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『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の映画感想まとめ

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『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』についてのすてきな映画感想をまとめるマガジンです。
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映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』感想 画としての再現度は完璧だけど…

 「実写化」で何が大事なのか、改めて考えさせられました。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』感想です。  荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の人気キャラクターである岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』シリーズ、そしてそれらを原作とした、実写ドラマシリーズの劇場版作品になります。NHK放送時と同じスタッフが今回の映画を手掛けています  絵画的で現実離れしている荒木飛呂彦作品を、幻想的で耽美な風味で実写の違和感を消して、さらに高橋一生さんによる露伴

ルーヴル美術館の記憶︰映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」感想つき

先日、友人と会う約束をしていたものの、お子さんがRSウイルスで発熱してしまい急遽ぽっかりと空いたひとり時間。 この時間を無駄にしたくない。 チャンス、とばかりに瞬時にスマホで検索。 美術館に行きたかったけれど いまの時期は見たいものがやっていなかった。 ではでは、映画でも観に行きますか! ずっと観たかった「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」。 上映回数が減ってしまっていたが、時間内に観れる映画館を見つけた。 +++ 岸辺露伴の初恋といわれる人のお話。 若かりし頃の岸辺露伴

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『岸辺露伴、ルーヴルへ行く』へ行く。映像に満足する。

遅ればせながら『岸辺露伴、ルーヴルへ行く』を鑑賞した。 『スパイダーバース』や『ザ・フラッシュ』などが公開される中、なぜ今頃見たのかといえば、これはもうひとえにハイラルの勇者活動に熱心に取り組んでいたからだ。 「祠も130個ほど解放し終わったし、マスターソードも手に入れた。残す神殿はあと二つほどとなった今なら行ける!多分今見に行かなきゃ夏休み映画にスクリーンを明け渡し、変な時間に見ることになるので、今しかない!今だ!」と自分を奮い立たせ、心をゾナウギアによるトンデモ兵器建造か

露伴先生と行く!摩訶不思議なパリ旅行を疑似体験してきた話|

『岸辺露伴は動かない』のドラマが開始して、2年半という歳月が流れた。今まで年末の楽しみといえばバラエティや音楽のスペシャル番組くらいしかなかった私にとって、『岸辺露伴は動かない』シリーズがドラマ化したことは大きかった。そんな『岸辺露伴』シリーズがついに映画化。かねてより高橋一生さんファンの友人と固い約束を交わしていたので、行ってきた。 【ここではネタバレを含む感想が出てくるので、予めご注意ください。】      ﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏ この世で最も「黒い絵」って、知って

映画『岸辺露伴ルーヴルへ行く』感想。

ドラマ凄い面白いですよね!!!という方向け。 例のごとく、ネタバレに配慮しないので閲覧注意です。 https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/ 京香ちゃん最強説。 映画を見てから再度ドラマを再視聴していたんですが、第一期『富豪村』では泉京香は普通にダメージ受けてましたね。 第三期まで見ていると、怪異も避ける最高の陽の気を持つ無意識聖女みたいな感じなんですが……やっぱり露伴先生と一緒にいることで、能力が強化されていっている気がして

映画日記『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

定期的に映画館で、映画を観る新習慣の第23弾。今回は、5月26日公開の『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』。NHKで実写ドラマ化された荒木飛呂彦さんの漫画『岸辺露伴は動かない』シリーズの『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を映画化した作品。 相手のことを本にする特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生さん)は、かつてある女性から聞いた「この世で最も黒く、邪悪な絵」の存在を思い出す。その絵がルーヴル美術館にあることを知った彼は、絵を見るためフランスを訪れる(シネマトゥデイ

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

渡辺一貴監督作品、高橋一生氏主演の「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を見てきた。 荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品である「岸辺露伴は動かない」シリーズの一つ「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を映画化したのが今作。 ドラマ版を数話見ていて面白かったし、何より高橋一生という俳優が好きな私にとって、これは見ないわけにはいかない…! そう思ってムビチケを購入し、いよいよ映画館に向かう。 あらすじ 以下ネタバレあり感想 気になったポイント ①ちょっと間延びして

