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海外サッカー 記事まとめ

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2021年3月の記事一覧

ジョアン・フェリックスが輝くために

現状アトレティコ最大のクラック、と言えば現在は間違いなく、バルサから加入した最強ストライカールイス・スアレス、あるいは世界最高のGKヤン・オブラクの名が上がるだろう。 そんなアトレティコには、2年前まではレ・ブルーのエースが居たらしい。 そのメンヘラの代わりにやってきたのがジョアン・フェリックスその人である。 デビュー戦となった、ラ・リーガ19-20シーズン第1節ヘタフェ戦からその名を轟かし、異論反論あれどゴールデンボーイも獲得した、稀代の天才である。 その将来を約束され

香川真司がドルトムントで初めてゴールを決めた試合と、レバンドフスキ【「心が震えるか、否か。」発売記念☆毎日更新!3日目】

前回はセレッソ時代(「心が震えるか、否か。」では第2章に収録)のチームメイトのお話を紹介したので、今回はドルトムント時代(第3章)のお話を。 2010年7月28日、香川選手がドルトムントに加入してまもない時期のことです。シーズン前の練習試合で、当時は3部リーグのディナモ・ドレスデンと対戦しました(結果は心が震えるか、否か。」では第2章に収録)のチームメイトのお話を紹介したので、今回はドルトムント時代(第3章)のお話を。 2010年7月28日、香川選手がドルトムントに加入し

もう一つのトランジッションのカタチ −弱者が強者と戦う上でのトランジッション−

この記事の全文はスペインサッカー研究所にてチェックできます👇 無料版インスタグラムはこちらから👇 【ラージョU−17 93日目】 Hola Chavales!!!! 今日はヘタフェ戦に負けて初めてのトレーニングでした。 最初の45分間はグランド上でミーティング。 監督のルベンはきまってチームが沈みかけようとするときにミーティングをします。 昨シーズンはアトレティコ・マドリードにホームで1-6で負けた次のトレーニング。 僕たちはその試合に負けて首位のレアルと勝ち

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わたしたちは、あの日同じ喜びを分かち合ったから

胸を張って「サッカーファンです」なんて全然言えない。それでも、一生忘れないと断言できる試合がある。 2010年7月11日。その日を思い出すとき、頭の中ではいつも、悲鳴のような、地鳴りのような歓声が鳴り響く。眼前は代表ユニフォームを着た人々で埋め尽くされ、まるで真っ赤な海のようだった。 喜びのエネルギーが、爆発している。全身に鳥肌を感じながら、そんなことを思った。 ◇ 留学生活を始めてから、わたしはこの街でそう歓迎されているわけではない、と気づくまでに、あまり時間は掛か

移籍しました。

この度、モンテネグロのZFK Brezniceから クロアチア2部リーグのZNK Katarina Zrinski に移籍しました。 この状況下にも関わらず、受け入れたチームの関係者、チームメイトには本当に感謝しています。 昨日からリーグ戦には参加しており、リーグ初戦は3-1で勝つこともできました! 周りの環境にも恵まれていて、本当に楽しい毎日を過ごしています!! ▹なぜクロアチア? 日本からモンテネグロへ移籍して半年。やっぱりプロという肩書きを背負った以上結果を残し続け

セレッソ大阪の同期が見た香川真司/【「心が震えるか、否か。」発売記念で毎日更新!2日目】

「心が震えるか、否か。」の制作にあたっては、多くの著名人に取材をさせていただきました。 岡田武史さん、小栗旬さん、小菊昭雄さん、反町康治さん、中村憲剛さん、槙野智章選手、丸岡満選手、三浦知良選手、吉田靖さん(五十音順)をはじめとした方々です。 それ以外にも多くの方の話を聞き、本書は構成されています。そのなかには断腸の思いで、削らせていただいたパートも数多くあります。 多くの方にこの本を手に取ってもらうためにも、販売価格を抑えるためにページ数をしぼる必要がありました(とは

第15回 [UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndleg] チェルシーvsアトレティコ・マドリード 分析・解説  『進化を遂げたチェルシーの秘密とは!?』

こんにちは! 今回は、第15回目の投稿です! 第15回目は、3月18日に行われた チェルシーvsアトレティコ・マドリード について分析・解説をしていきたいと思います。 見てこのノートが面白い内容だと感じたら、是非SNSなどで拡散してもらえたら嬉しいです! では本題に入っていきます。 〜試合情報について〜'試合結果' 'メンバー' 'スタッツ' 大型補強をしながら、結果を残せなかった ランパード体制からトゥヘル体制になり 失点が『2』と鉄壁且つ負けないチー

