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高校・大学・社会人野球 記事まとめ

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2023年11月の記事一覧

広陵のスラッガー、真鍋慧はなぜ“指名漏れ”となったのか? 今だから明かせる…スカウト陣が与えていた「本当の評価」

毎年ドラフト会議では指名が有力視されながら、最後まで名前を呼ばれることがない、いわゆる“指名漏れ”と呼ばれる選手が必ず出てくる。今年の“指名漏れ選手”で最も話題となった1人が、広陵のスラッガー、真鍋慧だった。 1年夏から名門の中軸を任され、甲子園での一発こそなかったものの、2度出場した明治神宮大会ではいずれもホームランを放ち、準優勝に大きく貢献した。 恵まれた体格とパワーで“広陵のボンズ”と呼ばれ、今年の高校球界を代表するスラッガーとして注目を集めていた。しかしながら、ド

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2年生で早くも150キロ超…プロ注目の“高速右腕”がトップを争う!2023年高校野球秋季大会「球速ランキング」

11月末で高校野球は「アウトオブシーズン」に入り、対外試合も禁止期間に入った。「プロアマ野球研究所」では毎月、その月に現地で計測や確認ができた投手の球速ランキングを発表しているが、高校生のこの時期は、ランキングの基準としている145キロを超えるケースは少ない。このため、今回は、9月から11月までの高校野球の新チームの試合で、「140キロ以上」をマークした投手をランキング形式で発表したい。 結果は、140キロ以上が34人、145キロ以上が8人となった。川勝空人(生光学園)と小

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【2024ドラフト候補】未来の守護神!? 作新学院・小川投手の可能性 ~明治神宮大会~

今大会注目の右腕と評された作新学院高・小川哲平投手。 20日に行われた決勝戦(VS星稜)に先発し、6回1失点と好投しましたが、惜しくも準優勝となりました。 自分の特徴を前面に押し出し、見ていて気持ちの良い投球を披露する小川投手。 今回は、決勝戦の投球を振り返り、小川投手の可能性について探ります。 数年後、どこかの球団の守護神になっている可能性があります。 直球の割合80%超! 小川投手の武器は直球です。 直球を軸に打者を押し込むスタイルの投球で、星稜打線に対して

2023神宮大会振り返り:北海、青森山田、大阪桐蔭、広陵、高知、熊本国府

前回に引き続き、今回も第54回明治神宮野球大会の振り返りを行っていきたいと思います。今回は高校の部、後編です。前編(星稜、作新学院、関東第一、豊川)はこちら👇 本記事の最後には私の選ぶ神宮大会高校の部ベストナインを発表させていただこうと思います。ご一読いただけますと幸いです。 ※ヘッダー画像引用(日刊スポーツ) 北海(北海道) 📝戦績 【秋季北海道大会試合結果(ベスト8以降記載)】 【明治神宮野球大会結果】 📝チーム全体評価 神宮大会では、初戦で作新学院高校と対

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【幹部挨拶】主将 柿崎祐太朗(文3・青稜)

 2024年度、体育会軟式野球部主将を務めます、柿崎祐太朗(文3・青稜)と申します。  初めに、平素より軟式野球部を支えてくださっている皆様に心から御礼申し上げます。最高学年となり、これまで以上に皆様方のご支援を実感しているところであります。  ブログリレーの初日は、主将を務めます私の方から、昨年度の振り返りと抱負について述べさせていただきたいと思います。  昨年度の戦績を振り返ると、あと一歩で上位大会を逃した春季リーグ、不完全燃焼に終わった秋季リーグというようにまとめ

高校野球と思春期子育て

先週、息子くんの高校野球の大会がありました。 なるべく仕事を休まずに済むように夜行バスに乗って東京を目指す。。。 「私が観に行っても大丈夫かなぁ・・・」 野球あるある。 大好きなお母さんやお父さんが観に行った時に限って、「良いところを見せなくちゃ!」と力が入ってしまうのか、こども達は打てないことがある。直近の練習試合で。 うちの息子くんも例のごとく。。。 初めての夜行バスに時差ぼけのようにボーーっとしながら到着した神宮球場。スタンドには同じチームのお父さん、お母さんが集ま

2023シーズンを終えて

こんにちは。 久しぶりの投稿となります。 今回は昨年独立リーグを引退し、今年から再び横浜ベイブルースという社会人野球のクラブチームに戻っての1年間を振り返っていきます。 会社員としての社会人野球昨年独立リーグを引退し、今年入団した先は大学2年生の時に入団した横浜ベイブルースという社会人クラブ野球のチーム。再入団という形で今年から再びベイブルースのユニフォームを着て戦いました。 そして以前所属していた時、大学を通いながら所属していた為、大学生選手として活動をしていた。

