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北海道日本ハムファイターズ 記事まとめ

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2022年10月の記事一覧

2022年10月27日「杉谷拳士電撃引退」の見出しが踊る。10年前のあの日が、きっと始まりだった。ファイターズに尽くし続けた拳士に、ただただ、ありがとう。

 早朝に目覚め、スマホを開けた。スポーツニュースに「杉谷電撃引退」の文字が見える。一瞬愕然としたが、諦めのような気持ちもした。 どのような経過だったのかは、わからない。 球団から戦力外を告げられたのか、トレードを打診されたのか、いずれにせよ来季の構想外は確定していたのだろう。   現実的に考えて、来季のファイターズに拳士の居場所を探すのは、難しい。ユーティリティでスイッチヒッター、隙間産業で長いことやってきたが、外野も内野も若い選手で埋まり、ドラフトでもメジャーリーグに昇格

「加藤豪将でポジれ」の話

今年の日本ハムの指名について各媒体のドラフト採点では「平均~やや上」程度が多く、世間的にはそれなりに評価されている様だ。 ※あまり当てにするものでもないが しかし、ファンの評価はそれほど良くない。最大の争点となっているのはNYM傘下3A級に所属する加藤豪将を3巡目で指名した事だろう。 このnoteで事前に行った指名予想でも6巡目だった様に「下位指名でも獲れる」と思っていたからだ。それでもファンの下馬評はあくまで外から見たものだ。 例えば立教大の山田健太を代わりに3巡目指

ファイターズ2022年シーズンで私が得たもの

 2021年のシーズンオフ、私と同じファイターズファンは何を考え、2022年シーズンに何を期待しただろう。  「ノンテンダー」。これはプロ野球にハマって数年しか経っていない私には非常に難しい言葉だった。そして、この言葉と私の大好きな選手たちの名前が一緒にTwitterのトレンド入ったとき、漠然とこの言葉の指す意味が分かったような気がした。その瞬間、「どうかそうならないでくれ」とひたすらに願った。  しかし、嫌な想像は見事に的中し西川遥輝選手、大田泰示選手、秋吉亮選手の退団が

日ハムファンが評価する今年の新庄ファイターズ

2016年以降、レアードや中田翔の放出、西川遥輝と大田泰示のFAなど主力を手放したファイターズは低迷し、BIGBOSSが就任した今シーズンも圧倒的最下位に沈んだ。 ファイターズファンとしてシーズンを通して試合を見続けた身として言えるのは、今シーズンはここ数年で1番楽しさとワクワクの詰まった一年だったということ。昨年まで痛感していた連敗の辛さやつまらなさとは一変、新庄と若手ファイターズが見せた強い忍耐力と諦めない精神がファンの心を鷲掴みにした。 その中でもファンを沸かせ、印

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]10/24 トレード、ドラフト、戦力外、コーチ人事

 最初に触れておきたいのは、渡邊諒、高濱祐仁と阪神・江越大賀外野手、斎藤友貴哉投手の交換トレードです。渡邊・高濱の新天地での活躍を祈念しています。そして江越・斎藤はファイターズの一員として来てくれるなら大歓迎だし、活躍するよう応援したい。それは当然の大前提です。しかし客観的に見れば、今回の交換がハム側にずいぶん損なトレードであることは間違いない。規定打席に2度到達したことがある渡邊、昨年中田の後釜として100試合以上に出場し大器の片鱗を見せた高濱と、年間100試合以上出場した

ファイターズ日記#1(はじめまして)

この日記を書いている僕はどこにでもいる男子大学生です!ファイターズを好きになってからもう何年経っているかわからないです。そんな僕の野球語りにお付き合いください!! そもそも何でファイターズ?お前誰だよ?みたいなご意見はたくさんあるかもしれません。(いやすでにあるかも。)僕は今こそリーグ最下位となってしまったこのチームを熱く語りたい!と思います。 きっとこのチームは優勝できると願っています。 そもそも僕はファイターズをいつ好きになったのか?読んでくれた方大半は思っているか

【日ハム育成2位】中山晶量ってどんな選手?【徹底解説】

中山晶量 プロフィール恵まれた身体から投じられる球威のあるストレートとキレのあるフォークで空振りを奪うピッチングが持ち味の右腕。ストレートは最速150km/hを計測している。 鳴門高校時代には現北海道日本ハムファイターズ河野竜生投手と共に1年生から試合で起用され、甲子園での登板も経験した。3年連続で甲子園への出場を果たしたが、3年春以降は右肘の炎症が原因で、外野手としての出場。3年夏には甲子園でHRも記録し、3年ぶりとなる甲子園ベスト8を達成した。ただこのHRはバントのサイ

