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#フードエッセイ 記事まとめ

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食べ物に関するすてきなエッセイnoteをまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#フードエッセイ」や「#エッセイ」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2023年6月の記事一覧

フードエッセイ『アイスクリームが溶けぬ前に』 #9 喫茶セブン(三軒茶屋)

カップルが一夜で急増したり、カップルの2人がそれぞれの時間を過ごすべくグラウンドから消えていく『後夜祭マジック』のように、若者が吸い込まれるように入っていく『純喫茶マジック』がある。 聞いたことないのに、どこか懐かしさを勝手に感じてしまう歌謡曲が流れる店内。レトロな照明、黒電話、オープンキッチンから漏れでるパスタの匂い、フラスコ式コーヒー、壁にかけられた統一感のない絵画たち。 そして、思わず覗きたくなってしまう外観。 今回の舞台『喫茶セブン』は、小説に出てくる喫茶店を

アイスまんじゅうのことを考える

子どもたちが夏に食べるアイスといえば、ガリガリ君とか、アイスボックスとか、アイスの実とかが定番で、思春期になると、セブンティーンアイスに手を伸ばすようになったり、パピコを一人で食べることがなんだか悔しく思われるようになったりしがちです。そうした悶々とした日々から幾星霜、初めてのアルバイト、そう、こんにゃくいも農家での収穫作業で稼いだお金でハーゲンダッツを買うことで、人間のアイス道(あいすみち)における一定のゴールラインに到達する、というのが、ほとんどの人がまず間違いなく通る道

素敵なパン屋さんに通い詰め

以前にも書いたことのある、とあるお気に入りのパン屋さん。 こちらのパン屋さんが好き過ぎて、神戸のまちのパン屋さん巡りが出来なくなっているという状況です。こーんなにもたくさんのパン屋さんがあるのに。 だってもう、その佇まいがどストライク。初めて一歩店内に足を踏み入れた時にはもう、ぐわんっとがばっときゅんっと心を鷲掴みにされちゃって。私が夢見てたパン屋さんはきっと此処だわ!と、物語の主人公風に叫びたくなる程に。 私はパンが剥き出しに並べられた姿が大好きですが、最近はとても多

迷走マラソン(タンドリーチキン)|酒と肴 その八十三

長いこと、世の中にはゴールがあると信じていました。 厄介ごとに見舞われても、最終的には大団円で「fin.」とか「劇終」なんて文字が現れて、めでたしめでたしで終わると思っていたんです。だけど、どうやら違うことに気づきました。 カレーってあるじゃないですか? バリエーションの悪魔みたいな、一度こだわるとキリが無く、日本人としては道を究めたくなってしまうアレです。 私の場合、心のマリー・アントワネット様(38歳・専業主婦)とコラボした「ひき肉と玉ねぎのカレー」が到達点だと思ってい

新生姜のコンポート

歳を重ねると、 今日は何ともなくて身体が軽い!という日より、なんだかここが気になる、なんとなくしんどい、なんて日が少しずつ増えてきた、と気づき始めました。 気象病には無縁だったつもりが、雨の前日になると時折頭が痛んだりすることも。 最近は夏バテだけでなく、秋バテに梅雨バテまで耳にしますが、 そのたびに(もしかしてわたしも?)と気になり検索したりしています。 建物や街、移動する車内など、 エアコンの効いた環境に身を置く時間も長く 体感温度がころころ変わるから、 自律神経も乱れ

6月たべたものリレー

今日で2023年上半期が終わる 元日から今日までの時間をもう一回繰り返したら、また新しい年がくるなんて信じられない。 6月はなにも書き留めていないことに気がついて、ふと6月が私を急かす。 わかった、わかった、6月さんよ。 6月にたべたものリレーをしようじゃないか。 ほら、5月さんがゴール前で「お〜い、早くこっちにこいよ〜〜!」と両手を大きく広げて振っている。 7月さんはまだ待っていて、きちんとバトンはわたすから。 レッツ、スターティン❕ ↓ ↓ ↓ 《とうも

【夏の北海道】積丹ブルーとウニ丼に恋する

はじめに 珍しく少しばかり長文です 最後までお付き合いいただけたら幸いです🫶 『おはよう』と目覚めた直後 オットさんの『ウニ丼食べに行くよ』 の一声で駆り出された週末の朝 正直、起きたての出動はあまり好きじゃない 自分はどちらかというと慎重派なので どこかへ出かけるとなると 前日からある程度日程を決めておきたい しかしながらオットさんは思い立ったが吉日派 行くと言ったら絶対行くタイプだし 行ってから決めよ〜の人なので この日ウニ丼を食べに行くことは100%決定 しぶし

