鈴岸ゆういち

出版、ウェブ、事業広報マーケティング等等を経るうち、編集って媒体ありきじゃないな。と自…

鈴岸ゆういち

出版、ウェブ、事業広報マーケティング等等を経るうち、編集って媒体ありきじゃないな。と自信を持ったので今はぜんぜん別方面で別仕事なんですが、編集者魂は抜けず。 https://bsky.app/profile/kissenger800.bsky.social

マガジン

  • 移民国家としての日本

    マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム

  • ウマ娘に関した文章を読むのが楽しい

    自分ではゲームやらないしアニメもほとんど見ない、だが競馬は30年以上続けている。という属性なのが、なぜかウマ娘周辺テキストは楽しく読んでいます。というような話を書き始めたら競馬ネタが増えてきたという。

  • 映画の感想を書いたエントリが増えているのでまとめ。

  • 大坂なおみ擁護派

    アンチの声が大きくなりつつあるので負けないぞ的な

  • 欅坂の思い出

    思い出。っていうかね、うちの子が箱推しだったんですよ、お父さんはね、お付き合いで見てただけなんですよ(「けやかけ」を)。という言い訳集大成が10本溜まったのでマガジンにしたほうがいいかと思って。

最近の記事

1年半かけて70万円で和解/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.27-24.11.2)

毎週同じジャンルのニュースを追っているので、ああ、あの話がようやく。みたいな感慨自体おなじみですが、今週はこれ。 本文には「おととし、技能実習生だったベトナム人3人が受け入れ企業とトラブルになり」とある通り、2022年4月報道の解決編という なお、2023年3月には別口の記事も上がっています 技能実習制度自体が名前だけでもなくなる、という方向に運命が定まったので、その制度下で起きていた不祥事のトンデモナサが相対的に矮小化されてしまっている。そのことは、ある程度仕方ないと

    • 投票日は「選挙行った?」以外のイントロがないの/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.20-24.10.26)

      まずはみなさま投票行ってもろて。気を付けないと営業時間短縮のお知らせがこっそり出てますよ。民主主義の維持、それを望まない層との「対決」になってきてますね。 個人的にはほっこりニュースに分類していいやつもありつつ、まずは選挙権を持たない彼らの分まで権利は行使しなければ、という。 ■毎度開票直後に落胆する勢、しかしあきらめない勢、とりあえず今回もやることはやった勢。なのでまた来週ごきげんよう

      • Go Vote (relentlessly)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.13-24.10.19)

        選挙活動が始まるなか、川崎市があらためて言うけど。という喚起を公表していて、うむ。川口市に限らず、みんな真似すればいいのに。と思いました。 ちょうど昨日、「特定の国の出身者」disではないから問題なかろう、と言わんばかりにエセ愛国を掲げる候補者の全方位ゼノフォビア演説が耳に入ってムカムカしていたのですが、ローカル駅前で誰もその自称政策チラシを受け取ろうとせず、そこだけは慰めになりました。 政党でいうと除籍・除名問題で株を下げている共産党、外国人の人権尊重という観点では非の

        • 親の因果は子に報うべきか/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.6-24.10.12)

          タイトルだけ見て「またおまえか」と思い「あ、マライさんなの」ってくだり、私以外のひともやっていたらしいことがまず面白かった文春テキスト。 ドイツ固有事情を描く文を日本でも他人事でなく読めてしまうあたりが筆者ならではで、どういうことかというと ■今週見逃せなかったもうひとつの記事 ケチケチしながら「人道上配慮」を恩に着せる報道(下記)と照合すると、上述34名は全員「親のせいで仮放免状態のまま」っぽいですが、そもそも親を選んで生まれてくるわけにいかないのに、どういう理路なん

        1年半かけて70万円で和解/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.27-24.11.2)

        • 投票日は「選挙行った?」以外のイントロがないの/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.20-24.10.26)

        • Go Vote (relentlessly)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.13-24.10.19)

        • 親の因果は子に報うべきか/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.6-24.10.12)

        マガジン

        • 移民国家としての日本
          304本
        • ウマ娘に関した文章を読むのが楽しい
          13本
        • 映画の感想を書いたエントリが増えているのでまとめ。
          48本
        • 大坂なおみ擁護派
          12本
        • 欅坂の思い出
          12本

