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ファイターズ2022年シーズンで私が得たもの

 2021年のシーズンオフ、私と同じファイターズファンは何を考え、2022年シーズンに何を期待しただろう。

 「ノンテンダー」。これはプロ野球にハマって数年しか経っていない私には非常に難しい言葉だった。そして、この言葉と私の大好きな選手たちの名前が一緒にTwitterのトレンド入ったとき、漠然とこの言葉の指す意味が分かったような気がした。その瞬間、「どうかそうならないでくれ」とひたすらに願った。
 しかし、嫌な想像は見事に的中し西川遥輝選手、大田泰示選手、秋吉亮選手の退団が決まった。「スピードスター」と呼ばれるように足が速く、チームの華のような存在であった西川選手、読売ジャイアンツから移籍し、ファイターズで輝こうと常に前を向き泥臭く、一生懸命に戦っていた大田選手、東京ヤクルトスワローズから移籍し、若い選手が多いファイターズではベテランとして一軍でも二軍でも腕を振っていた秋吉選手。「にわか」ファンである私でさえも非常に思い入れのある三選手の退団。「ノンテンダー」というたった6文字の言葉がファンに大きな衝撃を与えた。私は彼らの次の移籍先が決まっていない状況であったのにも関わらず、「ファイターズはこれからどうなるのかな」という心配で胸がいっぱいになった。

西川遥輝 タイムリー

西川遥輝 盗塁

 2021年シーズンに退任を決めた栗山英樹監督に代わり、2022年からの監督を務めることとなったのは「まさかの」人だった。初めて投稿したnoteにも書かせていただいたように、私は2017年からファイターズのファンになった「にわか」なわけで、ファイターズのレジェンドたちの事は良く知らない。しかし、一人だけ私が知っている人物がいた。それが2022年シーズンの監督を務めることとなった「新庄剛志」選手だ。私は新庄さんの「美容整形をしている」、「バリに住んでいる」、「元プロ野球選手」という偏った情報しか知らなかった。そのため、そんな「新庄剛志」という人物が監督を務めるというニュースを知った時、「そんな人が来シーズンから私の大好きなチームの監督!?」という不安と不信感に駆られた。

 今述べてきた「ノンテンダー」、「新庄新監督」を受け、何様だと言われればそこまでだが「ファイターズの2022年シーズンは大丈夫なのか」という心配しかなかった。シーズン前、他球団を応援しているファンの「ワクワク感」が全く理解できなかった。むしろ羨ましいほどであった。 しかし、2022年シーズンを終えようとしている今の私から、シーズン前の私へ伝えたいことがある。それは、「心配いらない。2022年シーズンは想像以上に楽しかったよ!」ということである。そしてもう一つ感じているのは、新庄監督(BIGBOSS)に対して不安や不信感を覚えていたことが申し訳ないということだ。

 私は2022年シーズンを通して「応援」の本当の意味を知らなかったことに気が付いた。「応援」とは選手やチームの状況を心配することではなく、選手やチームがそんな状況にあっても信じてついていくことなのだと感じた。プロ野球もファイターズについてもまだまだ勉強不足だが、このシーズンで「ファンのあり方」だけはわかったような気がした。

<補足> 使用した写真はすべて現地で自ら撮影させていただいたものです。 西川選手の盗塁後ベース上の土を慣らす姿、嬉しそうにファイターズベンチに返ってくる姿、大田選手が見せた2021年シーズン最後のタイムリーでレフトスタンドにも捧げてくれたガッツポーズ、お世話になったであろう栗山監督のグータッチを左手で包み込んでいる姿、そして何よりファイターズのユニフォームを着ている姿がもう見られないということ。当たり前だけどやはり寂しい!

いつまで引きずっているんだ、と思われてしまうのでこれにて終了!

2022年シーズンもやっぱりファイターズが大好きでした!

#北海道日本ハムファイターズ #プロ野球 #野球ファン #西川遥輝 #大田泰示 #秋吉亮 #今シーズンもありがとう


大田泰示 タイムリー

大田泰示 ガッツポーズ


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