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浦和レッズ 記事まとめ

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2021年5月の記事一覧

論理を増強するのは個人の質(2021/5/30 浦和vs名古屋)

18時試合開始だと、20時に試合が終わってそこから晩ご飯を食べるので、いろいろ取り掛かるのが遅くなっちゃいますね。逆に19時開始の方が先に食事を済ませてしまって、試合が終わったらそのままの流れで感想をまとめられて良いのかなと思ったりします。 さて、スタメンから見えた浦和の狙いとしては、相手がスタイル的にウノゼロを美学とした堅守が売りの名古屋が相手ということで、浦和の保持の時間を長くして出来るだけマテウス、相馬というSHを敵陣深くに押しとどめること、最後尾と中盤でそれぞれ数的

新たな取り組みに寄せて

Twitterの文字数で綺麗にまとめるのが難しそうなのでこちらで書こうと思います。 この程、浦和レッズサポーターの中で一つの動きがありました。 毎節、丁寧にレビュー記事を書いているKMさんがサポーター同士の「対話」によって、クラブに対する理解を深めようという場を作ってくれて、運良く自分はそこに記事提供という形で協力させてもらうことになりました。 自分自身サッカー未経験でそもそもの知識が薄かったのもありますが、スタジアムへ試合を観に行った時にプレーに対して自分が拍手をする

『ストレス』【Jリーグ】サンフレッチェ広島vs浦和レッズ

前節、神戸に勝利し勢いが出てきたレッズはアウェイでサンフレッチェ広島と戦いました。 広島は連戦が続く中でしっかりと勝点を積み重ねてきていて実力は証明済み。レッズは久しぶりのミッドウィークでのリーグ戦でした。 スタメン レッズは前節からスタメンを2名変更。柴戸と小泉が復帰した。 一方の広島は過密日程ということもありメンバーを5人変更。代表に選ばれた川辺はベンチスタートとなった。フォーメーションは前節から3バックを採用しており、この試合も3-4-2-1で臨んだ。 試合内

5月29日【熱狂の記憶】浦和レッズが初めてヴェルディに勝利した28年前。スタジアムに「ハンドコール」が沸き起こった

その時… Jリーグの浦和レッズの本拠地であった駒場競技場では、今では考えられないような光景が広がっていた。 1993年5月29日。 ちょうど28年前、今日と同じ日付のことであった。 1.熱狂のスタジアムを作るために これまで、スポーツの素晴らしさや熱狂のスタジアムを作るためにはどうしたら良いかをテーマに記事を書き続けてきた。 その中で、応援するファン・サポーターの熱量を上げるためには、どうしたらいいか。その熱量が上がるトリガー(引き鉄)は何かということを深く考えるよう

【レビュー】逆手に取れるか - 2021 J1 第16節 サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ

 この記事でわかること ・先制点を生んだ「外側」を使う仕組み ・相手の対策を利用する ・人の移動で人を動かす ・相手を逆手に取れるか 3連勝で迎えたアウェイ広島戦。連戦に加えて移動も兼ねながらの厳しい日程になりました。 結果は2度のリードを守れずに引き分け。大分戦に続いて3バックのチームにやや苦戦したようにも思います。しかし、広島の守備の特徴を利用しようとする対抗策は表現できていました。 広島がどのような仕組みで、浦和はどのように対抗したのか、具体的に解説していきます

左右対称にするのは難しい(2021/5/26 広島vs浦和)

勝利が目前だっただけに非常に悔しい失点でしたし、またしても4連勝へのチャレンジに失敗したのは残念でした。 5連戦の4戦目でしたが、スタメンは前節の神戸戦の後半のメンバーでした。ただ、相手の陣形が違えば空く場所も変わるわけで、メンバーが同じでもスタートポジションを変えることでボールの前進経路を作ろうとする形はありました。 ビルドアップ隊は2CB+2CHの4枚で、柴戸と敦樹は最後尾に下りることもありますが、基本的にはプレッシング時には5-2-3のように並ぶ広島の3トップのゲー

真価が問われた一戦【Jリーグ】浦和レッズvsヴィッセル神戸

前節アウェイでガンバ大阪に3-0と素晴らしい結果で埼スタに戻ってきたレッズ。今シーズンここまで2敗のみと好調のヴィッセル神戸との対戦になりました。上位チーム相手になかなか勝てていないレッズは真価の問われる一戦でした。 現役ベルギー代表フェルマーレンなどタレントが揃う神戸はイニエスタが来日して以来、初めての埼スタでのプレーということもあり注目の一戦となりました。 スタメン ホームのレッズは前節のガンバ戦から2人変更。柴戸と小泉がベンチスタートとなり左SHに汰木、ボランチは