        記事

          今週のクルドヘイト。を紹介する前に/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.29-24.10.5)

          十年単位で読んでいる、とあるウェブサイトの日記。ぜんぜん知らない男性の(初登場時は小学生だった)息子娘がそれぞれ家庭を持ち、子が生まれ、クセ強かった父は急逝し。みたいな市井の大河ドラマを定点観測していると、そういえばこの筆者、川口市在住だったな。 と最近の記述に思い出すことがあり……てな文脈で紹介されるのは不本意かと思うので、あえて引用元URLは割愛するのですが、こんな感じの本文。 引用分量が増えたお詫びに、筆者の単著を紹介しておきます。 ■さて今週のクルド

          今週のクルドヘイト。を紹介する前に/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.29-24.10.5)

          そんなに見ないで(/ω\)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.22-24.9.28)

          今週まず紹介するのは大本営発表。 親の因果が子に報い。って浄瑠璃のようなフレーズがいまだ生き続けるんですなあ。前々から申し上げているんですけど「親に不法入国といった犯罪歴がある」が「子の在留資格を召し上げる」理由になるの、私個人はどうしても解せないん。 ■媒体の狙い通りにネット界隈でちょっとウケた記事の紹介 「スウェーデン紙によると」って記事内容の責任を回避する書きぶりなんですけど、見出しから論立てまで下記トルコ国営放送記事に類似してるんですよ。タイミング的にもこれ読ま

          そんなに見ないで(/ω\)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.22-24.9.28)

          ヘイトスピーカーに国境なし/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.15-24.9.21)

          このいたましい事件を伝える報道ではなく、ここぞとばかりにヘイトを煽るような振る舞いを(見たくもないのに)見て、7年前の日本で起きた事件を想起したひと、どのぐらい居るでしょう。 かくいう私も時事通信のこの記事がちょうど出ていたので「あ」ってなったんですが。 日本に住む外国人のニュースを集めて回る本欄をnoteを書き始めたのが事件の翌2018年なので、下記のような回顧においてのみ触れてきましたが、要はね、日本人がベトナム出身の9歳の女の子を殺した。だから日本人=非道、って言われ

          ヘイトスピーカーに国境なし/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.15-24.9.21)

          国の外から見ていた/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.8-24.9.14)

          久しぶりの海外出張ウィークでしたが、めぼしいニュースがなかった気がするんですよね、いつもなら「今週のその他ニュース」として採り上げるような話が目について、強いていえば道新の これがいちばん力が入ってるな、と思ったぐらいですか。 「駐車場で酒を飲んでいる不審な外国人がいる」ネパール国籍の男を不法残留容疑で逮捕 大分 | 大分のニュース|OBS NEWS|大分放送 (1ページ)10日未明、在留期限を過ぎても、不法に日本に残留したとして、大分市内に住

          国の外から見ていた/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.8-24.9.14)

          ヘイトde小銭稼ぎの流れを振り返る/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.1-24.9.7)

          今週のクルドヘイト。みたいなコーナーを作れるほどにかまびすしい界隈ですが、さかのぼると2021年、仮放免の許可が出ない。という記事を紹介していて、ここがクルドという単語の本連載における初出でした。 2022年、そんな彼らに難民認定1号が。という報道があり、ドキュメンタリー映画『東京クルド』(2021)、フィクション映画『マイスモールランド』(2022)が公開されて、当時の日本社会の受容が少しだけ実態に追い付いたのが2年前ですかね。 今の「クルドヘイトで金稼ぎ」連中が涌いて

          ヘイトde小銭稼ぎの流れを振り返る/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.1-24.9.7)

          小声で大それたことを言う法務省/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.25-24.8.31)

          概算要求が出てくる季節、法務省が何か言っているようなのですが みんなマイナンバーカードのことが嫌いだから(キメツケ)この見出しになるのも仕方ないですが、元ネタにはもっとエラいことが書かれており これ、本当にこの路線で進むんですか。外務省、厚労省、法務省の綱引きで生じている無駄はたしかに一元化されるべきですが、よりによって入管庁がそこを担うのは最も無い選択肢、と過去5年にわたり毎週のように彼らの人権意識の欠落を指摘せざるをえないニュースを紹介してきた当欄筆者として、思います

          小声で大それたことを言う法務省/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.25-24.8.31)

