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338.過去の「思い出」は、何にも替え難い貴重な財産である。「生きぬかれた過去」は、時間の座標軸に永遠に刻まれ続ける。ビクトール・フランクルの言葉。

1.どうする、これからの日本~


さて、【わくわく発想術】シリーズ「新これからのビジネスヒント」はいかがでしょう。過去のアイデアの中には必ずヒントが潜んでいる、そんなシリーズです。

しかし、世の中はさらに大変化、大変革の時代に突入しています。これはご承知の通り、567、物価高、ガソリン高騰、材料の高騰、製造業圧迫、半導体不足、値上がり、増税という複雑な大不況・大倒産がさらに続き来年度は誰にも予測できないほどの「痛み」の時代突入するといわれています。

これを私はある意味で戦後の精神的焼け野原状態とも感じています。
大きな違いは、戦後は何もなかったが、現在は何でもある。といった違いですが、物と精神の大きな変化の時を迎えているといえます。

このように今、そしてこれからさらに不足するものは精神的なモノの時代の到来とも位置づけられるでしょう。

もしかすると、人はさらに精神的なものを追い求め、宗教や宗教もどきの産業がさらに拍車をかけて広がるのか、それとも心の原点である人間のふるさとへの回帰なのか誰にも予測できないことかもしれません。

しかし、会社がなくなっても、事業がつぶれても、リストラの目にあっても、私たちが生きていくという人生経営は死ぬまで続きます。


みすず書房より

ある作家は「人は死ぬために生き続けることだ」ともいいますが、死を前提として生きることではなく、「たとえ明日、地球がすべて滅びようとも私たちはバラの種を土に蒔く」という生きる、生き続けることが私たちの与えられた人生の使命であり、人生を経営していく姿勢ともいえます。

私たちは第三の人生を皆さんと同時に歩み出しています。
あの九百万部というベストセラー小説「夜と霧」の著者で第二次世界大戦中にアウシュビッシの強制収容所に捕らえられ、目の前で子どもや妻をみな殺され、彼のみが辛くも死を脱したユダヤ系オーストラリア人の精神科医ヴィクトール・フランクルは、
「幸福は、決して目標ではない。それはたんなる結果にすぎない」と言っています。私たちの第三の人生とはこのように「よく生きる」にほかならないと感じることができます。


ビクトール・フランクル

「みすず書房より」
1905年ヴィーンに生まれる。ヴィーン大学医学部卒業。1955年からヴィーン大学教授(神経学、精神医学)。実存分析、ロゴテラピーの創始者。ロゴテラピーは人間の意味への指向・その意志を重視し、深層における精神的実存的人間の発見を意図する療法である。1997年9月歿。著書『死と愛——実存分析入門』、『時代精神の病理学』、『神経症——その理論と治療』『精神医学的人間像』『識られざる神』。


2.プレゼンタ—としての発想の楽しみ方


日々改善、これは進歩という言葉と同意語。
自分の考え方というのは、自分の考えや、行い、心のもち方で変えることができる。何も今流行の整形手術に頼らなくとも、自分の顔ですら変えることができる。

「そんなの嘘だよ、やっぱり◯スは◯ス、不男は不男だよ」。なんて言う人もいるだろう。確かに整形手術をすることによって、自信が生まれ、人前に出ても堂々と話ができるようになった。考え方までも変ってしまった、なんていう人も数多くいる。

だからそのことを否定はしない。
そう思ってお金のある人はやればいい。
でも大切なことは根本にあることも忘れてはいけない。

よくこんな話もある。今までひ弱だったけれど、武道を始めたら、目つきが鋭くなり、たくましくなった。

いつも男性的なのに、お花を始めたら、やさしそうな男性になった。
いつも落ち着きがなかったけれど、書道を始めたらなぜか落着いてきた。

最近になって料理の勉強を始めたら、人の作った料理でもおいしそうものに興味をおぼえるようになった。
スポーツを始めたら、何か格好つけるのがめんどうになった。

—なんて、人は環境が変ったり、人との付き合いが変るだけでも大きく変化する。その反面、整形手術をして変る人もいれば、内面的な性格はいつまでも変らない人も数多くいる。

このように大切なことは、本当に心から求めていか、本当に心から楽しんでいるかという点も重要なこと。

つまり、自分に惚れ込む、自分の仕事を楽しめる、喜びながら仕事をしているか、楽しみながら人と出会っているか。
または、嫌々、やっているか、なんてところが自分の考え方や行動にずいぶんと左右されてしまっている。

仕事が嫌で嫌でたまらない。
仕事が好きで好きでたまらない。

どちらでもない、好きでも、嫌いでもない、なんて答えもある。

でも、もし今の仕事がなかったら、自分は一体何を求めて生きているのだろう。
この地球上で自分の求めている仕事がなかったとしたら、何を考え生きていくのだろう。
ここで何を言いたいのか。

つまり、人は追いつめられたり、苦しんだり、悩んだりして、改たな発想やアイデアも必要として生まれてくる場合もあるが、それらを楽しみながら、喜びながら、様々な創造やアイデア、夢が生まれてくる。

もう一度、仕事のことを考えてみよう。もし、勉強したり、学ぶことがなかったら、果して、楽しみや喜びは存在するのだろうか。

ただ仕事をしているだけなら、こんなにもつまらないものはない。
わたし達は、創意、工夫。学びがあるから楽しいはず。
未知なることへの努力、未知なることへの学び、知識。そんな中に必ず仕事への喜びや、楽しみが生まれてくる。

どんなに外観を変えようとも、姿、形を変えようとも、楽しみがなければ、人は変らない。楽しみの中から変化する、楽しむことによって人格も変えることができる。

どんな仕事の中にでも楽しみを見つけることはできる。
また楽しみがなければ、その仕事はとてもつらくなる。

わたし達は皆、何かの仕事をしている、わたし達はその職務、仕事を通じてのみ勉強ができる。職務・仕事を通じてのみ人間形成ができ、人に喜び、楽しみを与えていくものには、自らが心から、喜びの顔に変り、楽しみの顔に変る。

さて、過去から学ぶ、新しいビジネスヒント、さらに続きますのでお読みくださいね。


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