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「分かる」という言葉を決して言わないようにしている
と20年以上、苦しみ悩む声を電話で聴く
村 明子・東京自殺防止センター理事は
語った
(先日の『ぼくは しんだ じぶんで
しんだ 谷川俊太郎と死の絵本』)。
次元は違うが、
相手に「分かる」と言われた後、
「そういう理解か」と落胆することが
しばしばある。
まして死を考える人の心を
安易に「分かる」とは、
とても言えない。
時折、自らの死について語る
noteに出合うことがある。
何も書けない場合もあるが、
自分の傷と重なる場合は、
そのときのことを簡単に伝えることがある。
それが何かをもたらすか、
もたらさないかは
分からない。
実体験を踏まえて、
死を考えた理由は、
想像はできるかもしれないが、
分からないのだ。
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