見出し画像

240531日記【甘いもの、お店】


甘いもの

お土産

 職場でお土産が配られた。カナダのメープル型のサンドクッキー。多少こむぎ粘土のような臭さがあったけれど、砂糖に飢えているのでたまらなく美味しかった。砂糖は麻薬だ。

 目の前には、配った後に残った4~5枚が容器ごと置かれている。
 もうひとつ欲しくなる……。今までの私なら迷わず手を伸ばしていた。

 が、みんなで分けるおやつだし、今は食事管理中なのでガマン。
 欲望に打ち勝つのだ。

 結果的に、遠慮少なめの上司とその部下が代わる代わるつまんで、無くなった。良かった。目の前にずっとあると、ついつい目を向けてしまうほど自分は食い意地が張っているからだ。

帰宅後

 金欠なので、甘いものが欲しい時はヨーグルトに砂糖を多めにかけて食べる。それを切らしていると、デーツバー。それも切れたので、登山用に予め買い置きしておいた一本満足バーを食べてしまった。

 あと一本になってしまった。。。
 デーツバーを買い足すべきだがあいにく月末で、食費の目標上限を超えてしまったので、1円も使いたくない。だから一本満足バーを食べた。

 全然欲望に打ち勝ててないのだ。

 それにしても、カナダの砂糖クッキーは格別に脳へ浸透した。

散歩と思い出

BAR

 近所に雰囲気が良く気に入っていたバーがあった。最後に行った日に建物の取り壊しに伴い移転する事を告げられていた。それから数年が経ち、別のダイニングバーの店主との話で、移転先が分かった。
 いつか行こうと思いつつ、さらに一年ほど経っていたので、散歩のついでにお店の場所を見に行くことにした。

 google mapを見ながら歩きまわっていると、見つかった。
 うーーん。建物も店構えも小綺麗になり過ぎてる。ちょっと嫌だった。二階に店舗があり、大きな窓ガラス越しにバーカウンター。

 移転前は、木製の扉が一つ。開けると洞窟のような岩の壁、下り階段の先にある、薄暗いお店だった。

7年くらい前のクリスマス

 初めて行ったのは、7年くらい前のクリスマス。
 仕事がうまくいかず彼氏もいなかった私は、自傷行為的に、ひとりぼっちでクリスマスマーケットへ行った。
 カッチカチパッサパサのプレッツェルをホットワインで喉へ押し込み、ツリーの写真を撮り、やさぐれて、強めのお酒を飲みたいお年頃だった。

 20代半ばの独身女って、バーへ行き背伸びしたくなるものだと思います。

 クリスマスなので、当然カップルも二組ほどいたが、時間が早かったためか、運よくカウンターは空いていた。
 やさぐれ背伸び女の私を、バカにすることなくウィスキーを出してくれた。マスターは優しかった。

 ウイスキーロック三杯、マカロニグラタン(だったと思う。)、ミックスナッツ。

もうない店

 同じように建物の取り壊しの結果、もうない店もある。
 味噌おでんを出してくれた、小さなお店。行くと、クセの強いおっちゃんが人生に迷う私の話し相手になってくれた。

 20代後半の独身女って、正体無くす手前まで飲んで、他人に悩みを聞いてもらいたくなるものだと思います。
 
 あのおっちゃんは一体どこへ行ったのだろうか。知る由もない。

行きたい店

 昨晩見つけた、夜に開いてる小さくてオシャレな喫茶店。早く行きたいな。散歩していると、行ってみたいお店が見つかって楽しい。

 この街は汚くて住むには、うんざりだけど、日が暮れるとやっと良さが出てくる。引っ越す前に手持ちのお店をもう少し増やしておきたいな。

 あのダイニングバーにもまた行かなきゃ。
 節約がんばって、月一くらいは、お店開拓楽しめるといいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?