最近観た映画まとめ:『オッペンハイマー』から『じゃ、また。』まで
『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン、2023年)
トリニティ実験の成功までが描かれる第2幕までは面白かった。様々なプロフェッショナルたちが一つの計画に集まっていく映画的な盛り上がりがしっかりあったし、ロスアラモスに街が出来上がるのがクロスカッティングされるのは実写主義にこだわるノーランならではの高揚感があった。一部で言われている「核爆発がデカい火柱にしか見えない」批判も分からないでもないが、名カメラマンのホイテ・ヴァン・ホイテマによる撮影の賜物で、核讃美に至ら