わたしの心に響いた言葉たち #67北京オリンピック2022編 一生懸命頑張りました
2022/2/8
ショート演技終了後のインタビュー
Q:まず、3度目のオリンピック、ショートの演技を終えていまどんな思いでしょうか?
A:いや〜、もう、しょうがないな〜って感じです。
自分の中で…ミスはなかったなと思っているので、正直、なんか、多分皆さんよりも自分が一番ふわふわしていると思うんですけど。
なんか、ちょっと嫌われたなと思ってます。笑
Q:四回転サルコウ、踏切の部分ですか?
A:なんか、踏切ほんと直前に、最後の確認をしながら行っちゃったんですけど。
自分の穴じゃなくて他の選手のスケーターの穴が存在してて、ちょうど、こう滑ってる時にガコッてなっちゃって。
あっ、いったなと思って飛びに行ってはいるんですけど、頭が防衛してしまいましたね。体のことを。
Q:ただ、さすがの巻き返しでした。
どんな思いで3度目のオリンピックの舞台に立ちましたか?
A:そうですね。正直、演技が終わるまでは気持ちは全然切れてなくて。
すごく集中して、今まで後ショートの演技でも全体的にいい演技だったなと思っているので。
やっぱ、フワフワしてますね。気持ちが。笑
Q:フリーに向けて、四回転アクセルに向けて一言お願いします。
A:ま〜、コンディションはかなりいいなと思ってますし、今日そういう不運もあったんですけど、
氷との相性も凄くいいなと自分の中では思っているので、しっかり練習して決め切りたいです。
Qお疲れ様でした。
A:ありがとうございました。
2022/2/10
フリーの演技後のインタビュー
Q:挑戦を貫いたオリンピック。
いま、どんな思いでしょうか?
A:正直、なんですかね…。全部出し切ったというか。正直な気持ちです。
明らかに前の大会よりもいいアクセル飛んでましたし。
なんか、もうちょっとだったなぁって思いももちろんあるんですけど。
でも、あれが僕の全てかなって…。
それと、あともちろんミスをしないということは大切だと思いますし、そうしないと勝てないというのは分かるんですけど。
でもある意味あの前半2つのミスがあってこその、この天と地の物語がある意味出来上がっていたのかなと思います。
Q:羽生選手の挑戦、たくさんの方が勇気をもらったと思います。ご自身で、ご自身の挑戦について振り返っていかがですか?
A:いや、もう一生懸命頑張りました。
正直これ以上ないほど頑張ったと思います。
まぁ、報われない努力だったかもしれないですけど…。はぁ。
でも…、うん…。
たしかにショートからうまくいかないことが沢山ありましたけど。むしろ上手くいかなかったことしかないですけど、今回。
でも、一生懸命頑張りました。
インタビューアー:
フィギュアスケートの美しさが詰まった滑り、本当にありがとうございました。
羽生結弦選手のインタビューはどの言葉も印象に残る不思議な力を持っています。
『いや、もう一生懸命頑張りました。
正直これ以上ないほど頑張ったと思います。』
今回4位という結果に終わりましたが、ここ最近のインタビューをみて、正直今回のオリンピック演技後の表情や表現が一番良かった気がしました。
素直な気持ちを聞けたというか。
今まではチャンピオンとして頂点にいるからこそ顔の緩みが出ないし、常に緊張感があるというか。言葉にもそのようなことを感じました。
『もちろんミスをしないということは大切だと思いますし、そうしないと勝てないというのは分かるんですけど、でもある意味あの前半2つのミスがあってこその、この天と地の物語がある意味出来上がっていたのかなと思います。』
とあるようにこのミスというのは四回転アクセルと四回転サルコウ。
これはアイススケートでの新境地であり、これを歴代のチャンピオンである羽生結弦選手が挑んだというところにとても価値を感じました。
転倒はしましたが、四回転アクセルが今回正式に認定されました。
『これは僕の財産です。』ともおっしゃっていました。
王者だからといってあぐらをかいているだけでなく、より上に、より成長する為に、そして未来のアイススケートの為に…そんな気持ちを感じた演技とインタビューでした。
羽生結弦選手お疲れ様でした。
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