見出し画像

便利な恋人がいればいい?~SATCからの学び~

便利な恋人とは、自分の都合の良い恋人。会いたいときに会って、寂しい・・・と言えば、ササッと駆けつけてくれる。自分が忙しい時、相手は少し煩わしい存在になる。
いつでも会える、いつでも別れられる便利な存在とでも言えばよいのだろうか。

『都合のいい女』、『アッシー君』などなど・・・その時代時代で男女のパワーバランスがうかがえる。
その年の流行りの曲の歌詞をみると、今の女性の状態、男性の状態が垣間見られる。
ひと昔前は女性が耐えて忍んで待って、男性にすがる歌が共感を呼び・・・
”俺はここを離れて行くけど、おまえのことは忘れはしない・・・幸せになれよ”とダンディズムを醸しだした歌詞に多くの人はムネキュン(古っ)したのだ。
今では私は私!あなたはあなた。私はあなたとこうなっていきたい!自立し、力強く前に進んでいこう!となんとも頼もしい感じがうかがえる一方、
”夢ならばどれほどよかったでしょう、未だにあなたのことを夢にみる”の歌詞がなんともロマンティックな男性の表現だ。実はこの曲、好き♡

私の父が聞いたら、”女のくせに生意気言いやがって!”と一喝するであろう。

「歌は世につれ世は歌につれ」であるが、人が歌を作ることに変わりはない。それが男性であるか女性であるか。
私たちは性で分けられるが、実はどちらの性も持ち合わせている。
男性性、女性性。いろいろな方の解釈があるかと思うが、私の中での解釈は
男性性は戦いに挑み、分け与える感じ。女性性は愛でいっぱい♡優しく包み込んで受け取る感じ。
どちらに傾いてもよろしくないのだろう。
女性が男性性を大いに発揮するのは、仕事の場面。これは家事なども含む。
様々なタスクをこなし、本日の課題や日常の課題をこなす。専業主婦であっても、兼業主婦であっても日々の仕事に追われる。仕事帰りに、ジムでひと汗流す女性も増えてきた。ジムには健康のため、痩せたいなどなど・・・色んな目的をもっているのだろう。
普段、インストラクターとして働いている私が思うことは「今の女性は強い!仕事で戦い、ジムでも自分との戦いに挑んでいる」だ。
完全にオス化してしまっているのではないか?という方も何人かいらっしゃった。スタジオプログラムに参加しているうちに、スタジオのドン!そう!リーダーになってしまう。それに伴う縄張り争いまで勃発するのだから、
きっと鉄のパンツも履いていらっしゃることだろう。
知人から聞いた話だが、そこのジムにはサウナと大浴場が完備されているらしく、新入りの彼女は恐る恐るサウナの扉を開けると・・・下段には新入り、中段にはそこそこ(会社では中間管理職だろう)、そして上段にはタオルでどこも隠していない素っ裸の重役たちがインストラクターの品評会をしていたというのだから、それはそれは恐ろしい。
ここまで赤裸々に綴っておいて、こんなことを言うのもなんですが・・・
全てのジムにこのようなヒエラルキーが存在はしていないので、これから入会を考えている方!ご安心を。
彼女はジム入会初日で退会したのは言うまでもない。
ジムのサウナのヒエラルキーは、温めた身体も凍てつくほどの破壊力だったに違いない。カースト制度に発展しないことを心から願う。


男性が女性性を発揮するのは、「共感」する時ではないだろうか?私は男性になったことがないので、身近な男性たちからの考察でしかないが。
女性は共感に敏感だ。そう・・・ただ、聞いて。ただ、頷いてほしい。男性の皆さんには是非!覚えておいて頂きたい。
ここでの禁句は「いや、それは君が悪い」、「このやり方のほうがいい!」、「こうしなきゃダメだよ!」などなど。
女性は男性に相談した時点で、アドバイスが欲しいわけではないことが大半だ。もちろん、相談の背景で事の進め具合は違えども、最初にお願いだから・・・最初に「共感」をして頂きたい。
これがあるのと無いのとでは、大違い。かっぱ巻きのキュウリ抜き、納豆巻きの納豆抜き・・・なんともお安いネタばかりだけど。メインが抜けてしまえば、ただの酢飯のり巻きである。味気ない・・・。
何とも失礼な話だが、容姿から見てもなんともパッとしないが、女性の噂が絶えない男性もいる。相当の資産家か?ベットの上ではスーパーヒーローなのか? あっ!いた。身近な男性。娘の彼・・・この投稿を娘が見ないことを願って。