プロ野球ドラフト会議 宮内投手 日ハム6位指名 日本製紙石巻から7年ぶり

 プロ野球ドラフト会議が20日、東京都内であり、社会人野球チーム日本製紙石巻の宮内春輝投手(26)がパ・リーグの日本ハムファイターズから6位指名を受けた。同石巻からのプロ入りは7年ぶり、7人目。宮内選手は「信じられないという気持ちが強い。プロ入りがゴールではないので一軍で活躍し、これまで応援してくれた石巻の方々に恩返ししたい」と意気込んだ。 「一軍で活躍し、地域に恩返し」 宮内投手は、千葉県旭市出身。身長176センチ、体重75キロで、最速152キロの直球を軸とした横投げ右腕

背番号のはなし

■ ファイターズのルール 野球選手にとって、背番号は第二の顔といっていいくらい大切なものではなかろうか。人によっては譲れないこだわりを持っていたり、その背番号に至るまでのさまざまなドラマがひそんでいたりもする。  今回は、そんな背番号にまつわる話をちょこっと👌ひとつまみしてみたい。  北海道日本ハムファイターズには、この背番号についてちょっとしたルールがある。 ① 基本的に1~70の間 ② 0と00は使わない  1991年以降、球団の支配下選手登録の上限は70名と決め

2022年ドラフトプレビュー①の話

今年もドラフト会議の季節がやってきた。今季は試合を観てはいたものの、執筆意欲が湧かずこの3カ月半は主にドラフトに追っていたのだ。 そんな訳で今回もドラフト指名予想を作ってみる。「個人的に欲しい選手」というよりは「実際に指名しそうな選手」を選んでみた。 昨日の予期せぬトレードで時間が押してしまったので、今回はとりあえず1巡目から5巡目までだ。6巡目以降と育成指名は明日の昼頃に投稿しようと思う。 時間もないので早速順番に紹介していこう。 ▶ 初回入札 矢澤宏太 (日本体育

2022ファイターズドラフト予想

今年もドラフト予想です。 アマの選手あまり知らないので、予想というより「こんな選手がほしいな〜」というざっくりした希望です。 1位 矢澤宏太 今年は公言がありました。 これついては、「その年のNo. 1を指名する」というファイターズの基本理念の他に、公言の理由をコメントする中で矢澤選手に『二刀流』への希望があることを匂わせ、どちらか一方専念と考える他球団を退けるための公言かと思われます。 今年は突出する選手もおらず、競合回避に向かう動きを見込んで公言する球団が多いですが、

2022年ドラフト指名の話

先ほど2022年のドラフト会議が終了した、とりあえず当日のうちに雑感を書いておこうと思う。ひとまず指名選手一覧を見てもらおう。 まずは何よりも公言していた矢澤宏太を無事に単独指名出来て良かった。ドラフト前も書いたが素材としては、21-22年のドラフト候補でNo.1だと言っても過言では無い。 有名人なので多くを語る必要は無いだろう。Max152キロ左腕としても、将来の1番CF候補としても上位候補として相応しい魅力的な選手だ。 新たな二刀流の形(運用)を模索していく必要があ

ファイターズ2022ドラフト雑観

お久しぶりです。遂に2022年のドラフトが終わりました。事前報道と同じ10人の指名がありましたね。色々驚きの多いドラフトになりましたが、簡単に振り返りたいと思います(賛否両論あると思いますが、大目に見てくださいね)。 総評まず、全体的な感想としては、そこまで悪くはないと思います。TwitterのTLでは阿鼻叫喚というか、落ち込んでいる方も多かったですが、実はそこまで悪い指名ではないと思っています。 まず何と言っても「1位・矢澤宏太」。サイズや運用面の懸念がありますが、202

[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]10/18 近藤、FA権行使へ。そしてドラフトの行方。

 ここでは早くから予測してましたが、近藤がFA権を行使する意向を固めたようです。行使すればオリックス、ソフトバンク、ロッテなどが獲得に乗り出す模様。GMや監督以下ハムOBがずらりと揃い、強かった時期のハムを思わせるしぶとい野球で連覇を果たしたオリックスか、王者奪還を狙う盟主ソフトバンクか、近藤の地元・千葉のロッテか。  近藤は2016年の日本一を主力で経験した数少ない選手のひとりです。勝ちの味を知り、どこのチームに行っても主軸を任せられるぐらいの揺るぎない実力と実績を兼ね備