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猿☆人間
2019年12月31日 08:40
雪にはなれなかった夜更けの雨の中然り気なくもう一回.ずっと雨は強くアスファルトを叩いている際限なく加減なく.涙一つ見せぬように答え合わせはしない.じっとしていられない不安だけが募ってゆく最低なイメージを..もう聴こえない優しい寝息空へと消え滲む.待ってなどいられない新しい淋しさ最終回の次回予告..僕にはなれなかった最後のボーイフレンド去り際は潔く
2019年12月30日 07:35
雨の音を数えるたまに時計の音が邪魔になる.雨の音を数える急に土砂降りになり諦める.きらきらとした粒夜の方が綺麗かもと傘を選んで歩き出せば久し振りに雨を好きになれた.車のボディに当たって跳ねる鍵盤には出せないような小さなニュアンスばかり気になる.雨の音を数える不意に当時の頃を思い出す..雨の音を数える次に途切れるまでの暇つぶし.雨の音を数える更に勢いが増
2019年12月29日 08:25
あなたで居ることよりもあなたが居ることの方が余っ程大切だと思った今更もう遅くても..煩わしい日毎イメージ通りには進んでくれない.水曜日の雨直らない寝癖.らしさを持つことよりもあなたが居ることの方が余っ程特別だと思った今迄こそ真逆でも..嘆かわしい昨日スヌーズ程度では気づいてくれない.降り止まない雨直らない寝癖.らしさを愛するよりもあなたと居るだ
2019年12月28日 06:51
無理矢理にでも笑ってみたそうすれば楽しくなると何かでやっていたから.いきなりなのに願っていたどうすれば元に戻るかやっぱり知っていたから.自分で作った問題を自分で解いているだけ一夜漬けの成果は意外と脆い.もう考えちゃ駄目だなるようにしかならないのならば自分の出せる一番の答えを素直に正直に試す他ない自分の中に正しさはあっても自分の中に幸せはない見つけないと 気づ
2019年12月27日 07:46
雨上がりの道が乾いてゆくように少しずつ拡がる優しい気持ち.聞き捨てならない声を声のまま呑み込んだお腹を壊しそうだと思いながら.空の気まぐれ僕はいっそのこと猫にでもなって他人ん家の屋根の上で大きな欠伸をしたい口癖も忘れるくらいにだらけた未来で..下ろしたての靴が馴染んでくるように少しずつ加わる淋しい気持ち.想像できない嘘を嘘のまま貼りつけた風紀を乱し
2019年12月26日 10:52
震えが止まらない喜びに似た球体状の膜に覆われたあの時から声も忘れたまま.数えるのをやめたリフレインに重ねる吐息交じりの鼻歌.聴いたことのある懐かしさを見つけた気がして呼吸も待たずに走った名前がつけば安心してしまうからまだ誰も まだ何も知らないうちに伝えたかった好きになるって嬉しいんだこんな気持ちがあったんだ..見た目は変わらない北風に似た強情的な振りに曝
2019年12月25日 06:22
飛び抜けた淋しさなら諦めもついたのにその中途半端な大きさの塊を見て少し考えた.どうにかできそうな夜窓の外に雨がちらちらと.あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、特別な意味に捉えられたくないから言葉ではない言葉を話す馬鹿みたいと嗤われてもその方がいいんだ..行き着いた絶望ならありありと泣けるのにその前途多難な長編の一端へ来て遂に踏み込んだ.何かになれそうな
2019年12月24日 06:26
扉が閉まる音の後で小さく洩れ出た懐かしい言葉.随分久し振りらしくて気のせいでしょうか口許が痒い.聴こえてこなくなっていたのはこちらも喋らなかったから.愛なんて云う輪郭のない物に頼ってしまうのが何より負担の少ない賭けなんて仕方がないね 淋しいね..扉が開く音の前に小さく呟く懐かしい言葉.伝えてみたくなっていたのは一つも残らなかったから.愛なんて云う
2019年12月23日 09:11
涙の匂いがしたから飛んで来たんだ誰かのように慰められないけれど一番近くに居たいんだいいでしょ..長かった電話は日付が変わっても切れることはなかったけれどその割に暗い顔をしていた.どうにか笑ってほしくていつも以上に燥ぐと優しくて悲しい瞳でそっと叱られた.涙の気配がしたから心配なんだ誰かのように抱き寄せられないけれど一番近くに居たいんだいいでしょ..好
2019年12月22日 06:47
手を翳して遮った光の線.夜みたいな静かな怖さが早起きしてきそう.マリオネットを操る様にその指を上げたり下げたり黙り込む世界に君が奏でたソナタ.強くなくていいけれど負けないくらいの気持ちでは居たいと思い始めた判らなくていいけれど捨てないつもりの別れなら痛みも我慢してきた..奇を衒って匿った鏡の裏.朝みたいな確かな怠さが夜更かししてきそう.カス
2019年12月21日 07:30
それは口の中のチョコレート.どうしてもなくなってしまう.忘れてしまう前にもう一粒そんな繰り返し.甘くて大好きとそう思うのか口寂しいとまた嘆くのかほんのそんなことで後味が違うなんて勿体ない..それは雨の夜のアスファルト.境目がなくなってしまう.隠れてしまう前にもう一度そんな負け惜しみ.綺麗で儚いとそう笑うのか待ち遠しいとまた笑うのか
2019年12月20日 07:52
君が両手でぎゅっとマイクを握りながらForget-me-not を歌う姿がファイティングポーズのようで思わず身構えてしまった.夜は深ければ深いほどその純度に磨きがかかり遠くの星まで見えてきそう.初めて僕は君が怖くて今にでも泣きそうでだからその歌に感動した風に少し涙を流して見せてはいつもより大袈裟に拍手をした.あの時僕が必死に守っていたものが目の前からそっと今離れて