見出し画像

人間の思考は光よりも速い。

独自のレタリング技法を駆使して
看板を作る“看板職人”の
上堀内浩平さんが、
最相葉月著
「星新一 一〇〇一話をつくった人」の中の
この言葉を紹介していました
(先日の『ACROSS THE SKY』)。

これ、
星新一さんが子供のころ、
星薬科大学の創立者で星製薬の創業者
でもあった父、
星一から言われた言葉なのです。

「星はどんなに遠くにあっても
そっちに目を向ければ
実物を見ることができる」

父・一は、こんなことを述べつつ
「人間の思考は光よりも速い」と
称えたのですが、
1秒で30万km進む光が一番速いと
知っていた新一少年は、
自慢げに反論したそうです。

そこで一は、さらにこう言って
納得させたのです。

「いま地球のことを考えている。
次に遠い星のことを考える。
これには何らの時間も要しない」。

       *
確かに、考えること、言い換えれば
イマジネーションさえ使えば、
1億年のタイムトラベルだって自由自在。

つまり、

ネガティブな思いをポジティブにすることも、
煮詰まった視点を180度変えてしまうことも、
イマジネーションを使えば可能なんだ瞬時に。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?