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27.不思議な、素敵なおくりもの

「素敵な贈り物」

数年前、オグ・マンデーノの「十二番目の天使」(求龍堂)の本をもらいました。
これは、一人の男と小さな少年の心あたたまる物語でした。
しかし、とても不思議な本で最初から涙が止まりませんでした。内容も衝撃的で夢に破れ拳銃で自殺しょうとしていた男と、野球少年の話でしたが、私はその本を何度も読み、涙して感動しました。
近年、涙してしまう作品にはあまり出会わなかったのですが、深くにも泣いてしまいました。
そこで、多くの人にお知らせしたくなり、とても素晴しい本だったので友人たちにプレゼントしました。
その友人たちもその本に感動して、その友人たちはその本を自分の友人にプレゼントしたのです。その後、その本はさまざまな人の手にわたっていったようでした。
そしたら、つい最近のこと、わたしの本を読んでくれた読者が本をプレゼントしてくれました。

私は驚きを隠せませんでした。信じられないことです。

こんなことってあり得るのでしょうか?

これって偶然なのでしょうか?結果、わたしの手元に「十二番目の天使」の本が来ました。

きっと、戻ってきてくれたのですね!

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「汚してくれてありがとう!」
 
私の顧問先の商店街のビルにとても明るいおばちゃんがいます。私はこの商店街に来るたびに、このおばあちやんを探して挨拶するようにしています。それは、いつも元気をもらうからです。
このおばちゃんの仕事はトイレの掃除が専門で、年は七十四歳です。この商店街のトイレはいつもピカピカに光り輝いています。
ある日、おばちゃんにこんな話をしました。
「いつもトイレを汚してスイマセン!せっかくきれいに掃除していただいているのにね!」
するとおばちゃんは、
「バカ言ってんじゃあないよ!あんたらが汚してくれるから、わたしの仕事があるんだよ。みんなが汚してくれなかったらわたしゃクビ!必要なくなってしまうだろ!だから、一生懸命キレイにするんだよ!わたしゃねえ、トイレが汚れているたびにいつも『ありがとう』って感謝しているんだよ…」 
このおばちゃん嬉しそうに笑顔で答えてくれます。


まだまだ頑張って欲しい。

わたしはいつも元気をもらいます。

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「金木犀」

子どもの頃、トイレのそばには必ず金木犀の木がありました。
これは先人のささやかな知恵のひとつなのでしょう。当時はどこも汲み取り式で、その匂いを消すために植えてあったのでしょう。ですから、トイレに入るたびにその匂いを嗅いでいた気がします。
金木犀は遠方から見るときれいですが、花の中ではあまり美しいとはいえないのかもしれませんが。また、色だけ見ると艶やかですが葉っぱも地味で目立たちません。
でも、その香りは美しく、心地よく、秋風に乗って遠くまで運ばれていきます。
最近では住宅地を歩いていると、季節になると、どこかしらからその香りがします。
その香りに気づくとついつい回りを見渡しますが、どこにあるのかまったくわからないくらいその姿がわかりません。
ましてや夜などさらにわかりません。それでも金木犀は風を利用して香りを届けてくれます。
ちなみに金木犀の花言葉は、謙遜、初恋、真実、真実の愛、変わらぬ魅力だそうです。

早く、厳しい暑さを超えて、あなたに会いたいです!

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coucou(こうこう)と呼んでください!かうかうではありません。みなさまいつもありがとう!毎日送り続けます、ごきげんよう!

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