【レビュー】攻守の一歩目 - 2021 J1 第15節 浦和レッズ vs ヴィッセル神戸

この記事でわかること ・前半停滞の理由 ・柴戸と小泉で具体的に何が変わったのか ・攻撃の柴戸、守備の小泉 ・「バックパスを切る」とは ・全体を作る最初の一歩 絶対に落とせないルヴァン杯の試合から中2日で迎えた神戸戦。多くのリソースをその試合に割いた影響で柴戸や小泉がベンチスタートとなりました。 神戸はイニエスタがスタメン復帰。特に前半はさすがの質を見せられ、苦しみました。 しかし、またしてもハーフタイムの修正で試合のコントロールを取り戻して勝利した浦和。 前半うまく

今年やりたい守備が一番できたのでは?(2021/5/22 浦和vs神戸)

浦和はこれで今季2度目の3連勝。しかも、今季はここまで自分たちよりも下の順位のチームにしか勝てておらず、鳥栖、横浜FM、川崎、セレッソ、福岡と自分たちと順位が近い、あるいは上の順位の相手には敗れてきていただけに、試合前は7位神戸、8位浦和というい並びだったこともあってこの試合で勝てるかどうかというのがここから浦和がさらに上を見て行けるのかどうかの試金石だったかなと思います。 前半は神戸がボールを持ち、浦和が自陣に押し込まれる時間が続きました。これは神戸のビルドアップがボラン

快勝の裏で見えたもの【Jリーグ】ガンバ大阪vs浦和レッズ

前節ユンカーのリーグ戦初ゴールなどで仙台に勝利したレッズはアウェイでガンバ大阪との一戦。 ガンバ大阪は前節の広島戦後に成績不振を理由に宮本監督と契約解除し今節から松波暫定監督が指揮を取った。 攻撃陣にタレントが揃うガンバを相手にレッズは相性の良い吹田スタジアムで勝利し勢いに乗りたいところです。 スタメン レッズは前節の仙台戦からメンバーを1人変更。右SHの関根に変わって田中が久しぶりに先発となった。また配置も変更し武藤が左SH、小泉がトップ下に入る形となった。 ガン

サッカー人生

 体を動かすことが子どもの頃から好きで、少年時代は巨人が連覇していたので、長嶋に憧れて野球ばかりしていた。しかし、冬は寒いのでよくサッカーをしていた。  中3の春に腕を骨折してギプスをしてから、サッカーばかりしていた。当時の植竹中はサッカー部が強く、あの赤き血のイレブンの永井のいた大原中と二年生主体のチームで県大会で引き分け抽選負けしたほど。  3年生になると県大会でSFのT君は得点王になる程うまかった。その彼に年中教えてもらっていた。   大宮高校に入ると早速サッカー部に

【レビュー】高くなった標準 - 2021 J1 第14節 ガンバ大阪 vs 浦和レッズ

この記事でわかること ・今節固めた浦和の役割 ・人への意識を配置でかわす ・カウンターが決まった要因 ・G大阪の弱点 ・"全方位"への道 連戦を終えて1週間のトレーニングを積んだ浦和は、敵地でのG大阪戦を迎えました。直前に宮本監督を解任したG大阪は再スタートとなる試合でした。 柴戸の怪我が回復し、スタメンに復帰。また、右サイドに関根ではなく田中が起用されました。 今節は珍しくボール支配率が低かった浦和でしたが、前半で3得点を奪うと危なげなく試合を進めて勝利を収めました

個性にマッチした配置(2021/5/16 G大阪vs浦和)

試合の2日前にG大阪の監督解任があってブースト作用が危惧されましたが、確かにガンバのプレッシングの出足は悪くはなかったものの、適切な論理を構築されてきたわけではないので浦和は前半の決定機を逃さずに仕留めて試合を決めることに成功しました。 これまでのチャンスは作るけども得点にはならなかった展開とは違い、ユンカーというエリア内での質を見せつけることが出来る選手がピタッとハマったことはとても大きいですね。 ゴール前にボールを運ぶまでの展開もガンバの4-4-2の守備に対して、2-

手詰まりになる前に【Jリーグ】浦和レッズvsベガルタ仙台

今シーズン未だにリーグ戦は1勝のみと下位に沈むベガルタ仙台との一戦。しかし、仙台は前節の柏戦で今シーズンのリーグ初勝利をあげ士気が高まりつつあります。 レッズは相性の良い仙台に勝利して上位進出の手掛かりにしたいところです。 スタメン レッズは前節の福岡戦からメンバーを3名変更。キーパーにはリーグ戦デビューとなる18歳鈴木彩艶。ボランチは阿部が久しぶりに先発に復帰し、トップにはルヴァンカップでベールを脱いだ新戦力ユンカーが入った。 一方の仙台は前節の柏戦からメンバーを2