KENGSMAN

17歳でバルセロナにあるアカデミーへサッカー留学。大学在学中にはアルゼンチンへ渡り、ブ…

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17歳でバルセロナにあるアカデミーへサッカー留学。大学在学中にはアルゼンチンへ渡り、ブエノスアイレスにあるアカデミーに短期入団。さらに2つのクラブで南米のフットボールを学ぶ。アルゼンチンでは、熱心にアマチュアクラブやU-12、U-15の地方クラブで南米フットボール指導法を学んだ。

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ディフェンスが上手くなる方法!それは「すべての○○を予測する」こと!

 今日は「ディフェンスが上手くなる方法」というテーマでお話させていただきます。  サッカーにおけるディフェンスは「数」が重要だと思っている人が多いです。「人数足りていない」という言葉にもあるように、相手のオフェンスに対して「数」の優位性は重要だと思われています。ですが、よく考えてみてください。オフェンスが3人ゴール前にいて、サイドからセンタリングをあげてきたとします。この状況でディフェンスが5人いても、ゴールを決められることは普通にあります。ということは、どれだけ「数」が多く

    • 無意識と意識で生まれる判断の差

       今日のテーマは「無意識と意識で生まれる判断の差」です。無意識に感覚的な判断をしているのであれば、論理的で意識的に判断できるような状態にしておくことが大切だということをお話ししたことがあります。意識的にプレーを判断するすることで、無意識のうちにやってしまっている無駄な動きや無駄なプレーを削ることができるのです。プレーがシンプルになると、プレーに速さが生まれます。ここまでは、以前お話した内容で、今日はこのお話の続きとなるさらに高いレベルについて話をしたいと思います。  幻冬舎

      • スペインの選手が実践で使う!ボールを遠くに蹴り飛ばすコツ!

         今日は「ボールを遠くに飛ばす方法」というテーマでお話させていただきます。  サッカーをやり始めたときに必ずぶつかる壁のひとつに「ボールを蹴った時にボールが浮かばない」「ボールを遠くに蹴り飛ばせない」という悩みがあります。この悩みに答えてくれる人は多いですが、アドバイスのほとんどは「何度も蹴ることが大事」「ボールの下の方を蹴ると浮く」「軸足をボールの少し後ろに置く」「体を傾ける」といったよく聞くアドバイスです。  結局、習得するまでにたくさんの時間がかかってしまい、もらったア

        • サポーターやファンで終わらない!プロを目指すなら知っておきたいスポーツマンシップとマリーシア!!

           今日は、「サポーターやファンで終わらない!プロを目指すなら知っておきたいスポーツマンシップとマリーシア」というテーマでお話させていただきます。  スポーツって「フェアプレー精神」が大切だという話をよく聞きます。僕もとてもいいなと思います。スポーツマンシップとも言いますよね。対戦相手であっても、同じスポーツをする「仲間」と考え、相手に対する尊敬の心を持ってプレーすることがスポーツマンシップだと思います。僕も、この気持ちはとても大切だと思っていて、いつもチームメイトや対戦相手に

        ディフェンスが上手くなる方法!それは「すべての○○を予測する」こと!

        • 無意識と意識で生まれる判断の差

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          試合で100%の力を発揮できる魔法なんてのは存在しない!!

           今日は、「試合で戦う準備くらいしとけ!」というテーマでお話させていただきます。  皆さんもサッカーをしていると、当然試合に負けるという経験があると思います。負けの敗因というのは、1つではなく複数あることが多いのですが、中でも多いのは「試合で戦う準備ができていない選手が多い」ということです。  ウォーミングアップはとても大切です。トレーニング前や試合前のウォーミングアップは、その質次第で大きくパフォーマンスが変わります。ウォーミングアップの内容や量については熟考してやらないと

          試合で100%の力を発揮できる魔法なんてのは存在しない!!

          育成年代でありがちなトレーニングの落とし穴!練習で努力を重ねても上手くならない理由!

           今日は、「試合に勝つために練習するんだろ?」というテーマでお話させていただきます。よくある「それって間違ってませんか?」ということをお話しします。  「それってトレーニングでしかできないプレーじゃない?」という話です。例えば、ロングパスのトレーニングをしているときに、コーチから「試合を想定したロングパスのトレーニングをしよう!」と言われていたとします。この場合、「相手がいないけれど、ある程度のスピード感で、ボールを動かしたり、ボールを置く位置を変えたり、キックの球種を変え

          育成年代でありがちなトレーニングの落とし穴!練習で努力を重ねても上手くならない理由!

          サッカーが上手くならない人の共通点!

           今日は、「サッカーが上手くならない人の共通点!」というテーマでお話させていただきます。  これまでサッカーに携わってきたことで「こんなことよくあるよね」という話をたくさん持っています。中でも若い選手に多く、「その考え方は、絶対サッカーが上手くならないよね」と思うことがあるので、今日はそのお話をしたいと思います。  サッカーについてよく理解している方であれば、バルセロナのサッカーだけが正解ではないということは理解していると思います。リヴァプールのサッカーも同じく、リヴァプール

          サッカーが上手くならない人の共通点!

          プロサッカー選手になるまでの最短距離の道は「自分の常識を疑うこと」だ!

