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[ADHD生存戦略]上下関係を作るのはまじで止めとけ。

 こんにちは。今日もお疲れさまです。私も頑張って生き抜きます。
今日は、上下関係を作るのは止めといた方がいいよという話。
 今までの不健全な上下関係から、なんでそんな関係を生み出すのか、つらつら書いてみます。
(私はADHDとASDの両面を持ち合わせているため、ご注意ください)


気が付いたら生み出してしまう「上下関係」

 気が付いたら、どんなときでも強く不健全な上下関係に縛られる人生でした。スポーツクラブのような爽やかな関係ではありません、真綿で首を絞めるような柔らかい苦痛でした。

①親との関係

 まず親との関係。両親は主に金銭面でうまくいっておらず、常に母の愚痴を聞き続ける役割を担っていました。お前が居なければ離婚できたなどと言われ、何とも言えない心持ちになりました。
 当時私はそのことに対しそこまで苦しみを感じていませんでしたが、仕事のために一人暮らしを始めてから、当時のことがフラッシュバックするようになってきました。本当は苦痛だったのです。
 実家暮らしの際は反抗期もなく、周囲からいい子であると言われていました。服装、髪型、行動をすべて母に規制されていましたが、特に何も反対しませんでした。
 それは反抗すらできない浅い関係しか築けていなかったんだと今は思っています。

②恋愛関係

 多弁・物忘れ・衝動性が強い・・・。ADHD特性を持つ私は天然ボケという女性のジャンルに収まってしまうようです(限りなく不本意)。
 そういった特性の私は、俺が居ないと、という同じく発達障害傾向の男性に好かれがちであり、実際に恋人になったことがあります。が、ろくなことにはなりませんでした。そのような関係の場合、対等な立場にはなれないからです。

 ・奉仕する側とされる側
 ・相手に指示する側と指示を受ける側
 ・束縛する側とされる側
 ・暴力をする側とされる側
 ・金銭に問題がある側と補填する側

 事故の過失において10:0がほとんどないように、相互に問題がありました。
 両者コミュニケーション不全のため、相互に依存しあい、ジェットコースターに乗っているような不安定な関係しか築けませんでした。
 
 よく発達障がい女性で聞かれる「理解ある彼君」ですが、私は疑問に思います。一方的にどちらかが支えられているような関係は、いつか破綻します(もしくは破綻していてもそれに全く気が付いていないのだと思います)。
 私の場合、気が付けば、相手の機嫌を常に取り続けている私がいました。常に嫌われないか不安にかられる、一緒にいて苦しい関係にしかならず、全くうまくいきませんでした。

③友達関係

 私は友人がほぼいません。わずかに中学・大学時代の友人がいますがそれぐらい。その人たちも年に1回、2回ぐらいしか会いません。
 友人と会う際、とても緊張し、自分がうまく話せるか心配になります。
また、プレゼントを渡したり、相手の話を必死に聞こうとするなどサービスを提供する側かのようなふるまいになってしまい、相手に気を使わせてしまいます。
 そう、ホストと客みたいな関係です。何も対等な気がしません。
全く気が休まらず、楽しいという気持ちになりません。会った後に、あの時ああ話せたらよかったのにと一人反省会が始まります。
 職場の飲み会も同様で、苦しい気持ちにしかなりません。

【考察】なぜ苦しい上下関係しか構築できないのか

 なんでこんな人間関係しか構築できて来なかったのか。

1.極端な思考ー自分の悪い面しか見ず相手の良い面しか見ない

 気が付いたのですが、私は自分含め他人の多様な一面を理解できない特性があるようです。

 ・学歴が高い
 ・仕事ができる
 ・お金を稼いでいる
 ・スポーツができる
 ・褒め上手

 どんな人にも欠点があり美点もあるはずです。

 ・学歴が高くても性格が悪い
 ・仕事ができても家庭を顧みない
 ・お金は稼ぐが、散財癖がひどい
 ・スポーツはできるが、話すことは苦手
 ・褒め上手でも暴力をふるう

 すべてが完璧な人なんていません。すべてが悪い人も居ない。 

 世の中には色んな人が居るのに、私は他人をある種神格化(妄信)し、敬ってしまいます(これは一方で、自分より下だと思う場合、とんでもない虐めを引き起こしかねないめちゃくちゃやばい特性だと思います)。

2.類は友を呼ぶー発達障害傾向のある人と関係性が強くなる

 波長が合う。まあまあ嫌なのですが、私はある程度発達障害傾向がある人と波長が合ってしまいます。
 相互に距離感がおかしいことや発言内容を気にしないため(言語的ドッジボール)、会話としては非常に楽なんですね。
 しかし、そもそもお互い距離感がおかしいので、トラブルも起きがちになってしまいます。
 また、発達障害傾向が相互にあって仲が悪く、しかもいずれかに執着気質がある場合、お互い嫌いなのに何故か関わろうとする地獄の関係性が生まれます。モラハラ・セクハラの素因になります。

3.他責思考ー上下がある関係が楽

 他責思考。最後になりますがこれが一番なんだと思います。上下がある関係は、下の立場に自分がいる場合、相手に責任を押し付けることが出来るため、無茶苦茶楽なんです。
 自分で考えて責任を取るのが怖いので自分で考えることを放棄する、そんな残念な考えが根底にあることに気が付きました。

 私は間違ったことをするのが、過去におかしいと言われる経験があったためにとても怖い。とにかく怖い。

まとめ:上下関係なんて幻想は捨てろ

 人には上も下も無い。
仕事の役割上では上司と部下という関係があるかもしれないが、人間としての優劣は全くない。それは社会的なくくりなだけ。
 
 家庭の中で、恋人間で、友達間で、上下関係は捨てろ。
 自分で決めて意見を言い、責任を取れ。

 強くそのことを思いながら生きると、すこしばかり人生が変わってきて、生きるのが楽になってきたように思います。





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