「6月20日」
ちょっと嬉しいことがあった。
ちょっとではない。
この3年間で一番嬉しかったこと。
だから、今日のタイトルは「6月20日」
今日は特別な日だ。
だから、純度100%の本音で綴る。
挫折
嬉しい話の前に、挫折の話。
だけど、飛ばさずに読んでもらいたい。
僕にとって、最大の挫折は
高校時代の最後の年にラグビーで北海道選抜に選ばれなかったことではない。たしかに、地元の仲間との約束を守れなくて悔しかったけれど、最大の挫折はそれではない。
最大の挫折は、体育会ラグビー部で4年間、やり切れなかったことである。
どんなに親しい友人にも話してこなかった。
おそらく、これが初めての告白である。
やらないといけないという思いは強いのに、気持ちが入らない。それは、小学1年生からラグビーをしているのに初めてのことだった。意識で変えられるものではなかった。それくらい、ラグビーに関しては燃え尽きてしまった状態だった。
だけど、辞めるって決断をしたからには、何がなんでも、それに代わる何かを見つけて、結果を残そうと思い続けてきた。それが最低限の責任だと。
だけど、ラグビーに代わる何かはなかなか見つからないし、見つけたとしても結果を残せなかった。
僕はラグビーを離れて2つのことを知った。
ひとつは、自分の視野の狭さ。
もうひとつは、ラグビー以外何もできないことだ。
視野の狭さに気づけたのはよかった。
そのおかげで、いろんな世界をみることができたし、色んな人と関わることができた。そして、他者を知ること、受け入れることが、どれほど大切で、面白いことなのかに気づくことができた。今の環境があるのは、もちろん周りのおかげだけど、僕の視野が狭いままだったらなかったと思う。
だけど、ラグビー以外何もできないことが、とにかく悔しかった。
特に何かを極めている人は、魅力的に映って、僕にとってのそれがラグビーだったと思うと、尚更悔しかった。僕は現在、フリーマガジン制作団体で活動している。その活動でも周りのメンバーに感心する一方で、劣等感を感じることも多々ある。僕からみて、団体のメンバーはみんな個性的で面白くて魅力的。カメラや編集の技術もそうだけど、感性が豊かで、着想力も非凡である。競争ではないけれど、凡人の僕には正直、敵わないと思った。
だけど、今日すごく嬉しいことがあった。
「6月20日」
すごく嬉しいこと。
フリーマガジン制作団体の話。
なんとなんと。
僕が担当した文に感銘を受けて、団体に入ってくれた子がいたのだ。
僕は、前回の号で導入文を担当したんだけど、その文を読んで入りたい!って思ってくれたらしい。
送ってくれたDMを読んだときは、思わず笑ってしまったけど、その後、会話を続けていくうちに感慨深い気持ちになった。ラグビー以外の分野で初めて、結果に近い何かを残せたような気がして。
しかも、DMをくれた子が撮る写真は、綴る文章は、とても魅力的で、後輩とはいえ、密かに尊敬していた。団体のメンバーには尊敬できる人しかいないんだけど、その中でも、一番感性が好きで。
だからこそ、尚更“ありえない”と思った。正直、今でも信じていない。だけど、お世辞でもいいから、受け止めておこうと思った。そっちの方が幸せだから。
それも、武尊vs天心の次の日のこと。
あの試合をリアルタイムで観て、尚更、ラグビーを最後までやり切れなかったことと、何もできない自分に苛立ちを覚えていた。
だけど、今日、少しだけ報われた気がした。
他のどんな言葉よりも嬉しい言葉を
しかも、全く予想していなかった言葉を
この上ないタイミングで送ってくれたことが嬉しかった。
僕は、フリーマガジン制作団体のおかげで豊かな大学生活を送ることができた。進路についても、この団体に入っていなければ、また違うの道を選択していたと思う。そんな素晴らしい団体に入るきっかけを提供できたことが何より嬉しい。
2022年6月は、あり得ないようなことが当たり前のように発生する不思議な月。
その中でも、6月20日は忘れられない一日になりそう。
それにしても、なぜ、今月はこんなに熱いのか。
もちろん、心当たりはある。
これだ。6月3日、モエレ沼公園。
凍えるくらい寒い日におばちゃんにもらった、よつ葉のクローバーのおかげである。
いつまで効力が持つのだろうか。
欲をいえば、6月が終わるまではもってくれー。
史上最高の6月にしたい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!これからも毎日更新して参りますのでよろしくお願いします。スキできびだんご、フォローで鬼ヶ島行きのチケットを配布してます!是非、よろしくお願いします!
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