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学校の校則・ルール 記事まとめ

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学校の校則やルールづくりにまつわるアイデアやレポート、エッセイなどをまとめるnote公式マガジンです。
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2021年11月の記事一覧

とある学校の校則改革にNHKのディレクターが1年かけて参加してみます

東京・渋谷から電車を乗り継ぎ2時間ちょっと。 JR両毛線の無人駅「山前駅」を降りて、さらに車で10分。 民家を抜けると、畑の向こうに青空に映える白い校舎が見えてきた。栃木県立足利清風高等学校だ。 ずらりとならんだママチャリ。 校内に響く、部活に励む生徒たちの声。 なぜか5分ほど進んでいる時計塔。 妙な懐かしさと、“清風”の名のとおり爽やかな空気がただようこの学校で、きょうから“校則見直し”の活動が始まる……私は期待と緊張、いや、ほとんどがワクワクした気持ちで、飛び上がり

中高6年間、校則に従順だった私が思うこと

こんにちは。noteってお題を募集して投稿を活性化させる機能があったんですね。そこで #みらいの校則 について語ってみます。私は中高6年間、私立の女子校に通っておりましたが、校則はめちゃ厳しかったです。スカート丈は膝下、靴下は紺か白でもちろん指定、メインバッグもサブバッグもすべて指定。髪の毛も肩に付いたら結ぶ。ピアスネイルは当然だめ。茶色の髪色の人は、髪色届けを提出する。・・・・ 列挙するだけでこんなに厳しかったか。と思うほど。当時は若干の息苦しさを抱えていましたが、現在の

「やりたいこと」からルールは育つ

今、校則や学校にあるルール見直しの取り組みを全国に広げたり、すでに取り組んでいる学校のサポートをする仕事をしています。 いろいろな学校の取り組みをみていると、さまざまなタイプの生徒がいます。校則やルールに対して課題意識を持って取り組んでいる子もいれば、そういったことにあまり関心を持っていない子もいます。 さて自分はこれまでどんなふうに学校のルールと向き合ってきたっけな、といろいろ思い出したので綴っていきます。 「静かにしよう、みんな!」が言えていた小学生の頃小学生の頃は

生徒たちの力で校則は変えられる!?

私は栃木県足利清風高校の2年生です。私の学校は周りが山で囲まれていて、自然が豊かな学校です。 1年前、私は憧れだった高校生となり、期待に胸を膨らませてこの学校の入学式を迎えました。 そこで、ある衝撃的な言葉を受けました。 「皆さんは自分の意思で清風高校に入学をしました。清風高校の校則は厳しいかと思いますが、きちんと守ってもらいたいと思います。」 校則についての説明を聞いた時、清風高校の校則は厳しいとは言われていたものの、あまりの厳しさに驚きました。 私は「思ってい

アオハルと夏、社会と校則

皆さんごきげんよう、ぱんだるまです。 最近noteを眺めていて気になったトピックだったので、気軽さだけを頼りに書いてみることにしました。なかなか長くなってしまいましたが、あまり重く考えずに軽ーく読んでみてくださるとうれしいです。 さて、最初に「校則」の2文字を見て頭に浮かんだのは、以前友達と見に行った『ブラック校則』という映画でした。ストーリーをだいぶざっくりとまとめると、高校生の男の子が、偶然出会った同じ学校の女の子に興味を持ち、その子を苦しめている校則を変えるべく友達

ルールメイキングはまじめな子がやるもの?

自己紹介アクセスして頂き、ありがとうございます! 駒場学園高校2年生の私から、あなたへこの記事をお届けします(^^) 【突然ですが、1つ質問をしたいと思います。】 ルールメイカーというプロジェクトについて知ったとき、又はそれに参加している人の話を聞いた時、「よく分かんないけど、どうせ真面目な子がやるものじゃない?」と一瞬でも、思ったことがありますか? …… 【「いや、そんなこと思ったことなかったなあ」というあなたへ】 普段から色々な情報にアンテナを張っている、もしくは沢山のこ

【#未来の校則】校則を拘束にしない。

現在、各学校で校則の見直しの必要性が叫ばれていますが、私が考える一番大事なみらいの校則は、校則を拘束にしない。ということです。 私の基本的な考え方としては、学校をより良い場所にするために、校則は必要なものが多いと思います。 ただ、時代の変化についていけない内容も、少々見られることも事実です。 そして、その内容を「昔からあるものだから」「めんどくさいから」等の理由で、そのままにほっておいてしまうことが、一番の問題だと思います。 私は、校則自体は変更しなくても良いと思います

〇〇らしさ と TPO

息子の学校から、校則見直しの手紙が届いた。 きっかけは、靴下の長さを生徒が学校に確認したことらしい。 結果、長さ、色は校則で指定しないとなった。 手紙は続く。 TPOという言葉の意味と説明が書かれ、 学生らしささから逸脱しない・・・。という一文が載っていた。 自由な学校生活を送るには、自分たち側で自由を制限されないよう、意識することが大事ということも書かれていた。 以前の私は、この手紙に対し何も感じなかった。 学生らしさを考え、靴下を選択し、使用するのは生徒に

卒業おめでとう!私が髪染めるよ!

タイトルは、中学校の卒業式に友達のお母さんがかけてくれた言葉。私が通った高校は制服もなく、規則というものがあまりなかった。確か、記憶にある校則は ・下駄禁止 だったような気がする。その昔、バンカラで鳴らした学校ということもあり、自分で考えて行動しなさいという雰囲気の学校だった。 近隣の学校もそんな学校がいくつかあり、友達が通っていたので家で髪を染め合ったこともあった。どちらも制服もなく、ぼろぼろのジーンズ、スニーカーで毎日自転車をこいで通った。ほぼほぼ大学みたいな感じだった

服装(髪型)とiPadのルールを考えることに決定!! (小津中2年ルールメイカー K)

(RMP)とは?  今年度7月、生徒会会長の力強い呼びかけでスタートした「ルールメイキングプロジェクト」。その中心として活動しているのが、「生徒会+有志メンバー」20人弱の私たちルールメイカーです。私たちは、『生徒の生徒による生徒のための校則』というコンセプトを打ち出し、これまで小津中の校則・ルールについて、考えてきました。全校の意見をどのように集めるか悩んだ結果、9月22日に「全校クラス会議」を実施しました。「全校クラス会議」では、制服、髪型、スマートフォン、自転車通学など