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映画 記事まとめ

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映画の感想文や、おすすめ映画について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#映画」「#映画感想文」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年12月の記事一覧

2022年公開映画ベスト

初めてインターネット上に映画ベストというものを公開するので、選出ルールはまだ未確定。配信のみの映画は外す人もいるけれど、今年に関しては劇場公開予定だった作品(たとえば『私ときどきレッサーパンダ』)が配信のみに変更になったりして、当初は劇場公開が想定されていた作品が配信のみになったから選出から漏れる、というのも気持ちが悪いので今年は配信でよかったものも含めた。旧作の日本初公開作品はありにしてしまうとランキングがそればかりになりそうだったので新作のみ。 1.『グリーン・ナイト』

2022年新作映画ベスト10&旧作ベスト25etc

 2022年は悪い意味でいろいろなことがあった年だった。青山真治やジャン=リュック・ゴダール、吉田喜重といった素晴らしい映画を撮ってきた映画監督たちが次々と喪に服した。映画関係以外では、ロシアによるウクライナ侵攻、それに伴う値上げといった経済不安、世論を無視した増税を敢行する悪政と、暗澹たる気持ちに襲われる日々を過ごした。  そんな気が滅入る出来事しか起こらなかった1年を、「今はとにかく自分にできることを一生懸命やるだけだ!」と信じて、自分のキャパシティ以上に頑張った人たち

90年代風の「サンプル&ループ」の演技。

「見せる演技」と「見られる演技」 年末に2022年の邦画をいくつか映画館やサブスクで観たんですけど、映画の中に2種類の演技が混在するような感じになってきましたね、日本映画。 主にタレントさんがやるような「見せるタイプ」の芝居っ気のある演技と、役の人物がやることを淡々と演じてそれを観客が偶然垣間見たような「見られるタイプ」の演技。 当然2020年代の世界水準は後者の「見られるタイプ」のディテールたっぷりの演技なんですね。それは例えば『わたしは最悪。』や『ベター・コールソウ

2022年のおすすめ映画BEST5

2022年は新旧合わせて101本の映画を鑑賞しました。 MCU作品を追いかけ始めたこともあり、思いの外たくさんの映画を観れました。 その中から、特にオススメしたい好きな5本の映画を今年も昨年同様、鑑賞順に紹介したいと思います。 ※昨年の記事はこちら コーダ あいのうた 1作目は、コーダです。 アカデミー賞作品賞を受賞しましたし、見たことのある方も多いかと思います。 この投稿でも紹介しましたが、とっってもオススメしたくなる、何度も見たい映画になりました。 もちろん

「魔女のお勧め映画」

 古き悪い魔術師により、本来は繋がっていた"実用的な技術"と"芸術"は切り離されてしまいました。しかしながら、そうでない芸術も存在します。例えばこれ。  古代の魔術師たちは「黄金比」について言及することが許されなかったため、様々な言葉や形に姿を変え残したことはこれまでに述べまてきました。神の姿を描いた石板の比率や、唯一無二の経典にゲマトリアで刻み残しました。同様に、ルネッサンスの魔術師もその時代に合わせた方法で残しました。その結果が上図の黄金比にピタリと合わせられて描かれた

2022年に見た映画ベスト10

年1更新を律義に続けて4回目ですが、例年「ああよかった、これが俺の今年の1位だ」って確信を持てるランキングになるところ、今年は暫定4位ぐらいだったやつがズルズル押し上げられて1位になる不得要領な年でした。 以下、280タイトルからの個人ベスト10を挙げていくことで納まる2022年。 cf. 2021年 / 2020年 / 2019年 10.『アマンダと僕』(2018) 年間個人ランキングを作るプロセス、だいたい10月ぐらいから始める(または始「ま」る)んですが、最後の最後

2022年ベスト映画はこの作品!