グミやキャンディって米焼酎と合うの!?UHA味覚糖様とのTwitterキャンペーンを実現するため、白岳しろ片手に38種類のお菓子をひたすら食べ進めてみた

2023年。当社は壮大な目標を追いかけています…。 それが、お正月の記事で掲げたコチラです。 Twitterフォロワー数5万人にしろ! フォロワーが1万人前後だった2022年の暮れに一人白岳KAORUを飲みながら「そうだ、京都行こう」みたいな深夜のテンションで決めたこの目標。 これまで全国の有名企業様とコラボしたプレゼントキャンペーンを毎月展開して、少しずつフォロワー数も増加してきました。 そして今回ご一緒させていただくのが、日本を代表するお菓子メーカーの一つUHA

ちまきづくり覚え書き

このみやさんで ちまきづくり令和5年6月24日(土) 滋賀県多賀町敏満寺 胡宮神社(このみやじんじゃ)社務所で、 ちまきづくりのワークショップを開催しました。 素敵なところです ちまきづくりは例年、山の集落、多賀町桃原(もばら)でしていましたが、今回初の胡宮神社での開催です。建物外観の写真を撮っていなくて、写真は昨年5月「よびしの道具展」をした時の写真です。胡宮神社社務所の庭園は昭和初期に国指定となっています。数年前に建物が修復されました。秋の紅葉名所ですが、青紅葉も美し

水キムチ 理科系夫が作ったら

理科系夫「水キムチを作った」 会社から帰ってきたばかりのあつこに、理科系夫から言葉が投げかけられる。 (帰宅すると、すぐに「今日作ったもの」を言われることが多い。 たぶん、頑張ったのだろう。 主夫の道は険しいのだ) 内容がわかっていたら、ほめようがあるのだが。 あつこ「なにそれ?」 気が抜けた返事をしてしまった。 ーーー お夕飯の時間。 理科系夫「2倍速でいいから、けさのあさイチ見て」 どうやら、今朝のあさイチでその 「水キムチ」なるものを紹介したらしい。

マルちゃん正麺「ごまだれ冷し」ブームが来る! (付・東洋水産とマルタイ社への謝罪)

私は「マルちゃん正麺 冷やし中華」のファンで、今年の発売開始を心待ちにしていた、という話を6月4日に書いた。 やっぱりウメエなあ、と5袋パックを食い尽くして、またスーパーに買いに行くと、今年から「新顔」が登場していることに気づいた。「ごまだれ冷し」だ。 東洋水産ホームページによれば、醤油だれの「正麺 冷し中華」が発売されたのは2013年、ごまだれの「正麺 ごまだれ冷し」は翌2014年に発売された。 ということは、神からの贈り物のような奇跡の食べ物「正麺 冷し中華」がこの

茨城県がキャビアの日本一の産地を目指し「霞ヶ浦キャビア」を発売。品質向上とチョウザメの身の活用がカギ

「霞ヶ浦キャビア」は、茨城県内で育てられたチョウザメの卵からつくったブランドキャビアです。国内NO.1のキャビア産地を目指し茨城県が県内のキャビアメーカーと協力して開発したもので、茨城県内の霞ヶ浦流域で育ったチョウザメの卵を、塩漬けにして熟成しています。 東京・京橋の伝統的なフランス料理店「シェ・イノ」のシェフ、古賀純二さんの監修のもと、塩分や熟成期間、塩の種類を変えるなど数十種類のキャビアを試作した末、キャビア本来の風味や食感を活かすように通常のキャビア(塩分3%以上)よ

豆の産地、十勝で出会った豆のある暮らし

北海道が豆の産地、ということはある程度知られているだろうか。 十勝地方の広大な土地が、その生産の多くを担っている。 そんな豆の産地で、豆と向き合ってみると見えてくる新たな魅力。 ステンレスボトルを使ったら、こんなに簡単で楽しい豆のある生活が始まった。 さあ、豆を買おう 子供の山村留学を目的に、十勝の村 中札内村に短期移住しているわたし。 中札内はもちろん、周辺の更別や幕別など、十勝の道の駅には、たいがい袋に詰まった豆が並ぶ。 以前の記事でも書いたが これまで一度も豆を

コンビニで買える!?1000円でおつりがくる至福のアフタヌーンティー

みなさんこんにちは!紅茶紳士のいろはです。 今日は自宅で楽しめるアフタヌーンティーのご紹介をさせていただきます。が、その前に、なぜ自宅でアフタヌーンティーをしようと思ったのか? その背景を簡単にお話させてください。 『ヌン活』の流行 近年爆発的な人気を見せるアフタヌーンティー! ホテルやレストラン、カフェなどが独自のアフタヌーンティーを追求し 紅茶ファンのみならず、普段紅茶をお召し上がりにならない方もたくさん楽しまれるようになりました。 そしてその勢いはとどまることなく