死ぬとは即ち生きること。
■最期まで精いっぱい生きる
そう、ある住職に言われたと
倍賞千恵子さんが述懐している
(先日の『日本経済新聞』朝刊)。
82歳になる賠償さんは、
「死ぬとは、死ぬまで
生きることなんだ」と考える。
似た言葉を、よく目にする気もするが、
よくよく意味を考えると、
哲学的迷路に入り込む。
■あなたにとって「死ぬ」と「生きる」は?
死ぬ気で頑張れ、
死なないから。
※「いちばんすきな花」第8話より
死が訪れるときは
予測できないから、
とりあえず生きるしかない。
死ぬとは、死ぬまで
生きること。
※賠償千恵子さん
生きることと死ぬことが
イコールなら、
生きることだけを考えればよい。
死ぬのも
生きるのも
自分なら、
結局は自分を考えることになる。
よく生きることは、
よく死ぬことでもある。
※宇野千代先生
生きることと
同じように、
死も
どう死ぬかを考える。
*
「死ぬ」と「生きる」
について考え、
適当に集めた。
だんだんと
私の思いに近くなって、
最後のフレーズが一番近い。
不幸な一瞬の死を
別にすれば、
死を前にした生は、
既に死の一部になることを
私は、自宅で死にゆく父を
通して知った。
だから、
何かを目指して
生きるように、
何かを目指して
死にたい。
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