娘の彼はお世辞にもイケメン!とは言えない。近所の世話焼きおばさんが独身者のもとにお見合い写真をもって押しかけ、「この人、気持ちはいいのよ~いい子なのよ~」とせっつく感じで皆さんにもご紹介したいくらいだ。
彼に会うたびに ”どんな風に育てたら、こんな気立てのいい子になるんだろう?”と思う。娘も彼はカッコよくはないが(言い切っている娘も私もどうかと思うが)とにかく優しい、最後までちゃんと話を聞いてくれるところに安らぎを覚えるらしい。彼女も普段は学生で、レポートやら課題やら実習で戦っている戦士予備軍・・・どうかサウナでのボス猿にはなりませんように。
ホッと一息つきたい。その時、彼は娘のセーフティーゾーンとなる。
男女ともに付き合い当初は『あばたもえくぼ』。『習うより慣れよ』ではじめた恋のレッスンも慣れすぎた頃の倦怠期に突入、それを繰り返し・・・恋愛も諸行無常。
娘と彼の間にも倦怠期があったようだ。だが、完全に娘がノックアウトされた。娘は彼に日ごろ思っていたこと、感じていた不満を隠さずに話したらしい。普通ならばここで喧嘩になるのだろうが、彼は全てを黙って聞き受け入れたのだというから驚きだ。なかなかの男子だ。
あとから聞いた話だが、娘と付き合う前、彼女が居なかったことはなかったらしい。13歳からずっと彼女がいるとな・・・。
彼の母親は小さい頃から「女性やお年寄り、体の不自由な人、小さい子には優しくするんだよ!」とずっと言われてきたそうで、女性への接し方は小さい頃からの ”当たり前” から来ているのだろう。これを聞いて自分の子育てが心配になったが、諸行無常どころか私の人生の ”あぁ無常”アン・ルイスもびっくりだ。♪見かけより尽くすタイプね・・・♪そうね、ノリコは尽くすのよ(笑)
彼のお付き合いをしてきた女性たちとのお別れの原因も興味深いところだ。
原因は彼女側にあるらしく、浮気をされてしまうらしい・・・
心の中で「やっぱり・・・」と思ってしまった。女心と秋の空は移ろいやすいものだが、あまりにも受け入れられてしまうと女はそこを安住の地とし、新たな狩りに出かけるのではないだろうか?
散々「共感」を訴えてきた私だが、飴と鞭もここで付け加えさせて頂こう。
物足りなさも補いつつ、受け入れてほしい・・・なんとも厄介な生き物だと
諦めずにいて頂きたい。
女性はとてもメルヘンチックでロマンティックな生き物なのだ。わがままなくらいがちょうどいい、ミステリアスがたまらない!なんて思ってくださったのならば、私から田舎の女性会を代表して(未加入ではあるが) ”はなまる”をお送りしたい。

便利な恋人がいればいい?
男女の恋愛は自分のセーフティーゾーン探しではないだろうか?
男性も相手に安らぎを求め、女性も同じく安らぎを求める。女性の社会進出前は男性にとって”安らぎの買い手市場”だったが、こうも女性の進出が著しくなると市場は縮小。女性も安らぎの場を欲しているが、現実問題「仕事」で戦わなくてはならない。
男も女も戦っているもの同志。高速道路を猛スピードで走り続けて、サービスエリアにさえ気が付かない人もいれば、途中のサービスエリアの便利さや快適さに気が付く人もいる。便利ではあるけど、居心地の良さに戦意喪失になってしまう時、私たちは便利な恋人を探す。
自分に都合の良い相手というのは、安らげるか?否か? 容姿、年齢、年収、性格・・・そんな縛りを超えた、自分だけのセーフティーゾーン。
戦う者同志が恋人同士になることで、私たちはバランスを保っているのかもしれない。

次回、浮気の定義とは?をお届け致します。

必要な方に届きますように・・・愛と感謝をこめて♡

ノリーブラッドショー






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?