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たった99ワードの文章でも、意見を一致させることは難しい。

と、「国際博物館会議」に出席し
“ミュージアムの定義”を議論したとき
片岡真実・森美術館館長は肌で感じた
(先日の『日本経済新聞』朝刊)。

だからこそ「自分と違う文化や社会背景をもつ人々の意見を
どうまとめるか」が、
リーダーの役目と語る。

“リーダー”が中国になる恐ろしさ

私がこの記事から感じたのは、
これからの国際会議は、もしかしたら
中国主導で結論づけられる時代が来るかもしれない、
という危惧だ。
それほど世界は、中国の傍若無人な言動を容認している。

現在の世界の混乱が中国にあったかどうかの調査にも及び腰で、
香港市民の人権を奪う卑劣な行為も「内政干渉だ」という
中国報道官の言葉がそのまま罷り通る。
中国の遥か彼方の南シナ海スプラトリー諸島海域を
勝手に埋め立てて陸地にしてしまう行為も既成事実化しそうだ。

中国が狙うのは、経済を餌に世界各国の意見を
自国有利の意見で一致させること、

そう言っても過言ではない状況が目の前に迫る。


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