日本でプレーして、自分の実力ではステップアップは難しいと判断。

いつも菊地佑太のnoteを読んで頂きありがとうございます。 僕は昨年まで、日本の地域リーグでプレーしていましたが、今回はそこでプレーしていて感じたことを書いていきたいと思います。 まず1番に感じたことは、日本には良い選手がたくさん、溢れかえっていて地域リーグでも技術が高い選手はたくさんいるなということでした。 しかし、上手い選手の数が多すぎて、良い選手だったとしても選手としての市場価値みたいなものを上げるのがすごく大変だなあと感じました。 なんでこの人がJリーグに行け

ハイプレスを完全に無効化した1トップのポジショニング −ヘタフェのFWが僕たちに与えていた不具合とは−

この記事の全文はスペインサッカー研究所にてチェックできます👇 無料版インスタグラムはこちらから👇 【ラージョU−17 30日目】 Hola Chavales!!!! 先日の土曜日のヘタフェ戦の分析を今日監督のルベンに提出しました。 だいたい試合中にこうした方がいいなって思ったのを記憶しておいて。 家に帰って時間があればその日に見返して。 2回目に見るときに編集も含めて分析する感じが僕のやり方です。 一昨日の試合直後では、 ビルドアップで起きていた不具合とその

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香川真司「心が震えるか、否か。」を通して届けたい想いとは?

「幸いにも相談に乗ってくれる人はいたけど、あのようなケースでどうすべきかについてのアドバイスをくれる人はいなかった」 「心が震えるか、否か。」の取材のなかで、香川選手がそう語ったことがありました。2014年の8月にマンチェスター・ユナイテッドからボルシア・ドルトムントへの移籍直前の時期について振り返っていたときの話です。 最終的に、あのときは自分の頭で考え、後悔のない決断としてドルトムントへの復帰を選びました(参考までに復帰初戦のレポートです↓)。 長年にわたって世界の

若返りのバルサ、年寄りのレアル分かれたスペインの2強

皆さんお疲れ様です。 海外サッカーすきからすれば いくら興味がなくても割れるこの話 インテリスタorミラニスタ マンCorマンU どちらも好きというのはタブーだが その中でも バルセロナorレアル・マドリードサッカー好きだと必ず分かれる マドリディスタかバルセロニスタ ※ファンの名称です。 興味がなくても何となく割れます。 私はバルセロナ寄りなんですが 今シーズンは両チーム 若返りをめざしているバルセロナと 年寄りばかりいるレアル・マドリード そんな印象を感じます

ローマのスタジアム計画はなぜ突如終焉を迎えたのか?

ローマはスタジアム計画を捨てるローマに外国資本が入り丁度10年が経とうとしていた2021年2月25日、ローマは取締役会でトル・ディ・ヴァッレ地区競馬場跡地への新スタジアム建設から撤退することを決定した。このニュースにデ・ロッシも悔しさを滲ませた。 デ・ロッシ「トリノではユヴェントスが手早くスタジアムを完成させ、その後クラブの成長に大きく作用した。俺はローマの新スタジアム計画に関するプレゼンテーションに、センシ期とパロッタ期で計2回出席していて、当時は今頃どちらの計画も完成し

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サッカーというスポーツにおける【戦術】が持つ意味 −あなたはレシピを見るだけでその料理は作れるのか−

この記事の全文はスペインサッカー研究所にてチェックできます👇 無料版インスタグラムはこちらから👇 Hola Chavales!!!! 昨日の試合の負けを経ていろいろ考えることがあります。 僕はアナリストという立場があり、 監督からは、 ・攻守において良かったところ ・攻守における改善しないといけないところ この二つを自チームの分析を求められています。 試合に負ける要素って戦術的な問題だけではないと思うんです。 例えば技術的なミス。 パスがずれてボールを失

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ミュラーの語る「ムシアラ、ペップ、タイトル27個を獲得してもなお飽くなき野心」

—— 以下、翻訳 (イギリス『デイリー・メール』紙の記事全文) ドイツサッカー史上、最も煌びやかな選手であるトーマス・ミュラーは、カメラに向かって顔をむき出しにし、ゾンビの真似をしながら、ノートパソコンに驚くほど近づく。思わず後ずさりしてしまうほどである。 彼は、目を見開いて狂気の状態で「グルルゥ!」と真似をしているのだ。幸いなことに、そこに良心的な説明があった。ミュラーは、自分が『デア・ラウムドイター(宇宙調査員)』というニックネームを得た理由を説明しようとしているとい