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安心して食べられる乳製品を、自分たちの手でつくる「私たちのチーズづくり」

こんにちは。ノースプレインファームの広報を担当している松本です。

先日、3年ぶりに会った姪っ子が私の似顔絵を描いてくれました!嬉しい。

ノースプレインファームのある、北海道おこっぺ町もすっかり秋になりました。そして、もう冬タイヤに変えないと、という時期でもあります。

このぐらいの時期にタイヤを変えておかないと、峠でまさかの雪に遭遇し「走るなキケン状態」になります。そう…オホーツクの冬はすぐそこまで来ています。

牧場の空の「すじ雲」空気が澄んでいる秋に見られる雲です

さて本日は、9月のこちらの記事↓でもご紹介しました、札幌のカンティーヌ・セルさんの絶品リゾットでも使用していただいている、ノースプレインファームの「チーズ」についてご紹介したいと思います。


ノースプレインファームのチーズの原料は?

まずは簡単に、私たちの作るチーズの原料をご紹介します。チーズづくりといえば、原料である生乳が必要です。

私たちのチーズの原料である生乳は、ミルクプラント(乳製品工場)から徒歩1分もかからない同じ敷地内にある牧場で搾られた生乳から作られています。

放牧地からミルクプラントが見えるモー

私たちが作るチーズは、季節のミルクの風味をそのままいかすため、牛の健康を何よりも大切にしています。

牛たちが過ごす牧場では、化学肥料や農薬は使用せず、牛の排泄物を肥料として畑に戻す、土作りからはじめる循環型の風土を生かした牧草を育てています。

おいしいチーズづくりには、おいしいミルクが必要です。

おいしいミルクは牛たちが食べているものから作られます。そして牛は生き物ですので、飼料、気候、活動量などさまざまな要因によって、搾られるミルクにも風味の違いが生じます。

不思議と同じ方向を向いて、牧草を食べていることが多いです

私たちはこの、味の変化をミルクの個性ととらえ、それらを生かしたチーズづくりをしたいと考え、チーズづくりに取り組んでいます。

ノースプレインファームのチーズづくりについてはこちらの記事もどうぞ↓

ノースプレインファームでは
どんなチーズを作っているの?

ノースプレインファームで、チーズづくりが始まったのは1991年。

始まりは「丸いチーズをつくりたい」ということからでしたが、32年間の間に「大切な原料乳を大事に使い、自分たちが安心して食べられる乳製品を、自分たちの手でつくる。」という想いにかわりました。

作っているチーズの種類は「半硬質チーズ(セミハードタイプ)」のゴーダチーズと「軟質チーズ(フレッシュタイプ)」のモッツァレラです。
モッツァレラは「パスタフィラータタイプ」という分類もありますね。

セミハードタイプから簡単にご紹介します。

おこっぺ有機ゴーダチーズ
熟成期間は3ヶ月~半年ほど。熟成期間を考慮し脂肪分を調整しています。
スタンダードな味わいでありながら、ミルクの旨味と熟成の絶妙なバランス。そのまま食べても、料理に使ってもおいしいオールラウンドなチーズです。

季節の有機セミハードチーズ
熟成期間は1ヶ月~3ヶ月ほど。脂肪分を調整せず全乳で作っているのが特徴です。短めの熟成期間かつ脂肪分を調整せず全乳で作ることにより、クセがほとんどなくその季節のミルクそのものの風味を感じられるチーズです。

おこっぺ有機ハードチーズ
熟成期間は1年以上。おこっぺ有機ゴーダチーズ同様、熟成期間を考慮し脂肪分を調整していますが、より熟成に適した作り方をしています。1年以上の熟成によって生まれた味の深み、コク感があります。

スモークチーズは2種類
北海道中川町のさくらのチップを使用して作る「おこっぺ有機スモークチーズ」と「有機セミハードチーズの桜のチップ燻製」があります。

機械を使わずに手で削ったチップを使用

モッツアレラチーズは何ヶ月もかけて熟成させるゴーダチーズとは異なり、工場に運び込まれた牛乳をその日の内に使ってつくり上げるフレッシュなチーズです。
ミルクの風味たっぷりの、クセがない軟質タイプのチーズで、そのまま食べると、ぷにゅっとした独特の歯ごたえが楽しめます。

モッツアレラチーズはピザにも最高

さらに詳しいチーズの説明については、ぜひこちらの記事をご覧ください↓

チーズを食べる楽しさを
私たちがつくるフレーバーチーズ

ノースプレインファームが作るチーズの中でも隠れた人気商品のフレーバーチーズ。定番のものから、数量限定やお店では買えないものなど。

おそらく私たちの製品と、長くお付き合いされている方も知らないフレーバーチーズもあるかもしれません。

まずは定番のフレーバーチーズからご紹介。

左からバジル、ペッパー、黒ニンニク

左から「有機バジルチーズ」「有機ペッパーチーズ」「熟成黒にんにく入り有機ゴーダチーズ」です。
これらは直営店のミルクホールECサイトでのご購入が可能です。

ちなみに使用しているハーブやスパイスは、オーガニックのバジルやペッパー。熟成黒にんにくは同じオホーツク地域の北見産のものを使用しています。

また、上記とは別に下記のフレーバーチーズもつくるときがあります。
・ジャスミンチーズ
・山椒チーズ
・トリュフチーズ
・ホタテチーズ
・クミンやピンクペッパー…など

山椒チーズは年に数回販売される、知る人ぞ知るチーズです。ECサイトで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

食べた瞬間、山椒の風味が鼻をぬける山椒チーズ

トリュフチーズは冒頭でお話しした、札幌のカンティーヌ・セルさんの「おせち」で食べることができます。

その他のチーズはECサイトで年に1回、限定セットで販売されることがあります。気になる方はECサイトのメルマガ登録をしていただくと、購入できる可能性があるかも。
※人気商品のため販売してすぐに売り切れてしまう幻のチーズたちです。

また、フレーバーチーズ合うのが北海道産のワインです。
左から「森臥 バッカス2021」「多田農園 シャルドネオレンジ2022」「藤野ワイナリー ナカイルージュ2021」。

人気なワインのため、すぐに売り切れてしまうことも

これからの季節、暖かい部屋のなかでゆったり音楽を聴きながら、チーズとワインを楽しむのが何よりもたまりません。飲みすぎ注意ですね。

チーズは長期保存でき、生乳を残さず使いきれる先人の知恵から生まれた食べ物。これからも、牛からいただいた恵みを最後の一滴まで大切に使い、チーズづくりに励みたいと思います。

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