          "The flames fanned by keyboard warriors like you."/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.18-24.8.24)

          今週は京都というか兵庫というかローカルスポーツの話が盛り上がってましたね(すっとぼけ)。 校歌は教育機関としての歴史を反映していいと思う派の私、たとえば韓国映画の日本語字幕でわざわざ東海って書かれると、おい、Macy'sを「百貨店」って訳出するならそこも「日本海」でええやろ。とは思うので、なんかケチを付けたくなるひとの気持ちがまったく分からない、ということもありません。 ただ、映画の台詞が映画制作者の自由なのと同様、学校法人の方針が気に食わなければそのオキモチを素直に表明す

          "The flames fanned by keyboard warriors like you."/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.18-24.8.24)

          政治家が口にする共生とは何か問題/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.11-24.8.17)

          先週、9月1日が近づいてきますが。みたいなことを書いたら案の定 事実を歪曲する各位が自発的に目が覚めることはないわけで、まあ地道に潰していくしかないよね(知ってた)。 去年は100年という節目でもあり、虐殺なんてなかったんや。って正気で言ってるんですか記事がけっこうなボリュームで出ていましたが、今年も倦むことなく拾っていければと思います(下記は昨年の記事3つ)。 ■今週のクルドヘイト 後者、そういう記事ではないにもかかわらず、こんな一節があるんですよ。 一つだけ、聞き

          政治家が口にする共生とは何か問題/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.11-24.8.17)

          9月1日が近づいてきますが、さて。/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.4-24.8.10)

          木曜17時の日向灘地震には諸事情あってまったく気付けなかった都民ですが、さすがに翌金曜20時の神奈川西部震源の揺れにはまあまあ驚き、急いで震源地近辺の海外人材たちへ安否確認の連絡を入れました。 だいたいが朝早いインドネシア出身者が多いので、そんなこともあろうかとは思いましたが「寝ていて気付きませんでした」という豪傑含め、全員無事でなにより。 大原則として日本語で指示を出すことにしていますが、緊急時は母国語で連携しないとなあ。 ■今週ようやく終結が見えてきたイングランドのア

          9月1日が近づいてきますが、さて。/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.8.4-24.8.10)

          安価な労働力を求めて/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.7.28-24.8.3)

          ローカルニュースに興味深いトピックがありました。 中国から人が来ていた時代、南米の日系○世に頼っていた時代を経て、数年前までの主流だったベトナムからの技能実習生。も既にピークを過ぎ、いまはインドネシアが海外からの労働力供給源として大いに重宝されているわけですが、当然、彼らもそのうち来なくなる。 次はミャンマーですか、ネパールですか、いいやインドだ。いやいやいっそアフリカだ。……という発想そのものは自然なんですけど、そうやって地の果てまで「安い労働力」を求めるのは結構ですが、

          安価な労働力を求めて/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.7.28-24.8.3)

          デマをデマと指摘する労力/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.7.21-24.7.27)

          今週は夏枯れで粒の小さなニュースが多く、そんななかではヘイト醸成プラットフォームとして延命を図る某サイトの記事が目立つぐらいでしたが、あまりにくだらないのでリンク貼りたくないんですよ。でも貼っておかないと後日、何の話だか分からなくなるじゃない? ……という注釈付きで載せるんですが、PVに貢献したくもないのでリンク先は当該記事魚拓サイト。 当該市議の既往歴は調べれば出ることなので割愛しますが「年金制度における外国人への脱退一時金の是正を求める意見書」というタイトルで ・京都府

          デマをデマと指摘する労力/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.7.21-24.7.27)

          日高インド人口増。という競馬ファンにはいまさらニュースのまとめ/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.7.14-24.7.20)

          日本に暮らす外国籍のひとたちの労働環境。を伝えるニュースを毎週集めて5年になる本連載ですが、競馬ファン歴はそろそろ40年なので、今週の某サイト某記事 これがいまさら「へー」って言われていることに逆に驚き、なぜなら。という話を書いておきますね。 ■ネット競馬媒体における初出はおそらく2018年1月 同コラム翌2019年11月 わりと早い時期に毎日新聞がこの周辺記事を挙げていたことは注目されていいです(2019年6月) ■競馬専門業界の外で報道されるようになるのは202

          日高インド人口増。という競馬ファンにはいまさらニュースのまとめ/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.7.14-24.7.20)