今年もいろいろな映画に出会えることができました。 今年も自分で観たこれらの作品のラインナップを観てると「マジで最高の1年だったな!」って感じるくらいに映画鑑賞が充実しまくってた1年だったと思いました!! 特に今年は「何年に1度かの奇跡!」や「人生に残るかもしれない体験の作品!」みたいな作品に出会えて、振り返ってみて本当に感無量です。 だから ベストって1作は無理よ!!これです(笑)毎年1作選んでたんですが、確か選びきれなくて2作選んだ年もあったので、今年は 3作選ば

夢のカリフォルニアで踊りながら、2022年に見た映画を振り返る

自分が生きるはずのなかった世界を、追体験できるときに、生きててよかったなあと思える。 今年は24本しか映画を見られなかったので反省だ。来年の目標はもっと全然おもしろくない映画に出会っちゃうくらい、約束された映画以外をみたい。 特に印象に残っている7作を備忘録として残しておきます。 ウォン・カーウァイ監督 - 『恋する惑星』/1995年 2022年8月29日、シネマート新宿、18時30分。 今年、映画に対して最も心を奪われた瞬間は間違いなくこの日だった。 「ウォン・カーワ

2022年新作映画完全ランキング

まだまだウイルスの脅威は続いていますが、 我が国においては、いわゆる “ポストコロナ元年”的な立ち位置になった1年が終わろうとしています。 そんな中、お笑い界の重鎮による 「来年は新しい戦前になる」 という発言に心がグラつきながらも、今年のカルチャーを振り返っていきます。 疫病に蝕まれようが、頭上をミサイルが飛び交おうが、 毎月しょっ引かれる税金の高さに絶望しようが、 ポップカルチャーはいつだって私たちを奮い立たせてくれる存在です。 そんなポップカルチャーにありたっ

2022年の振り返り

2022年も大変お世話になりました。仕事が無事に納まったので今年の振り返り。 「2021年の振り返り」https://note.com/mizutanikeng/n/ncab44922e905 TikTok勝手に作っているだけだし、お金になっているわけでもないので「これ、仕事と呼べるのか?」って感じなんですが、本業の合間にせっせと作っていました。30〜60秒のショートショートな動画です 音声コンテンツ株式会社FUBI様の『イミコワ』に脚本を提供しました。耳で聴く意味が分

2022年映画マイベスト10

 「シネマビーツ」Podcastで2022年のマイベスト10を語ったんですけど、例年noteでも書いていたので、文章でも残しておきたいなと思います。今年も良い映画多くて結構悩んだ。。。 【第10位】ちょっと思い出しただけ(日本) ここ数年、恋愛振り返り系の国内映画が多いけど、その中で一番自分に刺さった映画。冒頭で二人が別れることを観る側は知らされているだけに、そこからカップルの6年間を遡っていくことで、最も美しい恋愛の始まりに近づいていく構成に胸が苦しくなる。二人が過ごす

2022年ベストパーソンランキング

ベストパーソンランキング、今年特に印象に残った・夢中になった方々を10名挙げてみたいと思います! ク・ギョファン 韓国の俳優で今年一番印象的だったのは彼で間違いない。そう確信するほど強い個性を見せつけられた。 映画「なまず」での、いたずら好きな子供のような無邪気さと得体のしれない怖さが忘れられない。 迫田篤(デルマパンゲ) お笑い界での強烈な人といえば、デルマパンゲ迫田がすぐに思い浮かぶ。 福岡で観ていた時から好きだったけれど、今年は大須演芸場で観た「デルマパンゲと

ベスト映画2022

 今年最後に映画館で観た映画はA24作品アレックス・ガーランド監督「MEN 同じ顔の男たち」でした。その感想とベスト映画を軽くメモしておきます。  主演のジェシー・バックリーが好きなので楽しみにしていたし、美しい森の映像と不穏な空気の対比やどこまでもついてくる有害な男性性をホラーとして描いたのはいいのですが・・・。見せなくていいものを延々と見せられ、見せて欲しいものを見せてくれなかったラストにモヤモヤしたものを感じてしまいました。追い込まれるにつれ、むしろ冷静さを取り戻して

2022年鑑賞映画を振り返り

観賞した映画を思い出せるように、2019年から映画鑑賞録をつけています。それによると今年(2022年)に観た初見映画は全部で14本でした。 若干記憶が曖昧なものもありそうですが軽く振り返ってみます。 フリーガイ 監督:ショーン・レヴィ 主演:ライアン・レイノルズ ディズニープラスで視聴。 ゲームのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)がプログラムを無視して好き勝手に動いたらどうなってしまうのか? なるほど、こうなってしまうのかと思えた映画です。 スパイダーマン ノーウェ