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【過食嘔吐】死ぬために生きてる

摂食障害という呪いは一生解けないと思う
治す気もないし上手く付き合っていくしかない

私がダイエットを決意したのは14歳の頃、今でも仲良い幼なじみに「太ったね」と言われたのが始まりだった。デブに太ったねと言われることはプライドが海よりも深く山よりも高い私にとっては屈辱以外のなにものでもなくとりあえず158cm48キロからご飯を控えめにして5キロ痩せた。軍隊みたいな厳しさのテニス部だったので最初の5キロはすぐに落ちた。43キロになってさすがに「痩せたでしょ私!」とクラスメイトに言ったら「5キロくらいじゃ分からない」と言われて私の完璧主義に火がついてしまった。昼夜絶食して部活に出て、終わった後に縄跳びをしてお風呂で追焚きをし続けて、水分量まで制限してボクサーみたいな生活をしてたら40キロになった、さすがに体が飢餓状態でつらかったけど見かねた母がご飯を食べないこと禁止令を出してきて停滞期も来た、努力してるのに痩せないのが悔しくて1日20回くらい体重計に乗ってた、100g単位で体重にこだわっていた。
ある日断食してたのにブラックサンダーを1個たべてしまって号泣して吐こうと思ったのが過食嘔吐のはじまりだった。
吐くのはしんどかったけどこれで親に食べろとも言われず、好きなものを食べて痩せることが出来ると思って嬉しかった、ご飯の量が普通の人の1/5から普通の人の3倍、4倍になるのには時間はかからなかった。ゲロを吐くようになってから38キロまで落ちた、見た目の変化としては髪の毛が抜けた。朝起きると枕にごっそり抜けた髪の毛が毎日あるしどんな服でもきついなんてことはありえなかった。内面の変化としてはもっと痩せなきゃという強迫観念と自分がどんなに痩せても太っているような気がするという焦りだけだった

38キロの栄光も長くは続かなかった、飢餓状態の体に過食中にくる異常な眠気でしばらくしたら44キロまでリバウンドした、その時にもう諦めてしまってそこから16歳までは普通にご飯を食って何も気にしていなかった

16の時に2個上の先輩と付き合った。その先輩と仲が良かったチビでガリガリの女が過食嘔吐だった。私にはカミングアウトしないくせに私の彼氏にはつらいつらいと毎日電話をかけてくるその女に腹が立って、私の方が痩せてやろうと毎日吐くようになったけど結局身長165/45±2-3キロのところでず〜っと変わらずただ吐いてる普通体型の人だった、ただの無駄吐きである。

17-18の境目の4ヶ月施設に入れられてそこから10キロ以上太った、強制的に禁煙だったこと(そりゃそうだガキにタバコ吸わせる施設やばい)と3食きっちり食べないといけないこと、運動の機会がないことが原因だった、施設を出られるとなった時には60キロを超えていた、多分ここが人生で1番太っていた時期だと思う。

風俗を初めてから55キロくらいでのうのうと生きていた、摂食障害はほぼ寛解していた。マルチの子とのストレスで食欲不振になって48キロになった。

そこからセフレや周りのオス、お客さんに「痩せてる君が、スタイルがいい君が好き」と言われることが増えた、自分の体型に満足していた。でも写真でみた私はものすごく太っていて醜く見えてまた毎日コンビニで8000円分くらい買い込んで吐くようになった46.6から体重はずっと落ちなかった

今年の4月に彼氏ができた。

その人は同棲しながらも吐くことを許してくれる優しい彼氏だった、その人と一緒にいる時は体重なんだかんだ±0.5キロくらい気にしなくていいやと思えてたけど、ある時彼氏の元カノを知ってしまった、痩せてたし可愛いし、きっといい人なんだろうなと思うと私に勝てるのはその人より痩せることしかない、それしか考えられなくなった

それでも体重は変わらなくて、泣きながら濯いで吐いて、元カノをケータイの待ち受けにして45.0まで落とした、それでもまだ足りないと思ってしまうのはきっと体重しか縋ることがなくてほかのことで自分に自信が無いからだと思うけど。

別に直す気もないしなおしたいとも思わない、だってみんな病んでるデブには冷たいし、結局整形してみんな優しくなったし体型変わってみんな優しくなったもん

時々摂食障害を呪い殺したくなるけど

数えきれない感謝もあるし私は過食嘔吐という呪いを心から愛しているし過食嘔吐に依存している。


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