街並みについて
更新が多分に遅れて申し訳ない。大学生活や勉強が忙しい(言い訳)ので、今後は1〜2週間に一回更新するペースになるだろうと考えている。更新としては日曜日になる。楽しみにして下さった皆さんには本当に申し訳ない。
さて、私は街並みというものが好きだ。他にも川や池、森など落ち着く場所も好きで(これを話すと意外と思われる)、読書や思索に耽っている事が人生で一番愉しいのではないかと思わせられる。割合で言うと、人工物より自然の方が好きだが、ビル群や古き良き商店街にも心揺さぶられる事がある。哲学なんてものに心を奪われていなければ、理系なら建築学科(これは嘘くさい)、文系なら芸術系に行っていたのかもしれないと思うくらいには日常の背景に心踊る事が多い。
そこで、特に「街並み」に焦点を当てて、散文的に記述してみようと思う。友人がNoteの記事を書いて、なぜか私よりも早く目次機能や有料記事機能を使いこなしていたため、私も今後使っていこうと思う。
街並みの社会性
街並みとは、そこに住まう共同体によって作られるものだ。田舎ののどかな街では水平線に無限に広がるのではないかという田園風景が広がっていたり、都会では、よく分からないスプレー缶での落書きがされたコンクリートに、夜の空に伸びるように建てられたビル群、住宅街では、住み良い綺麗な路地や住宅の列が規則的に並んでいたりしている。街並みには社会性や共同体の役割が現れており、特にそれは都会で顕著である。私はS玉県から学習院大学文学部哲学科に進学したのだが、東京の街はやはりS玉県とは違う。確実に、日本の首都たる風格を持ち合わせ、「夜になってからが本番だ」と言わん限りに、ビル群は煌々と光に包まれている。(最近は働き方改革などでそうもいかないかもしれないが) S玉県も都会ではあるが、イマイチ活気に欠けている感が否めない。これはステレオタイプが混じっているのかもしれないが、街並みには、社会性が表れているように思える
街並みを好きになったきっかけ
私はそもそも、ブラブラ散歩する事が好きだ。1人で散歩しながら何かを考える時間が幸せだったりする。時折知らない駅に降りてみたり、30分以上Google mapもなしに目的地を探したりするのが好きだ。その延長線で街並みを見る機会が多くなった。現代人(特に私)はスマホを見て、下を見て歩く事が多くなってしまい、目の前の素晴らしい風景を見る機会を逸しているのではないか。
突然の説教で申し訳なくなったので、街並みを好きになったきっかけについて話してみたい。まず中学3年生の修学旅行で、京都に行った事がきっかけである。京都の美しい寺社仏閣、哲学の道、京大iPS細胞研究所(正式名称ではないかもしれない)などを見た(京大iPS細胞研究所は偶然見かけた程度であるが)。そこで、中学3年生の時の私は、京都の街並みにどうしようもなく心が惹かれてしまったのだ。S玉県とは全く違う、時が止まっているような雰囲気に。京都という場所でゆっくりと読書をしたり、思索に耽ってみたい。東京にいる今でも、鴨川で読書と惰眠に耽る自分を想像するくらいには重症である。この時に、京都という場所もそうだが、場所の雰囲気を作り出す街並みにも何となく惹かれる思いを抱いたのであった。
そこから、高校の帰り道などで何となくぼんやりと何かを考えながら歩く事が好きになり、いつしかそのような環境を与えてくれる街並みが好きになった。
好きな街並みとその雰囲気
私は、案外、みんなでいる時や、騒がしい場所でも何となく孤独を感じる事が多い。(ただ、シニシズムにかぶれているだけなのかもしれないが…)なので、騒がしい場所も案外悪くないと思う。
だが、個人としては、なんとなく、都会ではないが、静かな住宅街といった街並み、京都のような落ち着いた雰囲気の街並みが好きだ。とにかく、1人であることを感じられ、じっくり考えたり、読書に勤しんだりできるような街並みが好きだ。場所ではなく、街並みだ。静かな場所はいくらでもあるが、街並みとなるとそうはいかない。場所が静かでも、街並みが喧騒で荒れているようではしのびない。静かな場所と街並みが融合した時、私はそこに住みたいと感じるのだろう。街並みといっても、人工物だけでなく、自然物があるような街並みがいい。東京ではビル群が木のように立っているが、その雰囲気は好きではない。私が通う学習院大学は目白にあり、案外自然があるので、なかなか気に入っている。
おわりに
今回は「街並み」について思うことを散文的に連ねた。途中、場所と街並みが混在したきらいがあり、筆者として私も、自分の中の感覚やそれを表す表現がよくわからなくなった。読者である皆さんはよりそうであったかもしれない。申し訳ない。ただ、胸にあった感覚を散文的に言葉にしただけになってしまったので、いつかしっかりした論をまとめたいと考えている。この記事を読んで楽しんでもらえたら嬉しい。
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