『できない理由よりできる方法を』軟式野球日本代表 キャプテンに学ぶ「あきらめないマインド」の作り方

JBグループでは誰もが自分らしく生き生きと働ける環境を整え、多様な人財に活躍の場を提供しています。 JBCCの中部地区の営業で、仕事と軟式野球 日本代表に全力で取り組む金子さんもその一人。新天地であるIT企業のJBCCに昨年入社し、38歳の現在も軟式野球の日本代表で活躍し続けるパワーの秘訣を伺いました。 野球中心の学生時代、その時々の周囲の支えが力に 生まれはサッカー王国の静岡県ですが、野球好きの家族の影響で、軟式野球チームに小学校1年生で入団したのが今につながるきっかけ

千葉ロッテマリーンズ ドラフト指名を振り返る ①指名選手編

どうも、やまけんです。 去る10月26日、プロ野球ドラフト会議が行われました。千葉ロッテマリーンズは支配下5選手、育成5選手の計10選手を指名し、来季からチームに加わることになります。 自分のnoteでも何本かに分けてドラフトの展望をアップしていましたが、実際の指名はどうだったのか?をじっくりと振り返りたいと思います。第1弾として、今回はマリーンズが指名した選手を紹介したいと思います。 ※今回、指名選手のプロフィールやスカウトコメントなどは球団公式HPより引用します。

【2024ドラフト候補】来春の甲子園で評価上昇も!? 豊川・モイセエフ選手 ~明治神宮野球大会~

甲子園で本塁打、長打が生まれれば、評価が上昇すること間違いなしです! 豊川高校のモイセエフ ニキータ選手です。 気持ちの良いフルスイング、ライト方向へ引っ張った打球の速さは、プロから注目されるだけの力を持っています。 来春の甲子園で注目を集めるスラッガーになります。 柳田選手(ソ)のようなスイング 16日の高知戦、19日の星稜戦ともに、3番・センターで出場したモイセエフ選手。 左投げ左打ちの外野手で、バットを構えた姿はソフトバンク・柳田悠岐選手を彷彿とさせます。

レジェンドに並んだ。そして歴史を越えていけ!星稜が32年ぶりに明治神宮野球大会Ⅴ。「ゴジラ」松井さんがつかんだ栄光を後輩たちも

レジェンドに並び、歴史を越えていく。その思いが伝わる試合だった。明治神宮野球大会で石川の星稜高が32年ぶり3回目の優勝を果たした。前回の栄光は「ゴジラ」こと松井秀喜さん(49)たちがつかんだもの。当時、まだ生まれてもいない現チームの選手たちが偉大な先輩に肩を並べて、さらに上を目指そうとしている。若者たちよ、歴史を越えていけ! 20日に神宮球場で行われた決勝戦。星稜は栃木の名門、作新学院と対戦した。両校の選手たちには因縁がある。2年前の中学生だった時、軟式の全国大会決勝で戦っ

2024年センバツ出場校予想

0 はじめに 明治神宮大会も終了し2023年の高校野球はシーズン終了となりました。ここから来年3月に開催される春のセンバツ高校野球大会まで高校野球ファンにとっては暗黒の冬を迎えることになります。そこで、この秋に開催された地方大会も踏まえて来年のセンバツに出場するチームを予想して、センバツへの期待を膨らませましょう。 (個人的に詳しい地区とそうでない地区とがあり、記述に濃淡があります。また、すべてを読むと20分程度かかると思うので、目次から飛んで、興味のある地区の記述だけを読

都立高校初の甲子園勝利を目指した日々(運営 宇佐美和貴インタビュー 前編)

無料チケット受付中!  下記のリンクから申し込みできます。  甲子園のスタンドを満員に!ぜひご来場ください! 野球と勉強を両立できる高校へ――野球を始めたきっかけについて教えてください  自分には姉がいて、姉の同級生の多くが野球をやっていました。姉のつながりで野球をやっている姉の同級生たちから可愛がってもらっていて、その同級生たちから野球をやらないかと誘われました。  父も野球をやっていたということもあり、野球がとてもやりたかったというよりは、野球をやる雰囲気ができていて野

【2024ドラフト候補】広陵・高尾投手 大阪桐蔭倒せる!直球主体の投球で魅力増す ~星稜戦~

15日、神宮球場で実現した広陵VS星稜の超名門校同士の戦い。 注目の一戦で、勝負を分けると思われたのが広陵のエース・高尾響投手の投球。 2年春の甲子園ではチームをベスト4に導き、2年夏の甲子園では優勝した慶応高に敗れるなど、すでにその名が全国に轟いている高尾投手。 来春の甲子園出場も確実で、世代トップクラスの右腕であることに間違いありません。 しかし、この日は6回7失点と乱調。チームを勝利に導くことができませんでした。 星稜戦を振り返り、高尾投手の良さ、気になった点