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109.でも、わたしは信じているのよ、生きているって素晴らしいってことを。

もうひとつの扉

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©NPО japan copyright association Hiroaki


春がまた来るたび 一つ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ


I say fun to be 20
You say it’s great to be 30
And they say it’s lovely to be 40
But feel it’s nice to be 50


満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ


I say fun to be 60
You say it’s alright to be 70
And they say it’s still good to be 80
But I’ll maybe live over 90


君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ


I say it’s sad to get weak
You say it’s hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it’s worth living
But I still believe it’s worth living

                                                          人生の扉/竹内まりや

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©NPО japan copyright association Hiroaki

男性の平均寿命は79歳、女性の平均年齢は86歳と言われています。
このように年齢を計算すると、私は現在61歳ですから、あと18年が残りの人生になります。

女性であれば、あと25年ですね。

70歳の男性なら、あと9年。

女性なら、あと16年となります。

では、80歳の男性はどうなるのでしょう?

実感が湧きませんね・・。


しかし、時間は人間が勝手に決めたものですから、参考にはなりますが、必ずしもそうならない事は誰にでもわかります(織田信長の時代は人生50年でした)。 

それに日本人の平均寿命は毎年更新され伸び続けるといわれ、これからの時代は、人生120年も夢ではないといわれています。

では、もし人生が120年だったら、どうなるのでしょうね。

60歳の人は、あと60年の人生となります。

70歳の人は、あと50年。

80歳の人は、あと40年。

90歳の人は、あと30年。

100歳の人は、あと20年になりますね。


時間は不思議な魔法です。

私の恩師故豊澤豊雄会長は、102歳の時に「人生100年なんて、あっというまだよ・・」と言いました。94歳でこの世を去った父は「人生は200年あっても同じような気がする・・」と言いました。

20代の娘は「人生って長すぎるね・・」と言います。

このように、時間は人の考え方により変わるようです。ですから、問題は人生の時間ではなく、その時間の使い方にあるのではないでしょうか。


さて、冒頭に竹内まりやさんの〈人生の扉〉の歌詞を掲載しました。有名な歌なので、どなたもご存知かと思いますが、歌詞にある英文の意味を知る人は少ないかもしれません。歌っている本人の解説もありません。

おそらく、作詞・作曲して歌っている竹内さんからのもうひとつのメッセージなのではないかと、私は想像しています。

その理由は、〈人生の扉〉の想い方や考え方、捉え方は皆それぞれに違うから、英文でそれぞれが想像すればいいのだと言っているような気がするのです。とても素晴らしい詞なので、私は次のように〈創訳〉してみました。


※「翻訳」「超訳」という言葉がありますが、ここで私の使う「創訳」とは私の勝手なオリジナル言葉で、原文の英語に対して私の創造、創像、想像、空想、妄想からまとめたものです。最初に単語を調べて、その言葉の背後やニュアンス、情景などを妄想して考えます。ですから本当の原文とは少し異なるかと思いますが、原文を勝手に変えているわけではなく自分なりに忠実に再現しています。(誤りはお許し願います)

I say fun to be 20
You say it´s great to be 30
And they say it´s lovely to be 40
But feel it´s nice to be 50

わたしは想う、20歳になるのは楽しいと。
あなたは想う、30歳だって素晴らしいと。
そして、みんなはこう想っている、40歳になることは素敵だと。
でもね、わたしは50歳になるのも悪くはないと感じるわ。

I say fun to be 60
You say it´s alright to be 70
And they say it´s still good to be 80
But I´ll maybe live over 90

わたしは想う、60歳になるのもいいわ、と。
あなたは想う、70歳だって悪くはないよ、と。
そして、みんなは言うわ、80歳だってまだまだ素敵だと。
でもね、わたしは90歳過ぎまで生きてみるわ、と。

I say it´s fine sad to get weak
You say it´s hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it´s worth living
But I still believe it´s worth living

 わたしは想う、老いるのは悲しいことだと。
あなたは想う、老いるのは辛いことだと。
そして、みんなも想っている、人生には意味がないって。
でも、わたしは信じているのよ、生きているって素晴らしいこと。
でも、わたしは信じているのよ、生きるってとても価値があるとね。


©Social YES Research Institute / coucou

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coucouです、ごきげんよう!

そうだね、生きているって素晴らしい。

私たちは何気なく生活し、仕事をしていますが、生きている、生きれている以上の幸せなんてあるのでしょうか?

健康で元気な幸せもあれば、病気だけど幸せな場合もあります、年を重ね老いる幸せ、子どもたちも幸せ、お年寄りの方々も幸せ。

空気が吸えるだけでも幸せ、呼吸ができるだけありがたい。

手や足が動く、これも幸せ、身体が不自由、それでも幸せ、美味しいものが食べられる幸せ、美味しくなくとも食事ができる幸せ、友達と会ったり、お話ができることも幸せ。

でも、ひとりぼっちだって幸せ、友達がいなくたって幸せ、結婚しても幸せ、生涯独身でも幸せ。猫や犬さんと暮らすことだって幸せ。

とても、とても寂しいけれど幸せ。

とても、とても悲しいけれど幸せ。

幸せって、幸せと思うことが、思えることが幸せで、

不幸は、不幸だと思うことで、不幸なんだね。

ならば、どんなに大変でも、どんなに苦しくとも、どんなに悲しくとも、そのことにも感謝できることで幸せに変えることができるかもしれないね。

94歳になった父が私に言いました「生きている以外に何が必要で、それ以外に望むものもないし、それ以外に何が必要なんだい…。生きていることは素晴らしいものだよ!」としみじみ話してくれたことを思い出します。


ここまでのおつきあい、感謝します。

また、明日ね!



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