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

おはようございます。 暑いですね。ちゃんと夏です。 引きこもりに拍車がかかる季節。 しんどいですねぇ。 学生最後の夏ですから、夏っぽいことしたいですね。 多分しませんけど。 夏なんて『スタンド・バイ・ミー』観てりゃいいんすよ。 あれさえて観りゃ2月だって夏だ。 それはそうと『岸辺露伴』みました? もちろん私は公開日にみてきました。 まじで漫画原作の実写として最高の映画ですね。 原作とは違ってますが、改変と言うより+αの設定を追加したって感じですね。原作からカット

「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の感想(ネタバレあり)

ドラマ版の感想 NHKで毎年年末にドラマをやっていた「岸辺露伴は動かない」の映画版。 原作は荒木飛呂彦の大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の人気キャラ岸辺露伴のスピンオフシリーズになる訳だけど、ドラマからこの岸辺露伴というキャラクター一本でジョジョの世界を実写化するという狙いが素晴らしいと思いながら見ていた。 それまで三池監督版の四部の実写映画化があった。 個人的に役者陣の名演や見せ場の作り方とかも良いし決して出来は悪くなかったと思うけど、長編漫画を実写映画にする事の難

映画感想文「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」バディ泉京香の存在に救われる

高橋一生が、ちょっと苦手だ。 癖ある人物を演じるのが常。もちろん演技力があるからゆえだが、彼が出てくると、次に何を仕出かすのか、どんな裏があるのかと、知らぬ間に緊張を強いられる。 主人公の漫画家岸辺露伴を演じるのは、そんな高橋一生。原作もテレビドラマもみてない。だけど人気に興味をそそられて、映画館へ。 なるほど、と思った。 バデイ的な存在の編集者、泉京香を演じる飯富まりえが一服の清涼剤。かつ、物語にメリハリを生むアイコンとなっているのが印象的。 まず、スタイリッシュ

岸辺露伴ルーヴルへ行く、を見て。

初ノートなのに、作品への愛を語り出します、Ayuです。 昔は出身大学、学部的にも年間で映画何本も見るようにしていました。 脚本や演出、カメラ割り、衣装や照明、音楽の用い方…こうなのかな?と考えるのが楽しい人でした。 好きなジャンルはミステリーかサスペンスだけど、 大学時代はほんわかディズニーや恋愛もの、苦手なジャンル(ホラー寄りとか過激なサスペンス)も、映画好きな知り合いも多い学部だったので 勉強も兼ねて色々見てました。 (ヒッチコックのサイコとかね、見たらお風呂入るの

【ネタバレあり】岸辺露伴 ルーヴルへ行く【感想】

岸辺露伴シリーズはNHKのドラマ化でその存在を知った。だがその時はただ面白そうだなと思ったものの、結局ドラマも見ず、原作を読むこともしなかった。この度その岸辺露伴が映画化すると聞き及び、まずは原作を読んでみることにした。 🕸小説の話🕸昨年ゴールデンカムイと出会い、今でこそ聖地を巡り、ヲタ活をしているが、元々は漫画もアニメもあまり見ない。だが小説はよく読む。特に●●奇譚みたいな話が好きだ。作家で言えば、江戸川乱歩、安部公房、小林泰三、乙一、白井智之、等々。 中でも山白朝子に

【岸辺露伴 ルーヴルへ行く】の拙い感想文

ただ自分用記録 正気かってくらい見入ってしまった。 スケールの大きさはさることながら、超贅沢なルーヴル美術館の使い方してた。 感想溢れるほど出てくる まず聴覚的にも視覚的にも超大満足すぎて、これもっといい映画館で見るべきでは?って感じ。そもそもドラマ版の岸辺露伴自体クオリティが凄かったから期待しすぎるほど期待してたけど想像を超える作品でしたわ。 聴覚的なことでいうとドラマ版岸辺露伴の劇伴がものすごく好きで、荒木飛呂彦の世界観を映像であらわすには音も大事なんだな、と常々思