.アンドリッヒ 3.ロバートソン 8.クロース

【23/24】FCバルセロナ私的通信簿【選手名鑑】

今年もあります私的通信簿。前回は23年の冬らしいですね。これまでは記事を分けることで読みやすい字数に収めてきましたが、弊害として全選手書き終わるまでに2か月かかっています。恐ろしいことですよね。 今年はその反省を生かして全員一気にやります。当然文字数は増えます。15000字くらいあるらしい。目次を置いておくので、よきところから読んでくださるのも大歓迎です。 シーズン振り返り22/23 まずはおさらいから始めましょう。昨シーズンのバルサはこんな感じでした。画像をどん。

エッセイ 「サッカーのフォーメーション徹底解説 〜 基本形と2024年現在のトレンド」

《はじめに》 おととい6月11日、サッカー日本代表はシリア代表と試合を行い、5-0で勝利しました。 森保監督は前半は3バック、後半は4バックとフォーメーションを使い分けてこの試合に臨みました。 すでに2次予選を首位で突破することが決まっていたので、今後を見据えて、戦い方に幅を持たせるために、違うフォーメーションを試したのでしょう。 念のために説明しておきますと、フォーメーションとは選手の配置隊形のことで、謂わばシステム(選手が動く際の仕組み)を機能させるための型です。 フォ

【現地観戦記】サッカー日本代表戦行ってきた(VSシリア代表)

はじめに 先日広島で行われましたサッカー日本代表戦に行ってきたので観戦日誌的なものです。チケット争奪戦でしたね。僕の携帯は1時間経っても繋がりませんでしたが、奥さんの携帯は2窓できるほどの余裕がありました。なぜ…?携帯キャリアの違い? 正直カテゴリ1で良かったのですが、開いた時にはメイン側の座席の余裕がなく、これはヤバいと思い慌ててプレミアムシートを購入しました。(慌てすぎた) ダイナミックプライシング制度(需要と供給により価格が変動)を導入しており、発売日当日は40860

〚私感分析〛データと心根の見える化 ドルトムント編

お疲れ様です!ワーディーです。 見に来てくれた方。 ありがとうございます。 ここではデータを通して論理性や分析に基づく、枠組みが存在するように思えますが、その一方で、心や感情は複雑で、現実は常に割り切れるわけではありません。そんな交わらない二極を、今を生きるあなたに届けます。 まずは、簡単な自己紹介 名前は? ワーディー 何年生まれ? 1993年8月生まれ 出身地は? 神奈川県 家族構成は? 一人っ子 MBTIは?(16タイプの性格です) INFJ 好きなス