【メンタルヘルス】メンタル回復期にスキルアップしようとして失敗した実例。(ちょっぴり成功例も)
僕はこの10年間、職場でのメンタル面での不調を抱え、休職と復職を数回繰り返してしまいました。
特に1回目の休職は、2年を超える長い時間が掛かるものとなりました。
その1回目の休職の回復期、
つまり、そろそろ「復職」という時期に、
「もう二度とメンタル休職なんかしないぞ!」
「ついでにスキルアップだ!」
と意気込み、勉強や資格取得に複数取り組んだことがあります。
その「失敗例」と「成功例」。僕の実例をご紹介します。
1.【失敗】したスキルアップ=国家資格を取ろうとする。
僕はメンタル回復期に、国家資格である「社会保険労務士」に取り掛かったことがあります。
当時、公的な機関に勤務していたこともあり、仕事に役立つのでは?と思ったのです。
つまりは、外側から見た、いわば「外発的な評価」を良くしようと思ったことがきっかけです。
・職場から評価が高まるだろう
・世間から評価が高まるだろう
・定年後も資格で食っていけるのでは?という資格への甘い依存心
こんな動機です。
裏を返せば、「本心からやりたいこと」ではなかったんです。
結果どうなったか。
僕は、社会保険労務士の資格学校に入校しました。
20万円を超える投資でした。
でも、いざ学習が始まると。
本当にやりたい勉強ではないですから、社会保険に関する知識なんて頭に入らない。
講師の言葉が頭に入ってこない。
あまりに苦しくて、なんのための「メンタル休職」をしているのか分からなくなる。
たまたまですが、
資格学校入校の初期に、学校側とトラブルが発生しました。
教材費や授業料を納めたあと、いつまで経っても、学校側からテキストが渡されないというトラブルです。
(このトラブルについては、のちに僕へ授業料全額返金となる事件に発展したので、別な機会に記事を書きたいと思います。)
「よそから見た評価、外発的な動機で動いてはいけない。」
これは天からのメッセージだったのかもしれません。
社会保険労務士の挑戦については、初期に挫折し、退学となりました。
2.【成功】脳天から“ワクワク”が湧き上がった=運転免許全種目取得
社会保険労務士へのチャレンジは、学校側とのトラブルにも発展。
僕になんの落ち度もないことは証明されたものの、さすがに「がっくり」しました。
おれなんて、メンタル休職すら、満足に過ごすことができないのか…
そんななか、ふと思い浮かんだことがありました。
それは・・・「自動車運転免許 全種目取得」
メンタルクリニックの主治医にも相談したら、「ワクワクするならぜひやってみなさい」と勧められました。
当時の職場の所属長にも了承を得て、実家近くの公認自動車学校に入校。
公安委員会の免許センターでの一発試験ではないので、お金はかかりました。
でも、何度も何度も死にたいと思うくらい苦しい日々を送ってきたのだから、自分の「好き」や「ワクワク」を解放してしまえ!と思い、思い切って投資することにしました。
大型二種免許(バス)、けん引免許(トレーラー)、大型特殊免許(ホイールローダーなど)、それに大型バイク(750CCの教習車)…
公認の自動車学校で取得できる運転免許は、すべて取得しました。
特にバスの教習は、本当に本当に楽しかった。。。
教習所敷地内の様々なテクニック習得はかなり苦労しましたが、路上教習は夢のバス運転士が実現した瞬間。
子どもの頃は、バス運転士がやりたい夢のひとつだったんです。
バスの実務はものすごく大変だろうけど、将来バス業界に入ることも選択の一つとすることができました。
3.「本当にやりたいこと」はなに?自分の本心と向き合う大切さ
メンタル回復期であれ、ふだんのときであれ、「スキルアップ」において大切なこと。
それは、世間や周囲や職場からの「外発的」な評価に着目することではない。
自分の心から湧き上がるような、いわば「内発的」な「本当にやりたいこと」に着目することです。
「借り物の動機」で、自分の情熱を動かすなということです。
結局は「好きなこと」「本心からやりたいこと」が、自分に生きる力を与えてくれました。
メンタル休職って、本当に苦しい試練です。
だからこそ、本心から情熱が湧き上がるような、本当の自分の人生を生きるための「人生再起動」のチャンスとしませんか?
少しでも参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
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