           今日は「プロサッカー選手になるまでの最短距離の道は『自分の常識を疑うこと』だ」というテーマでお話させていただきます。  僕は、17歳でスペインのバルセロナにあるアカデミーに行ってサッカーを学んできたのですが、そこで、これまで学んできた「サッカー」がすべて間違っていたことを知りました。自分が常識だと思っていたことが、全て違っていたのです。例えば、ボールを止めるというトラップ。僕は日本で「ボールを止めるときには、足と地面で三角形の罠のような形を作って、ボールに触る瞬間に、上から

          プロサッカー選手になるまでの最短距離の道は「自分の常識を疑うこと」だ!

          日本にありがちな「サッカーはテクニック」という考えの矛盾!!では、この事実をどう説明しますか?

           今日は「技術でカバーできるなんて嘘!」というテーマでお話させていただきます。  みなさんもご存知の通り、サッカーには「スピード」「パワー」「テクニック」が必要です。ですが「サッカーが上手くなりたい」と思っている選手の多くが「テクニック」だけに重きを置いてトレーニングします。これは、サッカーというスポーツの性質とも深く関わりがあります。サッカーというスポーツは、身体的な優位性が無くても活躍できるスポーツだと思われているからです。これまでの歴史を遡っても「背が低くても活躍してい

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          「プライド」についてのウソ情報と驚くべき事実!

           今日は「プライドがもたらすウソ情報と驚くべき事実!」というテーマでお話させていただきます。  この記事を読んでくださっている方の多くは、「昨日よりも今日」「今日よりも明日」と、「日々成長していきたい」と思っている珍しいタイプの人だと思います。「脱成長」などと一部の方が言っていますが、実際あれは幻想でしかないと思っています。  成長思考の強い人は「謙虚さ」「敬意」を大切にします。同時に、先輩や上司に対する「礼儀」を大切にしている人が多いです。なぜなら、そもそも成長するために

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          ゴールを奪う最適解!ボールを奪うという攻撃!!

           今日は「ボールを奪うという攻撃!」というテーマでお話させていただきます。  サッカーをやっている人に「攻撃か守備、どちらが好きですか?」と聞くと、ほとんどの人が「攻撃」と答えます。自分がボールを持ちたいですし、ドリブルしたいですし、シュートしたいのが当たり前です。攻撃の人気は高く、逆に言えば、守備は嫌われます。「守備するのは嫌だ!」と思っている人、守備のポジションはしたくないという人は多いです。  守備を面白くないと思っている人は多いです。守備は作業的になりやすく、味が無く

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          不満やストレスとさようなら!

           今日は「不満やストレスを感じるとき」というテーマでお話させていただきます。  サッカーだけではないですが、サッカーにおいても「心の持ち様」というのは大切です。メンタルだけでパフォーマンスは変わってくるので、心の状態を良い状態にしておくことはとても大切です。今日は、そんなお話をしていきます。  人が「不満」や「ストレス」を感じる時はどんな時でしょうか。最近、サッカーをしていて、僕が不満やストレスを感じた時ってどんな時だろうって考えてみました。一番に思い浮かぶのは「思い通りのプ

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          守備で走れない選手は、もういらない!

           今日は「抜かれたら走るという当たり前のこと!」というテーマでお話させていただきます。  先日、ジュニアユース年代のトレーニングを見に行く機会がありました。そこで「このクラブ、きっと強くならないだろうな…」と思う瞬間があったので、それを皆さんにも共有したいと思いました。  今日お話することは、日本と海外の「違い」のひとつでもあります。少なくとも、スペインやアルゼンチンでは絶対にありえないことです。ですが、日本では結構あること…。なので、サッカーに関わる皆さんにも「うちのクラブ

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          警告!無意識のうちに動く体!

           今日は「無意識のうちに動く体を意識する」というテーマでお話させていただきます。  随分と哲学的なテーマに聞こえますが、とても大切な話です。例えば、ドリブルしているときのことを思い出してください。自分ではものすごく速くドリブルしているように思っていても、動画に撮ってもらって自分の動きを確認すると「全然速くないじゃん!」みたいなことがあります。走っているときも同じで、全速力で走っているつもりでも、第三者の目で見ると「全然速くない」みたいなことがよくあります。  これは「動体

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          新常識!2対1をつくる理論!

           今日は「2対1をつくる理論」というテーマでお話させていただきます。  新常識と書いておきながら、スペインでは、もう10年以上前…2010年くらいに言われていたフットボール哲学のひとつです。僕らが好きなスペインというのは、テクニックがあり、集団でボールを回して攻撃にいくイメージがあります。実際やったことがある選手はわかると思うのですが、試合でやるのはとても難しいです。  11人でボールを回そうとすると、右サイドから左サイド、左サイドから右サイド、後ろに下げて落ち着かせて、

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          「ボールを奪われた後の5秒間」について、こう考えると全て上手くいく!

           今日は「奪われた後の5秒」というテーマでお話させていただきます。サッカーというスポーツは「自分たちがボールを持つ」ことが大切です。サッカーというスポーツにおいて、何よりも大切なのはボールです。ボールを持っていないとゴールは生まれません。ボールが無いと攻撃することはできません。  ポゼッションフットボールやポジショナルプレーと言われるサッカー哲学は、「ゴールを奪いに行く」ことよりも「ボールを奪われないようにする」ことを大切にします。  しかし、カウンターサッカーや守備ブロック

          「ボールを奪われた後の5秒間」について、こう考えると全て上手くいく!