見出し画像

「あしあと」を「道」にしよう。

「自分史」という言葉をご存知ですか?

自分の歴史を振り返り、より深く
自分のことを知るための方法です。

検索してみるといろいろなテンプレートが
出てきますが、自分で作って、
いつか「ワークショップ」が出来たら
楽しそうだな~と思っています。

それぞれ発表し合い、フィードバックや
質問をすることも新しい発見になりそう!

「自分史」「ライフラインチャート」
という名前とやり方を教わったのは
キャリアコンサルタントの勉強の中でした。

でも、実はだいぶ前から自然と
オリジナルのやり方で実践していました。

うまく行かないな、停滞している、
このままずっと変われないのかな。

そんな不安や焦りが募ったとき、
紙に書き出していくのです。

「変化」➡「変化」の繋がりに
なったきっかけとなる出来事や
人・場所との出会いをどんどん
線で繋げていきます。

例えば入社した会社に合わないと
感じた方が転職したとします。

「入社」➡「社風や人間関係で悩む」➡
「転職」➡「長所や能力に気づく」➡
「資格を目指す」➡「同窓会で資格の話」➡
「学校を紹介される」➡「恩師との出会い」

あの時あの場所であの人と会ってなければ。
あの時、あの話をしなければ未来は
変わっていたかもしれない。

そんな経験はありませんか。

ポジティブな出会いや経験以外でも、
あとから振り返ってみると、
「この出来事や出会いへの伏線だった?」
と思うこともありませんか。

記憶に残っているエピソードがあれば、
時系列にとにかく書き出していきます。

「〇〇を始めたきっかけって?あ!あれか」
と、遡って行く方法もいいかもしれません。

そんなことをしてなんになるの?

と思われるかもしれませんが、そこには
自分への大きなプレゼントがあります。

わたしが自然発生的にこの「自分史」を
生み出していた理由もそこにあります。

1.変化を実感できる
2.偶然を必然に捉えらえる
3.危機や転機への自信になる

うまく行っていない時や停滞期は、
変化していない自分に焦りや不安が
募ります。

でも、人生を振り返り書き出すことで
自分のこれまでの変化が見えます。

それまで「偶然」と思っていたことが、
実は「自分にとって必然だったのでは」
という視点で捉えられるようになります。

ことの大小や良い悪いを問わず、
いま自分が経験していることは、
もしかしてこの先に「必然」だったと
思う日が来るかもしれません。

これまで乗り越えてきた「危機」「転機」
を振り返ることにより、「現在」もまた
「未来」に繋がる道の途中だと思えると、
目の前の焦りや不安の見え方が変わります。

人生のある地点で通過してきた、
「点」と「点」を繋いで、
一本の道にしていく作業です。

「自分史」の効果を「自己理解」として
習うまでにも、自分は自然発生的に
行っていたのだと気づいたときに、
人間って面白いなあと感じました。

わたしたちの中には、過去を糧にして
前へ進もうとする力が備わっているのかも
しれないですね。

その力を効果的に引き出してくれるのが、
1人で書き出せるさまざまなテンプレートや、
キャリアコンサルティングだと感じています。

今回はオリジナルでこんなシートも
作ってみました。

今回は「仕事」を取り上げた記録ですが、
出来事を「友人関係」「趣味」「学校」
「勉強」「子育て」などでまとめてみたり、

気づきや得たものの欄を、「人との出会い」
「気持ちの変化」「スキル」「賞・点数」
などに絞っても良いかもしれません。

一例。

「やってみよう!」と思われた方はぜひ、
いろいろなテンプレートを参考にご自身が
やりやすい形を見つけてみてください。

もやもやした気持ちを整理したい時の、
あなたの頼もしい味方になってくれますように!


サポートして頂いた場合はキャリアコンサルタントの自己研鑽費用に使わせていただきます。これからも、いろいろな知識や経験を増やしていきたいです。